2011年 11月 23日
馬の鐙が擦れるような細い崖の道だったので「鐙摺」と名が付いた昨日の東京新聞の夕刊にいつも行っている鐙摺港のことが載っていました。多分、地方版だと思うので東京新聞でも他の地区には載っていないと思いますが、葉山町の「鐙摺」という地名は他所にはない珍しい地名だと思います。 この鐙摺の近くの山には大きな前方後円墳が二基あって、大昔から人々が定住していたと思われます。鐙摺の名の由来は題名に記したとおりで、鎌倉時代に、武士が弓の練習場へ行くための近道だったと推測しています。 この辺は逗子海岸の端の山のふもとの崖になっている所で、船を着けるには丁度よい所です。そして近年では、東京オリンピックのヨット競技のレース海面として、江ノ島の湘南港とともにこの漁港がヨットの泊地として整備されたのでした。したがって、日本ヨットの発祥地として碑が建っていますが本当はかなり怪しいものです。 しかし、ヨットが好きだった石原慎太郎や裕次郎がこの辺を闊歩していたのは事実で、加山雄三の光進丸もよくこの近辺に錨を下ろしているのを見かけます。お役人はプライベートボートのことをプレジャーボートなどと称して腐していますが、本来あるべき姿の、プライベートボートと漁船が共存している港としては日本最古であり、模範とするべきでありましょう。
by antsuan
| 2011-11-23 09:15
| 思想・瞑想・時代考証
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Comments(4)
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hanaco
at 2011-11-24 08:46
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この由来、よく父や母から聞いていました。そう言えば、鐙摺の手前になんだっけ、旅館がありましたが、まだあるのでしょうか?うーん名前が思い出せない!
下の記事、富士山きれいですね。 こちらは、今日は大荒れ。 夫くんは、きっと吹雪いているだろう月山を越えて山形内陸へ出張です。日本海側、平地には雪はありませんけど。
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antsuan at 2011-11-24 17:00
・hanacoさん、柳屋旅館だったら未だありますよ。(^_^)
新潟の息子に貸したイプサムもそろそろスノータイヤに履き替えさせた方がいいでしょうかね。 冠雪した青い山々を見ているとこころが落ち着きます。遥かなる山の呼び声。自然と一体になれる季節ですね。
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hanaco
at 2011-11-25 21:40
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antsuan at 2011-11-26 08:56
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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