あんつぁんの風の吹くまま

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若者を墜落させるヤツ

 経済同友会という"日本"の財界団体が、小泉首相に対し靖国参拝の自粛を提言したという報道がありました。チャイナに進出した企業の多くは、自殺した上海領事館員のように、実に様々な強請りやたかり、脅迫などを受けていることは容易に想像出来ます。しかし、金のために企業倫理を捨てるのならばヤクザ以下といえましょう。こういう腐った企業経営者が財界で幅を利かせている限り、ホリエモンのように若者は邪悪の道に染まって行くのです。

 経営者以外でも上に立つ者は当然風当たりが強くなります。ワールドベースボールクラシックに優勝した日本に対して、米国や韓国からの嫌がらせが後を絶ちませんが、イチロー選手もより一層の差別やいじめを受けていることは間違いないでしょう。嫉みは憧れの裏返しの感情といえます。それだけに、あの優勝で得た我が国民の誇りは、お金には替えられない貴重な財産なのです。

 もし、今度のワールドカップでサッカーのイチロー役を中田選手が担ったとしたら日本は優勝するかも知れません。その可能性は大いにあります。そうなったら、かつて日清戦争に勝利して三国干渉を受けたように、ヨーロッパの国からも風当たりが強くなるでしょう。それでも、国民のみんなが満足感を味わえることこそ、お金では変えられない幸福というものだと思うのです。
 
 経済同友会のお偉方は、イチロー選手の爪の垢を煎じて呑み、提言したことを恥じる気持ちを持って欲しいものです。
by antsuan | 2006-05-10 22:52 | 文学・教育・科学・医療 | Trackback | Comments(0)