あんつぁんの風の吹くまま

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 悲しき外務省

 日本の外務省ほど戦前の古い体質を残している官僚組織はないのではないか。そう思える事件がまた明らかになりました。上海の総領事館員が昨年に領事館内において自殺していた事が三流新聞にすっぱ抜かれたのです。それもチャイナの情報機関の美人局にあって国家機密を強要された事が原因であると云う、外交上無視出来ない事情によるものであったと云う事です。

 総領事館内における公務員の自殺は秘密にしてはいけない出来事です。しかもこの事に関して外務省が正式に抗議したのであれば、なおさら国民に明らかにするべき重要な事件です。自殺した事も抗議した事も国民に明らかにしていない。このような体質の官僚組織は即刻廃止するべきです。

 外交官などと云う存在は帝国時代の遺物です。今は貿易担当官で十分役目を果たす事が出来ます。しかし本当に日本の外務省は腐り切っている。官僚腐敗記念日でも述べたように真実を明らかにしない組織は国民を地獄に導く使者です。

 どんなに優秀な人の集まりであっても、能力があっても、国民のために努力しないものは公務員である資格がないのです。
by antsuan | 2005-12-28 18:56 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)