2009年 03月 08日
洋上追悼式
自然を愛し、海を愛し、ヨットを愛した「ひなの」のオーナーの洋上追悼式に、船で参加してきました。
葉山から千葉の富浦まで、以前の全長八メートルの「しおかぜ」では六時間かかりましたが、今度の「バレリーナ I I (舞姫)」は全長九メートルですので、悠々四時間で行くことが出来ました。 油壷の手前でフルセールで富浦に向かって行くのを見付けた、一緒に参加する予定の「第一花丸」ですが、あっという間に引き離され見えなくなって、先に港で「ひなの」と岸壁に並んで待っていました。 まもなく、その港から「ひなの」と「第一花丸」が出て来て、いよいよ式は始まりました。時折雨がパラつく風の強い天気でしたが、「ひなの」にとっては大したことのない風です。そうです、この雨は涙雨なのです。 別れはやはり寂しい。しかし、海を知っている者の別れは潔が良いのです。洋上で献杯し、花を投げ、汽笛を鳴らしてお別れをしました。 式は無事終了し、港に戻る「ひなの」に別れを告げて、再び東京湾を横断し、向かい風になった冷たい北風のしぶきを浴びながら戻ってきました。まるで、海の洗礼を受けたようです。
by antsuan
| 2009-03-08 20:17
| 自然・ブルーウォーター・競技
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Comments(4)
「ひなの」のオーナーに心から哀悼の意を表します、別れは淋しいけどあの世で見守もっててくれるかもしれませんね。
鐙摺でも去年は4人の仲間が逝きました。
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antsuan at 2009-03-10 07:04
・eWINDさん、本当に寂しいです。でも海に出た時に、先に逝った方々と会えるような気がします。
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つーせ
at 2009-03-10 18:56
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antsuan at 2009-03-11 13:22
・つーせさん、それは残念。もっとも、本人も我慢したことですし、こちらもちっとは我慢しないと怒られますね。(笑)
海に出る時、見守られているかと思うと、心強い気持ちになります。 ご冥福をお祈り申し上げます。 |
平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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