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惨敗の隠れた原因

民主・前原氏、「テロ特措法延長必要」と発言
 民主党の前原誠司・前代表は4日午前の読売テレビの番組で、11月に期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長について「必要だと思う」と述べた。
 小沢代表らが反対方針を示していることについては「(自衛隊派遣に)どういう効果があったか、政府が説明責任を果たしてこなかったから、今までのままなら反対だということになっている。党内で議論する」と述べ、党内論議を進める考えを示した。
 前原氏は「テロとの戦いも重要だ。米国との関係をまずくするのは、まさに政権担当能力が問われる」と強調。「与党も知恵を出してもらいたい」と譲歩を求めた。
(2007年8月4日13時45分 読売新聞)


 ヤッパリ民主党も解っちゃ居ないようだ。国民は内政問題だけでなく、安倍政権の外交政策にも失望したことが、今度の選挙で自民党が惨敗した隠れた原因なのだ。小泉前政権のように、内政の失敗を外交でカバーしていれば、こんな惨めな結果にはならないで済んだだろう。

 北朝鮮に経済制裁を加えた時、国民は安倍政権を熱烈に支持した。しかし、「戦後レジームからの脱却」を唱えたものの、相変わらず米国追随の外交をしているのをみて、六十年安保、七十年安保、ベトナム戦争反対の闘争をしてきた団塊の世代が愛想を尽かしたのだ。

 国民が望んでいる本当の「戦後レジームからの脱却」は、憲法改正でも国連の常任理事国入りでも何でもない、日米安保条約を解消し自主独立国になることである。それが分からない前原前代表は松下政経塾出身であっても、政治家失格の烙印を押していい存在と云えよう。
by antsuan | 2007-08-04 23:33 | 政治・経済 | Trackback | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2007-08-05 09:27
イラクに派兵したことがテロとの戦いにどういう意味があったかを前原君ははっきりいうべきですね。アメリカ=反テロってアメリカがいってるだけ。アメリカこそテロの主役ではないですか。
Commented by antsuan at 2007-08-05 21:54
・戦争を体験し安保闘争を戦ってきた者をそんな言い方で誤魔化せると思っているのが間違い。そのことに気がつかない前原君をまだ大事にしているような民主党に政権担当能力があると国民が思う訳がない。佐平次さん、という事ですね。
Commented by maron415 at 2007-08-05 22:01
菅直人さんも柔軟対応とか言っているみたいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070805-00000029-mai-pol
どうなるのかな?

Commented by antsuan at 2007-08-05 22:43
・菅・前原両元民主党代表の夏休みの宿題は、イラクかアフガニスタンに行って米兵が誰に銃口を向けているか観て来る事でしょうな。
マロンママさん、民主党には外交能力がないから、小泉政権の時に大連立を組んで経験を積むべきだと云ったんですがね。