あんつぁんの風の吹くまま

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カテゴリ:政治・経済( 628 )

五十五点の採点は甘いか辛いか

 小泉内閣も今日で終わりです。小泉さんは汚いお金にまつわるスキャンダルが全く聞かれませんでした。また米国政権に不満を言わせる事をしなかった、それが長期政権を維持出来た大きな理由だと思います。長期政権と云うけれど五年とちょっとですから改革を完成させるには短過ぎると思いますが、指導者としての重圧に良く耐えて頑張った事は多いに評価して良いと思います。

 政治は結果が全ての世界ではないと思いますが、何を成し遂げたかと考えれば、やはり自民党をぶっ壊し古い政治体質に新風を吹き込んだ事ではないでしょうか。もう一つは外交を官僚任せにしなかった事を挙げたいと思います。その他はとても評価出来るものは有りません。特に現代の治安維持法と云ってもよいような個人情報保護法を制定したことには情けないの一言です。

 という事で私の評価は百点満点の五十五点と云うところでしょうか。五十一点にしようかとも思ったのですが、指導者としては運の強さも重要な要素ですので、それを持ち合わせていた事で甘くなりました。
by antsuan | 2006-09-26 13:16 | 政治・経済 | Trackback | Comments(12)

不良債権とは何だったのか 日銀の責任

 小泉政権の経済閣僚の柱として持て囃された竹中平蔵総務大臣が、小泉内閣終了と同時に参議院議員も辞職する事を表明した。彼に対する評価はこれからいろいろなところで論議されるだろうけれども、個人的に云わせてもらえば、民間人のくせに権力を笠に着た強引な手法は、見ていて不愉快と云うか嫌悪感を抱いた。

 国は不良債権が減らない責任を民間銀行の所為にしたが、ここに不正がある。そもそもバブルを作った原因は、プラザ合意に基づき内需拡大のために、日銀が国内の銀行に対して不良債権が発生するほどの貸付をするように強引に指示を出した事によるものなのだ。従ってバブルが弾け、大量の不良債権が発生した責任は、銀行ではなく無理な貸付を指示した日銀にある。

 また、不良債券処理の一番簡単な方法は、銀行で焦げ付いた債券を日銀が買い取れば良い。それを小出しにやったのが、不良債券処理に失敗しデフレが長引いた原因である。おまけに、政府や大蔵省に積極的に協力していう事を聞いていた銀行や証券会社などを手の平を返すように真っ先に潰した。それが許せない。

 其処までやるんだったら、不良債権がどれほどあるのか未だにはっきりさせていない公的金融機関を潰す方が先だろう。これは公的金融機関に貸し剥がしにあった者の恨み節なのだ。
by antsuan | 2006-09-17 00:10 | 政治・経済 | Trackback | Comments(4)

次の内閣って本気なの

 自民党の総裁選挙の話題は盛り上がってきているのに、対抗する民主党の代表選はどうなっているのでしょう。無投票で小沢さんがなるとしたら古い政党のままと云うイメージがしっかり定着してしまうでしょうね。

 実は、民主党に石にかじりついてもやってもらいたい事が二つほどあるのです。一つは憲法改正です。これは策士である小沢一郎が安倍ちゃんと大連立を組めば即実現可能なので、請うご期待です。

 次に「絶対税金を上げない事」を約束してもらいたかったのですが、どうやら、こちらは消費税を福祉目的税にした増税を公約に入れてしまっています。

 PHPなどの民間シンクタンクが無税国家のシナリオをきちっと描いているのに酷いものです。これでは特別会計の不正を暴いて暗殺された石井紘基代議士の死が報われません。役人は入ってくる金の当てがあれば絶対行財政改革なんてやらないのです。これは土光臨調の経験者が明言しています。

 民主党はヤマト運輸の真似をするべきです。ヤマト運輸は何をやったか?大口の法人客を捨てて市民ひとりひとりを大切にしたのです。法人や団体の票を捨てて、国民一人ひとりの票を掘り起こす努力をしなければ、いずれは社会党と運命を同じくしてしまうでしょう。
by antsuan | 2006-09-11 21:47 | 政治・経済 | Trackback(1) | Comments(2)

