あんつぁんの風の吹くまま

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政治家の力量


郵政民営化法案がスッタモンダの末、ようやく可決され衆議院を通過した。この郵政民営化問題は小泉総理の政治家としての理念と一体化したものであり、其の内容はともかく、この法案が通らなければ議会を解散する覚悟は同然のことであって、其れを貫き通したことは政治家として一目置くべきであると思う。

このように小泉純一郎という政治家は偏屈ではあるが筋を通す人間であることが分かった。恐らく外交においても同様の信念を貫き通すだろうと思う。となると、今度も靖国神社参拝を間違いなく実行するに違いない。しかもこの頑固さと、チャイナの動向を見ると八月十五日に参拝する公算は今迄以上に大きくなったと判断していいだろう。

また、小泉総理は外交において、もう一つのカードを持っている。北朝鮮に対するカード、つまり経済制裁という切り札であり、恐らく在任中に其れを使う可能性も高い。彼は其れを躊躇するような人間ではないと今迄の動向から見て判断できる。もし、其の伝家の宝刀を抜き北朝鮮を追いつめ消滅させたならば、彼はブッシュ大統領とともに名を残すだろう。

しかし、このことは逆に暗殺される恐れが今迄の総理大臣の中で一番大きくなったことを意味している。其の事も気掛かりだ。
by antsuan | 2005-07-06 12:57 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)