2006年 02月 08日
わがままも続ければ伝統になる
人間は生まれてきた時の記憶がない。これが「自分とは何か」と考える原点だといわれていますが、実は、男も女から生まれてきたのに、女の気持ちが分からない困った人間なのです。今、日本で真剣な問題となっている皇室典範改正について世論を聴いていると、やはり女性の方が女系天皇容認に寛容であるようです。
夫婦がうまくやって行ける秘けつは、当たり前の事ですがお互いの思いやりなわけで、子供はかすがいと云うけれども、夫婦に限って言えばやはり他人なのですから、自分とは違う性の気持ちを察する心遣いが常に必要だと思います。まして一つ屋根にいると当然欠点もいっぱい見えてくるし、こちらの悪いところも見せてしまう事になるので、最後はお互いの思いやりですよね。 しかし、はっきり言って男の方が思いやりに欠けているところがあります。そうしてみると、女系天皇を伝統的見地から否認するのは男のわがままなのかも知れません。とは言うものの、そもそも伝統と云うのは「しきたりのわがまま」を通す事でもあると思うのです。 という事で、女性の皆様には”日本のわがまま”に是非ご理解いただきたいと思うのです。きっと、紀子様はそのようなわがままを察知して下さったのではないでしょうか。もちろん、雅子様の精神的負担が重くなる気持ちよく分かりますし、また、皇太子殿下の妃殿下に対する愛も素晴らしいと思います。 結局のところ、皇族を継ぐ宮様が少ないからこそ、雅子様の負担がより重くなるのだと思いますので、やはり雅子妃殿下の事を思えば、皇室典範の改正は旧宮様の復帰を前提に養子縁組みなどの道を開く方向で進めるのが一番相応しい事だと思います。
by antsuan
| 2006-02-08 18:17
| 思想・瞑想・時代考証
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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