水不足は戦争の火種

 夏に逆戻りといった方がぴったりの暑い一日でした。幸いというか今年の夏は水の被害はあっても水不足の被害はありませんでした。

 さて、隣国のチャイナはどうかというと、ますます水不足が深刻になっているようです。その理由は急激な工業化にあるようですが、とにかく農地がなくなり食糧の自給率がどんどん低下して来ていて食料輸入大国になっています。さらに悪い事に、原油が高騰し食料の輸入費用もそれにつれて大幅に上昇しつつあります。

 いまでも農民一揆があちこちで頻繁に起きているといわれておりますが、これでもしチャイナの経済発展に陰りが見えると、たちまちのうちに外貨不足が表面化してきて食料不足が一気に表面化します。

 その時、チャイナの政権がその責任を日本のせいにする事は十分予想される事なのです。日本がチャイナの農産物を買い占めているとか、原油価格を高騰させているのは日本の産業だとか難癖をつけて日本叩きをし、現地の日本の企業を襲ったり、それで弱腰を見せると今度は本当に日本にミサイルを撃ち込む可能性も否定出来ません。

 では日本はどうすればよいか。チャイナの民心をつかむ事です。要するに政府を相手にするのではなく人民を相手にする事なのです。幸いに現地の企業は不当な税金の搾取や商品の横流しなどにあっても、辛抱強く労働者と対話を重ね、暴動が起きるようなことにはなっていません。また、NPOなどのボランティアグループが植林事業など草の根福祉に活躍しています。そのため、報道にみられるような日本に対する悪い国民感情はなく、逆にわざわざ日本に密航しようとするぐらい、よいイメージを持っているのが事実のようです。

 日本の政府は今しっかりとした対チャイナの外交政策を策定し、平和と友好が堅持されるのであれば人道援助の用意のある事も国の内外に表明しておくべきでありましょう。今のチャイナは自分たちの政策の失敗を隠すために、もう一度朝鮮戦争を始めるかも知れません。その時、日本は朝鮮半島に出て行くのか行かないのか。新征韓論についても公に議論しておく事も必要でしょう。

 朝鮮半島は日本のバルカン半島なのです。
by antsuan | 2006-09-10 23:19 | 政治・経済 | Trackback | Comments(8)

信頼を得る事

 ランドマークタワーの展望台が雲に隠れて見えなくなる今にも雨が降りそうな天気の中、みなとみらいパシフィコ横浜で開かれた経営セミナーでクロネコヤマト(ヤマト運輸)元社長の都築幹彦氏の「新規事業の成功と失敗の要因」という講演を聞いて来ました。

 成熟していたかに見えた運輸産業に風穴を明け、宅急便と云う新たなサービス分野を切り開いた成功と、そこまでに行き着くいくつかの失敗についての話しは、許認可でがんじがらめになっている医療産業に身を置くものとして多いに参考になるものばかりでした。

 お客様第一、本当に経営者はそう思っているのでしょうか。そんなことはない、利益が第一なのだけれども、その利益の基になるものがお客様との「信頼関係」なのです。

 ヤマト運輸は、今まで築き上げてきた家電製品関係などの法人客との信頼関係を涙をのんで断ち切り、一人ひとりの個人、各家庭のお客様の信頼を得る必死の努力をした事が、今日一流会社といわれるようになった理由なのです。しかし、そこにいたるまでには、役員会でも法人客を切る事について反対され労働組合でも反対されるような四面楚歌の立場に立たされても揺るぎない決断をし、ジリ貧で後が無い企業経営においても将来を見据えたしっかりした社会展望を怠らなかった、社長と常務の血のにじむ苦労があったのです。

