あんつぁんの風の吹くまま

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3.10と3.11の歴史を風化させてはならない

 3月11日は東北大地震が起きた日です。

 では、3月10日は何が遭った日でしょうか? 忘れてはいけません。10万人の非常に多くの女や子供たちが一夜にして虐殺されたのがこの日なのです。戦前は陸軍記念日でした。ロシア軍を満州の奉天において撃退した日です。ところが、わざわざその日を選んでアメリカ軍は東京を空襲しました。

 わたしはその生き証人にその時の話を聞いたことが在ります。逃げ惑い、トンネルの出口で押しつぶされて身動き出来なくなって居た時に見知らぬ男の人が引っ張り出してくれて逃げられたこと。川に飛び込もうとしたら、焼死体が一杯で飛び込めなかったこと。

 私の母は秋田に疎開していて無事だったのですが実家も焼けてしまい、母の子どもの頃の写真は殆ど残っていませんでした。

 防災って、いったい何でしょうか。予想外のことに備えるのが、防災なのではないでしょうか。

 とすれば、起こり得る災害を予想しておかねばなりません。東京空襲大虐殺や東北大地震の大津波や放射能汚染の災害を予想して災害に備えなければ意味がないのです。

 此の度のコロナウイルス騒ぎでもわかるように、最早、御上は当てになりません。自存自立の精神を持って、自ら防災対策を考えておかねばならないのです。

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「 愚か者は経験に学び 賢き者は歴史に学ぶ 」(ビスマルク)
by antsuan | 2020-03-11 17:49 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
Commented by sweetmitsuki at 2020-03-11 22:07
今年はコロナ19感染拡大を防ぐため追悼行事は相次いで中止、寂しい式典となりましたが、何年か前に私も生存者の方から体験談を語っていただいたことがあります。罹災し大やけどを負った妹を病院に連れて行っら、治療は食用油を塗るだけでしかも食用油持参の患者限定で、油を持っていなかったため途方に暮れていると油をひと瓶全部分けてくれた人がいて(たぶん家族全員亡くなられたのでしょう)治療を受けることができたと語っていました。
本当にお上はもう当てになりません。
いまさら「政府は何をやってるんだ。」と怒鳴っている人は滑稽でしかありません。
Commented by antsuan at 2020-03-12 17:42
・坂口安吾の堕落論にあるように、日本人は欧米白人と品格の程度が変わらない普通の凡人になっただけなのです。
ですから、そこから昔の日本人のように品格の有る人間になりたければ自己研鑽しか在りません。恐らく昔の武士も自己研鑽して行きながら大和魂を鍛え上げたのだと思います。
また一からやり直しでいいじゃないかと思っています。何せ、他の国と違って文明(国語)がある国ですから。