あんつぁんの風の吹くまま

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ペンにはペンで

これは「重箱の隅でごろごろごまめかな」に載った言葉はときに残酷で感情的だが のトラックバックです。

  このブログも一周年記念まであと一ヶ月を切りました。一年を振り返るのはもう少しあとにするつもりですが、ブログを始めたいと思ったのは、勿論、でんでんむしさんの励ましのお言葉があったからなのですが、もう一つ、マスコミの言葉やペンを使った暴力に警鐘を鳴らしてみたいという、大胆な右左あんつぁん的思考を拭い切れなかったからでもあります。

 武士道精神に則ってペンにはペンを使ってマスコミの暴力に立ち向かってみようと、非常に微力ではある事を承知で、自分の高揚した気持ちをそのまま書き続けて行こうと思っています。

 「言葉で人を殺す事も出来ます」 山本周五郎の短編小説に出てくる、私にとって忘れられない言葉です。マスコミの無責任な心無い言葉や文によって、どれだけの人が活きる希望を失ったか、傷ついたか分かりません。

 しかし平和な日本では、マスコミ批判は簡単に出来ます。既に日常化しているぐらいに検証され批判されたりしています。ところが悲しい事にマスコミの言葉や文章は益々軽くなるばかりです。その言葉や文章に、言い分け染みた精神のかけらも感じられない事があります。その為、何時かは、冤罪をテーマにして書いてみたいと思っているのですが、書こうとすると怒りが先に込み上げてきて文章にならないのです。

 はっきり云って、道徳的精神を持たない言葉や文章は暴力です。「言葉」によって人を殺す事も出来てしまうという畏れの念を、ジャーナリズムに係わる人は常々持ち続けて欲しいと痛感するこの頃です。
 
by antsuan | 2006-02-20 10:25 | 文学・教育・科学・医療 | Trackback | Comments(0)