2017年 03月 11日
朝鮮戦争終結は戦後レジームの終焉を意味する 北朝鮮の後継者の一人と目されていた金正男氏の暗殺は、休戦状態にある朝鮮戦争終結の序章のようです。 そうであるならば、日本にとって、戦後レジームの終焉が近いことになります。 いま、"日本にとって"といいましたが、二十世紀以降の世界は日本を中心に動いていますので、正確には第二次世界大戦後の世界体制の終焉が近づいているといえましょう。 米国は、人工芝市民運動を使って、共産主義国のソ連崩壊後ロシアとの友好関係にあった、中東アジアや北アフリカの独裁国家を潰して、超巨大資本家の意のままにしようとしました。 しかし、その矛先がロシアにも向けられていることに気付いたロシアのプーチン大統領は、第三次世界大戦の勃発を覚悟して、クリミヤ半島に兵を出し、イラクにも軍事介入してきました。 まさに、今は第一次世界大戦の時と同じ状況にあるのです。 話を元に戻しますと、金正男が居なくなれば、チャイナは北朝鮮に介入する基盤がなくなります。逆を言えば、今の北朝鮮はチャイナと手を切ったのです。 となれば、ロシアのプーチン大統領と米国のトランプ大統領が話しあえば、朝鮮戦争に決着がつきます。 もちろん、北朝鮮はロシアの属国になり、韓国は米国の属国としてそのまま維持出来ることになります。 ただし、そういう決着にするには、形だけでも朝鮮戦争の休戦が破られる必要があります。 そこでまた、日本が生け贄になる可能性が出てきます。 一番考えられるシナリオは次の通りです。 北朝鮮が日本の原子力発電所に向けてミサイルを二三発撃ち込んで日本に多大な被害を被らせる。 しかしその時、チャイナはどう出てくるか。日本としては非常に心配なところですが、米国とロシアにとってはどうでも好いことなので、このシナリオはかなり実現性が高いと予想しています。 日本としても、朝鮮戦争が終結すれば戦後レジームを解消する好機ですから、どんなに犠牲が大きくてもこの機を逃すべきではありません。 そして、日米同盟を解消して真の独立を手に入れるべきです。
by antsuan
| 2017-03-11 23:09
| 政治・経済
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
mimizu-clone at 2017-03-12 22:23
ありえそうな話ですが、原発はやめてほしい。
ミサイル打ち込んだ国を悪者扱いするんじゃなくて、政府が無能だから攻撃されるんだって言い出す人が出てきそうで。 9条があるからどこからも攻撃されないはずなんですけど。 その後、いかがですか? 少しは疲れないような生活できていますか?
0
Commented
by
antsuan at 2017-03-13 15:15
・地震対策より、またテロ対策より、戦争対策のほうが先のように思います。
身の回りのことですが、完全に崖っぷちです。 しかし、カミサンも長男もわたしを信じて付いてきてくれています。 社会がわたしを必要としていると信じて、命懸けで運をつかみに行きます。 |
平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
* * * お断り エキサイトブログ利用規約の禁止行為に抵触するような発言及びトラックバックについては断りなく削除します。 最新のコメント
記事ランキング
検索
フォロー中のブログ
海峡web版 掬ってみれば無数の刹那 (まめ)たぬきの雑記 マイ・ラスト・ソング カナダ生活♪~Cross... 草仏教ブログ 江戸川土手を歩く Hey! Manbow 中野 馨一が創る 外構、... 村人生活@ スペイン mitsukiのお気楽大作戦 九十代万歳! (旧 八... デンな生活 ふらわ~ずroom 夕焼けわんわん♪ 幸せごっこ お姫様とゾウリムシ 旅は靴ずれ世はお酒 私がローマで独りで始めたわけ 夕子ちゃんだより 飛んでも五分歩いても五分 遺言&形見分け 港座・酒田台町シネマスト... まろんだより ゆっくり生きる Just The Way... 黙って寝てはいられない!... 俺の心旅 閉鎖しました。 脳梗塞&重症筋無力症闘病ブログ 外部リンク
画像一覧
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... カテゴリ
ライフログ
歴史・伝統文化
政治経済
その他の文庫
タグ
ファン
ブログジャンル
|