あんつぁんの風の吹くまま

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沖縄を忘れてはいませんか

 前に格差社会なんかじゃないと云う話をしましたが、地域格差は間違いなく広がっています。国民の貧富の格差というよりも地域差による貧富の格差が広がっているのが実際のところでしょう。まさにベルサイユ化している東京の中央集権体制の弊害といえます。

 これを改めるには国の体制を新しくするしかありません。しかしながら、我が国は戦後復興を最優先にするために武装放棄をしました。これは自主独立を止めて他国の庇護の下に生きて行くことを宣言したようなものなのです。つまり米国の統治国になったのです。そして戦争中の中央集権体制を活用して富国に邁進し、ついに世界第二の経済大国になりました。

 しかし、米国はいまでも日本を統治国として見なしています。それは米国だけでなく、チャイナも韓国も北朝鮮も日本を米国の属国と見なしていて、我が国とまともな外交をする気はありません。それが日米安保条約の意味なのです。日本は分断国家にはなりませんでしたが基本的に米国の植民地と同じなのです。

 その証拠が沖縄であり横須賀の基地なのです。基地の中では日本の法律が適用されないばかりではありません。基地から出入りする米国人にも日本の法律は適用されないのです。米国政府はその気になればアヘンを密売するどころか、テロリストを送り込むことや細菌兵器をばらまくことも、さらには核爆弾を池袋のサンシャインビルの屋上に置いてくることも出来るのです。

 我が国はこの日米安保条約が有る限り、中央集権体制を改めることが出来ません。つまりはっきり云えば日本国政府は米国の傀儡政権なのです。傀儡政権ですから国民の幸せは二の次になります。国民の多くは日本が平和だと思っているようですがそれは間違いです。沖縄を忘れてはいませんか。横須賀を忘れてはいませんか。よその国の軍隊が進駐している国を平和な国と言ってはなりません。

 分断国家にならなかったのは沖縄の犠牲のお陰なのです。今の我々が享受している平和は沖縄の犠牲のおかげなのです。この地域格差を国民は今一度考えてみるべきでありましょう。
by antsuan | 2007-09-04 21:00 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)