あんつぁんの風の吹くまま

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赤穂浪士の討ち入りは、何故、成功したのか。

 「忠臣蔵」の真実を知ると、そこには今の政治の世界にも通じる世論操作や情報戦略があったことが分かります。翻って云えば、当時の徳川幕府は、今の政治体制に優るとも劣らない、高度で完成されたインテリジェンスを駆使していたのです。
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 当時の社会情勢をみてみますと、生類憐みの令を発した将軍綱吉の政治は非常に不人気で、幕府はその失政を何とか誤魔化す必要がありました。

 幕府は、赤穂浪士が江戸に潜入しているのを知っていて泳がして居ただけでなく、吉良上野介を警備の薄い場所へわざわざ転居させています。これは、今風に云えば、テロリストを首都に潜入させおきながら、わざわざ大臣を警備の届かないところへ転居させたようなものです。
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 大石内蔵助も幕府が討ち入りを容認していると云う確信がありました。ですから、吉良の首を槍に結び付けて両国から泉岳寺まで堂々と歩いて帰れたのです。

 更におかしなことは、卑怯な武装集団に襲われた吉良家のほうが、跡継ぎを断絶させられたことです。これは、「水利権」で昔から吉良家に頭が上がらなかった徳川家が、それを正当な理由で手に入れてしまおうという思惑をもっていたとしか考えられない、不自然で不当な処分であります。

 まさか、この忠臣蔵を手本にした訳ではないでしょうが、真珠湾攻撃や9.11の同時多発テロは全く似たような様相を呈しています。歴史を知れば知るほど、インテリジェンスの重要さが伺い知れます。



       *  *  *

正義と博愛の満ち溢れる社会を目差して

by antsuan | 2018-05-18 19:07 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(4)
Commented by cocomerita at 2018-06-06 15:53
Ciao antsuan
忠臣蔵は、亡くなった父の大好きな話で、お陰で私は大晦日の度に テレビの前で一緒に観たものです

結局どこの国も一緒、どの世界も一緒
どんなに権力を謳歌しようが、要らなくなったら、始末される
こちらでも、時々マフィア大親分が逮捕されたりします
それは、つまり政権交替があった事、いわば ほぼ用済みだと言う事
アベサン、アソウサン 取り敢えず 彼らから征伐してもらえないでしょうかね、、、
Commented by antsuan at 2018-06-07 10:40
・cocomeritaさん、陰謀の手口は昔から変わっていないということでしょう。
相手を弱体化しておいてから攻め込む。
いいまで日本が侵略されなかったのは、世界が日本を米国の植民地戦利品であることを公認していたからに他なりません。
しかし、米国が弱体してきたと見るやチャイナが手を伸ばしてきました。
安倍・麻生を暗殺させては国情が不安定になります。
これからの日本は、米国に代わって、太平洋諸国をチャイナの毒牙から護らねばならないのです。
Commented by cocomerita at 2018-06-09 03:03
やれやれ、あの人たちの クソ存在が 日本の国情の安定を保っているとおっしゃる、、。
外からやられなくても 内から腐り果てます
Commented by antsuan at 2018-06-09 07:24
・おっしゃるように、うちから腐り果てるようにする為の陰謀がウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)であり、その策略の第一が正当防衛を否定した憲法なのです。