2006年 03月 15日
日本人の心の復興は何時か
年配者の知恵を借りよ。民主党のごたごたを見ていると若さだけではやっぱりダメなんだなと思う。昔は年寄りの意見を絶対聞かなければいけないという縛りがあったけれども、時代の流れが急になってきて、そんな古くさい話は聞けないという風潮が蔓延してしまった。しかし、枯れて幹だけになった、幾多の風雪を生き抜いてきた年寄りの意見を、頭の片隅に入れておいてけっして損はないはずだ。
先人に聞くという風習も何時から廃れてしまったのだろう。多分、米国型民主主義・自由主義が、日本の伝統もふくめて根こそぎなぎ倒してしまったのではないだろうか。戦後六十年を過ぎて、日本人はようやくその理不尽さに気が付き始めた。不幸中の幸いになぎ倒された伝統という木々の根は残っている。そして陰から新しい芽が吹き出てはいるが、まだまだ花を咲かすまでには至っていない。 米内光政元海軍大臣は日本が復興するには二百年かかると言ったそうだ。生活環境は二十年で復興したが、日本の本来の心、大和魂を取り戻すにはひょっとしたら本当にそれぐらいの年月が必要なのかも知れない。
by antsuan
| 2006-03-15 20:50
| 文学・教育・科学・医療
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Comments(2)
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saheizi-inokori at 2006-03-17 10:20
先代林家正蔵の生き方を読んでいてもおっしゃるとおり、もちっと年寄りの話も聞かなければ、と思いますね。自信を持って突っ走るというのが若者の特権でしょうが、それは”志”を持っている場合で。欲望と保身で突っ走られては困ります。
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antsuan at 2006-03-17 19:54
”志”が確かなものかは有識者に聞いても始まらない訳で、その道を極めた者に聞かないとダメなんですよね。
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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