 決断力と将来を見る目、これこそが経営者の一番必要な職務であり能力なのです。

 国の発展についても同じ事がいえましょう。今日の日本の発展は諸外国からの「信頼」を勝ち得た結果なのです。もはや覇権主義、帝国主義の国は国際社会では生きて行けない時代になりました。残念ながら米国はまだそのことに気が付いていないようです。猿谷要氏の「アメリカよ、美しく年をとれ」を読んで、我々日本人はアメリカの歴史を知らな過ぎると思います。

 同盟国日本は、米国に対して国際社会からの信頼がいかに大切かを諭す責務があると思います。というか、米国を説得する事が出来るのは日本しか居ないでしょう。そして、これが出来れば世界平和も夢ではなくなると考えています。このような事の出来る日本の指導者が一刻も早く誕生する事を祈るのみです。
by antsuan | 2006-09-09 00:01 | 政治・経済 | Trackback | Comments(11)

戦前より酷い日本の民主主義


 田辺聖子さんや上坂冬子さん、それに私の母の話などを聞いていると、戦前の日本の方がよっぽど自由で民主主義に満ちた社会だったように想像してしまう。今月は自民党の総裁選挙があり、また民主党も代表選挙が予定されている。政党政治は民主主義の象徴に違いないけれども、何か不自然に感じるのだ。

 特に民主党は小沢代表以外に対立候補が出てこない。おかしいと思っていたら、立候補には"国会議員"の二十名以上の推薦が無いとダメなんだそうだ。これって民主主義と云えるのか!!自民党も同じらしいが全くふざけている。党員を愚弄しているとしかいえない。こういう格差がある社会を民主主義国家と云うべきではないだろう。

 政党において国会議員と一般の党員と何処が違うと云うのだ、こんな事で党員が増える訳が無い。代表を選ぶ一票を行使出来る権利なんて、公聴会のように党員の不満の単なるガス抜きでしかない。

 こういう世の中を容認している国民は戦前の社会を悪く言う資格は一つもないと思う。
by antsuan | 2006-09-04 13:41 | 政治・経済 | Trackback | Comments(6)

まあるいお月さま

 バス停に立って空を見上げると、雲の切れ間からまあるいお月さまが顔を覗かせている。仕事の方もようやく一息つく事が出来そうだ。今回の危機は航行中に突風が吹いて帆が破けてしまったヨットのような状態だった。幸いにマストは折れず破けた帆を急いで下ろして、代りの小さな帆を素早く取りつけ事無きを得た。

 自分でも吃驚する程、冷静沈着に動く事が出来た。職員が私を信頼してくれて各々の持ち場をしっかり守ってくれたお陰でもある。有り難い事だ。こういう時にキチッと舵取りが出来なかったら経営者の資格がない。ブログにうつつを抜かしていたからだと後ろ指を指されていたところだろう。

 日本も北朝鮮のミサイル危機を見事に乗り切った。外交と云う言葉でやる戦争に初めて勝利したのだ。驚いた事に、日本は国連に加盟して五十年以上も経つのに、今まで一度も自ら安保理決議案を提出した事がなかったらしい。今回の対北朝鮮制裁決議案が初のケースだと云う。今までいかに自主外交をして来なかったと云う証拠だろう。

 役人から外交を取り上げたからこそ出来た小泉さんの功績である。思えば、戦前も戦後も日本がおかしくなった原因は、外交と云う政治問題を外務省の官僚に任せてしまった事にある。しかも今回は米国に主導権を委ねるのではなく、日本政府がこの決議案を頑なに押し続けた事にある。米国が前に出て来なかったことで北朝鮮のもくろみは完全に崩れ、チャイナもロシアも拒否権発動の裏取引が出来ず賛成せざるを得なかったのだ。

 戦後六十年経ってようやく言葉での戦争に勝利したのだ。しかしこれで靖国神社が本能寺になる危険性は非常に高くなったように思える。
by antsuan | 2006-08-09 23:55 | 政治・経済 | Trackback | Comments(6)

国民(市民)代表訴訟は可能か

 ライブドアの粉飾決算で株主に損害を与えたとして株主代表訴訟がなされ、場合によっては監査法人までその責任が嫁せられるような商法ではなく会社法に、この度法律が改正されている事をご存知だろうか。そこまで厳しくなったのはやはり、取締役などの経営者だけでなく監督責任者までもが馴れ合いになって不祥事を起こす事があるからであろう。

