2018年 02月 25日
漫画は日本語の世界。つまり漫画は日本文学なのです!
解剖学者の養老孟司は、論文を書くとき、決まって英語で書くようにいわれてそうしていたけれども、在る時から英語で書くことを止めてしまったと述べています。日本人が、日本語で論文をキチッと書けなければ、英語で書いてもまともな文章にならないと云う考えのようです。
じつは私も思考言語としての日本語について興味を持っていましたので、日本語を処理する日本人の脳の話をいろんな本を読んで知っていますが、無断転載オーケーの「内田樹の研究室」というブログから、それに関する面白い記事を見つけましたので転載することにします。 この記事から分かるように、漫画の「絵」は表意文字の役割を果たす「図像」であって、「吹き出しのことば」は「音声」にあたります。 とすれば、表音文字だけの言語の人たちが漫画を面白いと理解する過程において、脳の回路は日本人と同じように働いているのではないかと考えてもよいと思います。 従って、世界中の人々に日本文化を理解してもらうには、日本の漫画を読んでもらうのがてっとり早い方法でしょう。 [ 分かち合うことが出来れば、悲しみは半分に、喜びは二倍になる ]
by antsuan
| 2018-02-25 20:41
| 文学・教育・科学・医療
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Comments(2)
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mimizu-clone at 2018-02-27 21:21
紙の上に描くマンガはすたれつつあるようですね。
どんどんとアニメ化されているのが現状。 複雑な作業が簡略化されていくことの人間の生き方に及ぼす利便性と弊害。 考えさせられますね。 でも、日本人すげー!
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Commented
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antsuan at 2018-02-28 11:17
・紙の上に描く漫画も健闘しています。というのも、「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」などいろんな小説が漫画化されています。ですから小学生の時から漫画を通して文学を学んでいるのですね。
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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