2012年 12月 23日
「夢やぶれて」も また来年に夢を託すことの出来る幸せ
昨日観た、ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」の余韻が残っています。
この映画の中で歌われている「夢やぶれて」は、本当に悲しくて切ない歌なのですが、物語の主題である「愛と困難を生き抜く人間の不屈の魂」を支える、荘厳な祈りにも思えます。 思い起こせば、日本人は明治以来、愛と困難を生き抜く不屈の魂を持って、人種差別の白人社会と戦ってきました。 にもかかわらず、いまの日本では、国民の生存権を脅かす、原子力発電所の未曾有の大事故を矮小化し、総選挙においても脱原発の機運は遠のいてしまいました。まさに「夢やぶれて」打ち拉がれている状態です。 しかし良く考えてみると、「夢やぶれて」いるのは日本人だけではないのです。チャイナの民衆も、チベットの国民も、ウィグル族の人々も同じなのです。 我々日本人は、そのことを忘れて平和を貪っていたのです。昨年の東日本大震災と福島第一原発の大事故は、じつは、日本人に愛と困難を生き抜く不屈の魂を呼び起こす狼煙だったのではないでしょうか。 ですから、我々日本人が脱原発と東日本復興に成功することこそ、大陸の民衆が「自由と平等、国民主権」の生存権を勝ち取るための、起爆剤になることを、来年の夢としたいと思います。 [ あなたが生まれたとき周りの人は笑って、あなたが泣いたでしょう だから、あなたが死ぬときはあなたが笑って、周りの人が泣くような人生を送りなさい ]
by antsuan
| 2012-12-23 23:43
| 思想・瞑想・時代考証
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Comments(4)
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shinn-lily at 2012-12-24 01:31
おっしゃるとおりですね。
お正月に私もこの映画を見ようと思っています。
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antsuan at 2012-12-24 08:27
・頭文字にSのつく方が何人か居られるので、緑内障の視野狭窄が進行した結果、お名前を読み間違えやすくなってしまいました。気を付けますが違っていましたら、ご指摘下さい。
shinn-lilyさん、キリスト教関係の学校だったら、全生徒に鑑賞させるべき映画だと思いますよ。
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cazorla at 2012-12-25 07:18
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antsuan at 2012-12-25 18:26
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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