あんつぁんの風の吹くまま

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夏の夜に見る夢

 夏が終わってしまいました。

 湘南の海岸の傍に住んでいるとそれが直ぐ分かるのです。今迄賑わっていた海岸の海の家が取り壊され、普通の海岸の姿に戻り、誰も居ない海になってしまうからです。

 森戸神社のお祭りがもうすぐ始まります。神社の周りの茂みからは蝉の鳴き声ではなく、蟋蟀や鈴虫の声に代わってしまいました。子供たちの夏休みの宿題はどうなったんでしょう。心配よりも恐ろしさの方が先に経って、家に帰る足が遠のきがちです。徹夜で手伝わされるなんて絶対勘弁して欲しい。

 そうは言っても自分も同じでしたから、子供を叱る声にも力が入りません。夏の終わりは嫌いなんです。寂しいからではなく、宿題をやらないで焦っている夢を何時も見ていたからです。

 しかし、これからは読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋。ビールっ腹になってしまったお腹をさすりながら、スポーツの秋を目指して頑張ろうと思うのですが、多分、食欲の秋の方が先になってしまいそう。本当に、何時から日本は飽食の国になってしまったんでしょう。団塊の世代の我々の小さい頃は、ラーメンを食べるのが最高のご馳走だった時もあったのですが・・。あの時の貧しさ、ひもじさを何とか子供たちに教えようとしているのですが、冷蔵庫を開ければ何か食べるものがあるご時世ですから、やっぱり無理でしょうね。

 そういう豊かな日本しか知らない若者が有権者の大半を占めるようになりました。宿題をやり残した政治の世界。いやな夢を見なくて済むようにしてくれる政党を今のうちにきちんと選んでおきたいものです。
by antsuan | 2005-08-31 20:33 | 身の回り・思い出 | Trackback | Comments(0)