あんつぁんの風の吹くまま

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2018年 04月 03日 ( 1 )

田中角栄は天才だったか? ロッキード事件の真相


 田中角栄はもう40年以上前の政治家なので若い日本人は全く知らないといっていいはずである。

 そういう、事件の真実を知っている人たちが第一線を退く頃になると必ずといって好いほど事件を捏造し、あたかもそれが真相であるかのように広めようとする悪巧みを働く連中が出てくる。もちろん、その反対に真相が暴露されることもあるけれども、往々にして悪巧みを働かせる連中が歴史を作っていくので、気を付けなければいけない。

 田中角栄は節操もないほど露骨に利権を貪る政治家だった。それまでの戦後の政治家も利権を貪っていたが田中角栄ほど露骨ではなかった。

 というより、それまでの政治家は米国の提灯持ちをしっかりやっていたが、田中角栄はその提灯持ちを止めてしまったので、ニクソンから恨まれたのである。

 ロッキード事件の真相は、ニクソン大統領とロッキード社とがズブズブの関係だったのが暴露された米国本国のスキャンダルだった。それをニクソンは日本の総理大臣とロッキード社がズブズブの関係であったかのように真相をはぐらかしたのである。

 当時の米国はベトナム戦争の泥沼に嵌まって過去の戦勝国の栄光が崩れ落ちる寸前だった。逆に敗戦国の日本は朝鮮戦争特需で息を吹き返し、さらにベトナム戦争の特需で、まさに世界経済を引っ張る一流国になったのである。

 弱り目のニクソン大統領の怒りが爆発するのは当然のことだったといえよう。

 そういう米国大統領の窮地を理解出来なかった田中角栄は、石原慎太郎が本にしたような天才なんかではなく、惨めなピエロだったのである。

 その逆に、小泉純一郎はブッシュ大統領の窮地を理解し、見事な提灯持ちをしてイラク戦争の泥沼にうまく誘い出した。そして政界を引退して堂々と提灯持ちを辞め、米国を路頭に迷わせ没落させたのである。

 従って、天才というのは小泉純一郎のことを云うのであって、田中角栄のような政治家を云うのではない。


           *  *  *

     正義と博愛の満ち溢れる社会を目差して

by antsuan | 2018-04-03 18:34 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)