2005年 04月 12日
近くの桜を観ながら思うこと
先週末に、鎌倉は段かつらの桜並木を通って、鶴ケ岡八幡の池の桜に足を止め、校門に続く満開の桜の中を、子供と手をつなぎ入学式に出席してきました。いいですね。新学期は春に限ると再認識しました。何か自然の摂理にあっているような気がするのですが、いかがなものでしょう。
学校の桜で印象に残っているものに、映画なのですが、木下恵介監督の「野菊のごとき君なりき」で、確か、校庭の満開に咲いた桜が、愛しの人の死を知るシーンに出てくると思ったのですが、記憶違いでしたでしょうか。モノクロの映画だったのに桜の美しさが滲み出ていたのを忘れることが出来ません。木下恵介監督ならではの演出と思われます。ついでにもう一つ映画では「紀ノ川」です。満開の桜越しに、嫁入りの船が紀ノ川を下って行く場面。此れも素晴らしかったですね。 そう言えば、"さくら"と言えばフーテンの寅さんの映画を抜きにして語るわけにはいかないですね。倍賞千恵子しか出来ない役だったのではないでしょうか。その数々の名画を作り出した、大船の松竹撮影所は、さる女子大の施設に代わってしまいました。 家の周りにも昔は何本か桜の木がありましたが、それが川の護岸工事で一本無くなり、もう一本と切られて、いまは全くありません。そしていつの間にかマンションや住宅が密集する街になってしまいました。 ここ何十年ぶりかでゆっくり桜を観ることが出来、またこのように思い巡らす時間を得て、その幸せを噛みしめながら一抹の寂しさを感じているところです。 ブログを始めてようやく一ヶ月が経ちました。まだ一ヶ月なのに一年も書いているような気がします。特に泊まり掛けで旅行する予定も今のところ無いので、もうしばらく頑張って毎日書き込んでみようと思います。
by antsuan
| 2005-04-12 06:55
| 身の回り・思い出
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Comments(4)
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from 不知夜丸の旅
at 2005-04-12 10:27
タイトル : 桜並木をお散歩。
桜並木を散策。 満開の桜の花が、美しく舞い踊る。 はかなく散りゆくその様に、人は集うが、 はかなく散りゆくばかりではない。 散る花が木に満ちるまでに、 桜はどれだけの風雪雨にさらされ耐えてきた...... more
桜は、どこの学校にもうえてありますね。これほどまでに、一つの花にこだわるのは、やはり、4月という人事の季節の感情と、桜の花の咲いたり散ったりする様がが重なるからなのでしょうか?桜という花は日本人の生活の中では欠くことのできないシンボル的位置を占めていますね。
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by
antsuan at 2005-04-12 12:04
Captainさん、トラックバック、コメント有り難う御座います。学校に桜の木を植えるというのはいつ頃から始まったことなんでしょうね。
日本さくら会という団体が、なにやら学校への植樹活動しているようですが、詳しくはちょっとわかりませんでした。
学校設立の時に何か指導があるのかも知れませんね。
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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