あんつぁんの風の吹くまま

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語るに落ちた有識者

  「皇室典範に関する有識者会議」なるものが、先に役人によって検討されていた非公式の研究を下敷きにした結論ありきの議論であったことが、政府の「皇室典範に関する有識者会議」のメンバーである岩男寿美子・武蔵工大教授の海外向け英文雑誌に寄稿した論文で明らかになった。

 本当にお役人は国民を誤魔化すのがうまい。しかし、まともな人だったら専門家が論議しないで何で有識者が集まって決めるのかおかしいと思うだろう。ほかにも「不適切」な言い方をしているものはたくさんある。占領軍を進駐軍、米国対日要求を日米構造協議などなど。

 それはともかく、今回の皇室典範改正問題も専門家に集まってもらうと自分たちのシナリオと違った結論になることを恐れて、名前だけの通った、役人の言うことを聞く人を集めたに違いない。だからこんなポカをやらかす者が集まるのだ。

 しかも、この岩男有識者は皇族の寛仁親王のご発言まで批判しているらしい。英文で海外向けだったら分からないだろうと思ったのだろうが、まことにご立派な有識者で御座いまするなぁー。

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 このブログも、お陰様で一歳の誕生日を迎えました。
日記も書けない怠け者が、ここまで書き込むことが出来ましたのも、でんでんむし様はじめお立ち寄り下さった皆様の温かいご鞭撻によるものとあらためて感謝申し上げます。これからも毎日と云う訳にはまいりませんが、風の吹くまま思いつくまま書き込むつもりですので、宜しくお付き合い下さい。
by antsuan | 2006-03-12 16:04 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(4)
Commented by mitsuki at 2006-03-13 05:43 x
海外から見た日本の皇室は、
日本が最新のテクノロジーを誇る近代国家に僅か数十年のうちに急成長したと同時に、独自の文化をも維持し続けていることの証明であり、
特に非キリスト教信仰国にとっては羨望の的とされています。
だとしたら、皇室典範改正をめぐる議論は、もはや日本だけの問題ではないのではないのででしょうか。

ブログ開設一周年おめでとうございます。
Commented by knaito57 at 2006-03-13 09:52
多忙も「ものかわ」という投稿に脱帽、精力的な読書にいつも勉強させてもらってます。2年目も変わらぬご健闘を期待しています。
Commented by saheizi-inokori at 2006-03-13 11:47
量的緩和の解除、というのもわからない言葉ですね。国民をごまかすことが役人としての基本体質かも。
一周年おめでとう。私は7月です。今後もよろしくお願いします。
Commented by antsuan at 2006-03-13 15:50
皆様から祝いのお言葉をいただき有り難う御座います。
日本は好むと好まざるとに係わらず世界から注目されているようです。ここはお役人などに頼らず、国民一人ひとりが孤高の信念、つまりそれが大和魂であり、魂とは家族愛、郷土愛、祖国愛、ひいては人類愛であると思うのですが、その信念を持ち続ける努力に期待をしたいと思います。