2008年 07月 26日
夏の日の青い空夏の日の青い空と云うと、人それぞれにいろんな情景を思い浮かべることだろう。高校野球の大会旗はためく甲子園の青い空も、よくテレビで映し出されている。しかし、どういうわけか自分でも不思議なのだが、夏の日の青い空と云うと、あの八月六日の広島の空を想像してしまうのだ。 生まれてもいない、あの日の広島の空を想像すると云うのも実に変な話なのだが、この夏の、いま私が見ている青空は、幾度となく聞かされたあの日の広島の空と同じに違いないと思い込んでしまうくらい青く、簡単に時空を超えてあの時に行ける錯覚に陥ってしまう。 だから、夏の日の青い空は好きではない。青い空だったらヤッパリ秋の空の方がいい。または冬の白銀の青い空の方がいい。これが無意識の心の傷と云うものかも知れない。それも、特定の民族が受け継いだ傷と云っていいのかも知れない。 しかし、この語り継がれる夏の日の青い空こそ、日本民族の血が流れている証でもあり、蒙古斑のように後々の子孫の心に刻み込まれて行くものであって欲しい。そして、何処から来たのと問われた時、でんでん虫さんのように、あの夏の日の青い空のキノコ雲から来たと答えるようになって欲しい。 平和は戦争を無視して語るべきではないと思うから。
by antsuan
| 2008-07-26 16:11
| 身の回り・思い出
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Comments(10)
8月6日 もうすぐですね。被爆国・・・日本。
アメリカの なすがまま? 例の リーダーシップですね。 裕ちゃん・・・なんですね ♪
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antsuan at 2008-07-27 08:04
・mihiさん、金融資本主義のユダヤ人と産業資本主義の日本人を虐殺したのが先の大戦です。いまだに資源略奪主義の人種が世界を支配しているって事でしょうか。
青い空は平和の象徴には思えないのです。
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toqqun at 2008-07-27 11:07
広島ではないんですが、長崎に原爆が落とされる直前の一日をえがいた
「tomorrow」っていう映画があります。 明日、原爆が落とされることを知らない人々がいつもと変わらぬ営みをしている。 最後に原爆を乗せた飛行機が上空にあらわれ、その人たちがいぶかしそうに空を見上げるところで映画は終わります。 わざとモノクロで撮った映像なんだけど、その最後に見上げた空はきっと真っ青だったんだろうな、って思います。 夏の青空にはせつないものがありますね。
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e-mihi0216 at 2008-07-27 13:27
「時空を超えて あの時にゆける 錯覚が・・・」
オイル・マネーで・・・現実が・・・怖い。 オーナーさんの言葉 「現実を踏まえてみる。 平和ボケも 程ほどに」 ですね。 いい ブログに出会えました。しょっぱさに 何時までお付き合い 出来るか 不安ですが・・・。
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mimizu_biki at 2008-07-27 18:39
オヤジは広島県人でって、あんつぁんに今さら言うまでもないですね。
子どもの頃からリアルに聞かされて育ちましたが、そういえば空の話はなかったなぁ。 原爆が落ちたとき、オヤジは三原にいたからかなぁ。。。
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antsuan at 2008-07-28 22:29
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antsuan at 2008-07-28 22:29
・e-mihi0216さん、ある意味、そういう歴史を知っているから、現実が怖いと云うよりも薄っぺらに思えて仕方がありません。
ま、オハギのような甘さがあると云う事で、宜しくお付き合い下さい。(笑)
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antsuan at 2008-07-28 22:30
・mimizu_bikiさん、お父様もある意味、絶望感を切実に味わっていると思います。
星空を見上げる事が出来ても夏の青い空は見上げたくないのです。
こちらの今日の空は 青が少なく 白がベースに近い
入道雲が もくもくと。台風も 中国大陸へかも? あらためて 見上げた夏の空 暑い 暑苦しい でも 悲しい・・・ものが。 秋空が 一番好き。昔は季節が 秋に移るごとに 胸にキューンと 痛みが走った。何を 期待してたのかしら? 最近は そんな 感覚なくなった (;^ ^;) 男のルーズさ・・・オーナーさんは お持ちなのかしら?
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antsuan at 2008-07-29 19:39
・mihiさん、夏は人の心が溶け合う恋の季節でしょう。その溶け合ったものがやっぱり混じり合わなかった秋の空を女心と言うんじゃ・・?
男の我が侭やルーズさを女心は優しく受け入れてくれる。そんなふうにいつも思っています。(汗) |
平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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