あんつぁんの風の吹くまま

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労働本位制の復権


 世界経済の恐慌が八十年ぶりに起きつつある。これは、戦後社会を支配してきたアメリカの政治経済の崩壊によるものである。歴史的には戦勝国支配の終焉と云っても良い。信用収縮と云う金融資本主義の挫折であり、産業資本主義の修復である。

 コメ本位制度だった我が国は、古来から労働こそがお金であると云う概念が定着している。これが正しかった事の証明であり、マルクスの云う社会が日本だけに存在していたとも云えるのだ。

 これから数年間は経済よりも政治が世界を支配するだろう。となると、第三次世界大戦の狼煙が見えてきてもおかしくない。戦後の戦勝国支配が崩壊した今、誰かが指導力を発揮して、この崩壊しつつある金融資本を再構築しなければならない。なぜなら労働の対価としてのお金がなければ経済は成り立たないからだ。

 いま、わが国民は目覚めなければならない。望むと望まざるに関わらず、経済大国の我が国は、周辺諸国の安定経済のために、お金と知恵と汗水を提供せざるを得ないのだ。日本国民にその覚悟が求められている。世界平和を希求する以上、発展しつつある大東亜経済圏を崩壊させてはならない。武士道を発揮する時が来た。
by antsuan | 2008-10-09 09:06 | 政治・経済 | Trackback | Comments(10)
Commented by yukiwaa at 2008-10-09 16:33
これ以上、他国にお金出すのは疑問。自国の自殺者を減らせ!
Commented by antsuan at 2008-10-09 17:19
・自殺者を減らすには、まず、日本人が誇りを持つ事が必要ではないでしょうか。我が国の国家予算は二百五十兆円以上。まだまだ埋蔵金があるとか云っている余裕があるのです。
確かに本来はその金を国民に還元するべきなのですが、好むと好まざるに関わらず、世界経済を引っ張るリーダーシップを、今、我が国は求められているようです。
Commented by nakanokeiichi at 2008-10-09 19:01
明治維新後 繊維産業からはじまり 鉄鋼 造船  そして家電 自動車 IT はてはアニメと日本が世界をリードしてきた産業  これから世界をリードしてゆく産業は何があるのだろうか?何を造って世界を導いて行くのでしょうか?
Commented by antsuan at 2008-10-09 22:44
・原子力産業、生物化学(バイオ)産業、ロボット産業、未だまだありますが、究極の産業といえば、教学産業でしょうか。
Commented by nakanokeiichi at 2008-10-10 13:08
教学産業     詳しく聞きたいです。
Commented by antsuan at 2008-10-11 10:04
・それじゃー、言って聞かせやしょー。(笑)
寺子屋、私塾、道場、お稽古、専門学校など、日本は人格形成産業が昔からありました。明治時代には魯迅、孫文など、チャイナに革命を起こすような人材が多く輩出されています。周恩来、蒋介石、朴正煕、李登輝、然りです。最期の剣闘士マッカーサーはスペイン文化のフィリピンで騎士道を知り、我が国に来て「武士道」を会得しました。
多神教国家の日本が世界に誇れる産業、それは人間形成産業なのです。

Commented by hisako-baaba at 2008-10-11 14:15
難しい事は分かりませんが、汗まみれで働く仕事を馬鹿にして、マネーゲームにあくせくした挙句、事件に発展した例は多いですね。
農業、漁業、工業、など地道な仕事の復権が望まれます。
Commented by antsuan at 2008-10-11 17:09
・hisako-baabaさん、お金は事業(労働)に投資して利益を得るものという基本を銀行が忘れてしまったようですね。
銀行家の気概を見直して欲しいものです。
Commented by nakanokeiichi at 2008-10-11 20:25
う~ん 人間形成産業で世界から資金を集めて 日本の代表的産業に作り上げる 知恵 が おもいつかないです。
Commented by antsuan at 2008-10-11 21:52
・知恵なんていりません。汗水垂らして働く姿。ただそれだけです。