 知らなかったが、この代表訴訟は日本においては昭和二十五年に既に商法に規定されているものらしい。そして商法の規定から会社法の規定に改正されるにあたって、企業統治(コーポレートガバナンス)とか、法令遵守経営(コンプライアンス)などをうるさく論議されるようになってきた訳だ。

 しかし考えてみれば、企業統治とか法令遵守経営とかは官制法人にも当てはまるはずだ。国立であろうと公立であろうと財団であろうと、法人であれば会社法が適用されてしかるべきだ。

 そしてそれらの法人の出資者は明らかに国民(市民)である。ならば国公立法人に天下って随意契約やいい加減な発注をしてその法人に損害を与えた理事長なり役員には、国民(市民)代表訴訟を起こして損害賠償請求を起こす事も可能ではないかと考えるがいかがなものであろう。
by antsuan | 2006-07-31 16:49 | 政治・経済 | Trackback | Comments(8)

資格の更新制度を考える

 最近、いろいろな国家資格に更新制度を導入する事ついて論議を呼んでいます。医師免許、一級建築士免許などです。けっこうな事だと思いますが、まずは最初に公務員資格の更新制度を設けてからにしてもらいましょうか。現在の許認可権を振りかざすやり方は法治国家には相応しくありませんから。

 一つは何をするにも免許が必要な今の制度に疑問を感じるのですが、それも以前にも述べた官尊民卑の現れだと思うのです。堺屋太一氏なども提唱していますが、それを改めるためには公務員の任期を定めて更新制度を導入するのがけっこう効果的だと思うのです。今はどうだか分かりませんが、自衛隊員の兵士は任期がありました。下士官にも任期があったと思います。裁判官にも任期の更新制度があります。ならば当然公務員にも任期があってしかるべきです。それによって文民統制の効力を高める事が出来るのではないでしょうか。
by antsuan | 2006-07-25 10:16 | 政治・経済 | Trackback(1) | Comments(5)

「民尊官卑」を声高に!!

 自民党の総裁選挙が面白くなってきたと思ったら、福田さんが立候補を辞退するとの発表があって、安倍さんの独走が濃厚になってきてしまった。小泉劇場最終幕のどんでん返しは無いのだろうか。だが、敵が動くとしたらこれからだと思うのだ。安倍氏は脇が甘いと言われているので油断すると足下をすくわれる可能性は残っている。

 しかし福田さんは立派ですねぇー。天皇を政治的に利用する事の問題を身をもって防いだのですから。

            *   *   *

 「かんそんみんぴ」と打ち込むと「官尊民卑」ときちっと変換してくれるのに「みんそんかんぴ」と打ち込んでも「民尊官卑」とは変換されない。この私のワープロソフトと同じく、政治の世界においても民主主義を声高に叫んでいる割りには全くといって好いほど我が国では官尊民卑を改めようとしないのは何故なのだろう。

 特に残念なのは「民主党」という党の名前に民主という文字を掲げている政党が、官公労などの公務員の顔をちらちらと見て行動している事だ。私は民主的自由主義社会の日本において、商店や農業漁業経営者などの個人事業主よりもサラリーマン労働者の方が優遇される労働基本法に疑問を感じている。民主とはサラリーマン労働者の事を指すのであったら、英国の政党のように労働党と称すれば良いし、現実には共産主義、社会主義そのものであって、仮面を被っているのと同じだと思う。

 その点、自民党は先の総選挙において民尊官卑的指向をはっきりさせた。特に外交面においては官僚主導をきっぱりと拒否し、国民から選ばれた総理大臣の自らの意思を明確に打ち出す行動を取った。これこそが民主主義であり、民主党は完全にお株を奪われたのである。そのことを認めようとしない小沢さんは民主党代表には相応しくないと思っている。

 民主党は「民尊官卑」を声高に叫ぶべきなのだ。
by antsuan | 2006-07-22 12:21 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)