2006年 03月 18日
純愛の実話に感動した頃
「愛と死を見つめて」というテレビ番組の広告を見て非常に懐かしく思いました。吉永小百合主演で映画化されたこの本がベストセラーになったのはもう四十年も前の事になります。中学二年の秋ごろだったでしょうか、友人の貸してくれたのがこの本だったのです。西部劇や戦争映画にのめり込んでいた自分にどうしてこの本を貸してくれたのか今となっては全く思い出せないのですが、この純愛の実話に感動してしまいました。
まだ新幹線が通っていない頃の物語です。そう去年流行った映画「オールウェイズ三丁目の夕日」の時代とさして変わらないあの時。私がいつも当たり前に見ている富士山を、まだ観たことが無くて、一度は観てみたいと憧れている人がいる事に、新鮮な驚きと発見をした本でもありました。 息子達が丁度この頃の私と同じ年になってしまいましたが、本を読むでも無く勉強するでも無く、くだらないお笑い番組を見てゲームをやっています。もうそろそろ本を読む楽しさを知って欲しいと思うのですが、親が押し付けても無理だろうと諦めています。
by antsuan
| 2006-03-18 10:16
| 身の回り・思い出
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Comments(4)
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namuko06 at 2006-03-19 19:55
antsuanさん、コメントありがとうございました。
さて、今、純愛がブームだそうですが、どんな形にせよ「愛」しているとき人は、幸福です。本を読むことを押しつけるのではなく、ご自身が幸せを感じたことを語ってあげてはいかがでしょうか。反応が「へぇ〜」程度でも、必ず伝わると思いますよ。私も、そうでした。中学の頃、母親から父との出会いや、デート、そのとき見た映画や、一緒に読んだ本の話を聞かされて、とてもドキドキしました。でも愛することはとても素晴らしいと思い、それまで読んでいた推理小説から、様々な愛をテーマにした本に移っていきました。母親にしてみれば恥ずかしい話だったと思いますが、あの時期に聞けたのは、とてもよかったと思っています。 でも、話し出すきっかけは難しいですね。ごめんなさい、よけいなことを語ってしまったみたいですね。
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antsuan at 2006-03-20 09:17
いえいえ、こちらこそ有り難う御座います。私も若い頃、母の片思いの想い出などを聞いた記憶がありますよ。何でこんな親父でなくその人と一緒にならなかったのだと憤慨ながら・・。こどもとは仲良く喧嘩しております。(笑)
私も学生時代は、本を読むのが大嫌いでした。
何故かというと、どんな優れた文学作品でもしょせん作り話じゃん。て感じるヒネクレたガキだったんです。 くだらないモンは最初から意味がないって分かっているから、安心して受け入れられるんですね。 本を読む楽しさを憶えたのは、ストレートなくだらなさじゃ物足りなくなったからでしょうか。 今でもヒネクレてることに変わりはなく、エッセイしか読みませんけど。 いまどきの若いモンはしょーがねーなーっって、読み飛ばして下されば幸いです。
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antsuan at 2006-03-20 23:07
mitsukiさんも私と同様右左あんつぁんなのですね。どうもブログを書く人はへそ曲がりが多いようで。歴史的なことはすごく参考になります。天皇家が朝鮮半島から下ってきた民族であることは間違いない事実でしょう。神道にしても朝鮮から伝わったのではないですか。それら人間も含めてこの気候風土にあったものにしてしまったところが、日本人の始まりと云えるのでしょうか。そんな気がして、こんな歳になってブログの力を借りて本をちょろちょろ読み始めています。
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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