2010年 08月 10日
昔の日本人の正体
[ 文藝春秋 七月号 より抜粋 ]
古事記や万葉集、あるいは語り継がれてきた物語などを読んでみればすぐ分かるように、昔の日本人はいまのラテン民族のように明け透けで陽気だったのではないかと想像出来ます。 その日本に昔から定住していた民族の気風をしっかりと受け継いでいるのが、秋田地方に住む人々ではないかと、秋田生まれを自慢したい男の血が騒いでいます。 昔は日本海側の方が交易が盛んで文化も発達していました。当然いろんな民族と交流していたでしょう。しかし冬の大雪は、それにもまして、閉ざされた民族の共同生活を強いるものでした。ですから、急激な文明の変化が起こるはずもなく、より生身の人間的な絆が保たれてきたのだと思います。 そのようなことを考えると、いったん外国との付き合いを遮断して日本の文明を再構築するのも、悪くないように思います。
by antsuan
| 2010-08-10 12:33
| 思想・瞑想・時代考証
|
Trackback
|
Comments(18)
Commented
by
nakanokeiichi at 2010-08-10 13:56
はい 悪くないです 万葉のころの通い婚と母系社会は争いごともなく
よかったと思います。さかのぼり過ぎです(笑)
0
Commented
by
cazorla at 2010-08-10 14:08
ラテンと言う時に日本人の設定って ちょっとずれているかと。
ラテンというのは ローマ帝国を作った民族ですから ラテン民族はあけすけで陽気ではありませんでした。 それは文学作品を見ればわかります。 日本のストリップショーみたいなのって 日本だけ。 この自由さは やはり 日本独自のものだと思います。 で ローマ帝国のシステムですが すごく日本のサムライ社会に煮ています。 慣習とか法律とか 考え方とか。
Commented
by
shinn-lily at 2010-08-10 18:18
日本人の正体、自分のルーツ、興味があって、それで韓国を訪ねました。
父方は福井ですから、韓国の血が、母方は岩手ですから、もしかしたらロシアか?背が高く、男に限って美男子! 韓国の血が万葉の頃より混ざっているに違いないと思っているのですが、両国の国民性の違いがまた興味の対象です。 いつも蒙古の襲来を恐れていた韓国と島国ゆえのある意味平和な日本との違いかとも考えています。 万葉集も渡来人によるものが多いというところ、古代国家のなりたちなど、韓国とのつながりをもとめ、いずれ対馬にも行ってみたいなと思っています。日本人探しです。
Commented
by
antsuan at 2010-08-10 19:26
・遡り過ぎって? nakanokeiichさん、日本人はその頃とたいして変わっていないのじゃないかと言いたいわけなんです。(笑)
Commented
by
antsuan at 2010-08-10 19:27
・私はラテンアメリカ民族を頭の中に描いていました。この作家も私とおんなじ間違いをしているのじゃないかと思います。
カソルラさん、一神教のラテン人が日本のサムライ社会に似ているなんて、正直いって本当かなと思っちゃいますが、良く考えてみると確かに似ていますね。
Commented
by
antsuan at 2010-08-10 19:28
・梅原猛の『葬られた王朝』を読むと、福井は八岐大蛇として征服された一族に含まれるみたいですよ。つまり、昔から日本に定住していた蝦夷。
リリーさん、大陸に渡ってすぐに戻ってきた空海は、世界の大都市だった長安よりも、自然があふれている日本の山河こそがシャングリラであることを見抜いていたのではないかと想像しています。それで、世界中の人が日本こそシャングリラであると気付いて押し寄せてきたらどうしようと半ば本気で心配しています。(苦笑)
Commented
by
shinn-lily at 2010-08-10 21:14
空海は2年で日本に帰ってきてしまって、大宰府の観音寺にとどまりますが、その観音寺はこの秋の旅程に入っています(笑)
Commented
by
antsuan at 2010-08-10 22:00
Commented
by
HOOP at 2010-08-10 22:25
鎖国時代の何倍にも膨れ上がった人口を養うのに、
一次産業の基盤は不足どころか、全く足りないし、 いかんせん、技術で補うこともできません。 人口を3千万くらいまで減らしたら、 ようやく輸出産業に依存しない日本にも 存続の可能性が生まれるかもしれませんが。
Commented
by
cazorla at 2010-08-10 22:54
たとえばね 婿養子とったり。
で ローマって 基本的には多神教ではないですか? だから キリスト教を最初弾圧して そのあと 聖女信仰でキリスト教の一神教とローマの多神教を融和させて 落ち着いたと言う感じ。 時々 なんというか カトリック世界に生活しているのが 自由を閉ざされてるって言う気持ちになってがんじがらめになってしまうの。 きつい書き方だったかも ごめんなさい。 日本の儒教の部分ではなく 仏教的な部分 たぶん ・・・・だと思う という あの雰囲気の日本が好きです。
Commented
by
sweetmitsuki at 2010-08-10 23:56
雪国の秋田を亜熱帯性の農作物である稲が豊かに実るようにしてしまった古代日本人の知恵と技術と情熱には本当に頭が下がります。
陽気で前向きな気風の民族でなければ出来ない所業ですよね。
Commented
by
antsuan at 2010-08-11 10:52
・もともと採集民族なのですから、一次産業の基盤はすぐに復活すると思いますよ。
さらに、mitsukiさんがおっしゃるように亜熱帯の農作物を雪国でも作れるようにした優れた技術も持っているし。 HOOPさん、これからの日本は一次産業の時代だと思います。
Commented
by
antsuan at 2010-08-11 10:52
・婿養子をとるっていうことは家系を重要視すると言うことですね。
キリスト教弾圧の歴史をいまいちよく理解出来ないのですが、キリスト教の真髄は聖母マリアの崇拝にあると私も思っています。 カソルラさん、(仏教の)死者との繋がりってとても心が和みます。お盆って素晴らしい風習だと思います。
Commented
by
antsuan at 2010-08-11 10:52
・mitsukiさん、西木正明も書いていますが、自殺率が高いンですよ秋田は。でもそれって、生活環境が満たされているからなんだと思っています。つまり、成熟した文明がそこにはあるのじゃないかと・・。
Commented
by
HOOP at 2010-08-11 12:46
Commented
by
antsuan at 2010-08-11 14:14
・HOOPさん、一応、海洋学部卒業のボクです。(苦笑)
まず、魚介類採集のためには"干潟"を復活させること。次に"海岸線"や"入江"を使った海洋牧場の開発(ザ・コーブの現代版(笑))を行えば電力エネルギーで十分です。 漁業従事者? 専業である必要はないと思いますけれど。
Commented
by
HOOP at 2010-08-16 18:54
やはり、人口の大幅削減が必要ですね
Commented
by
antsuan at 2010-08-17 00:19
・HOOPさん、自然の摂理によればそうなりますが、そうならない道を探る努力を怠りたくないですね。
|
平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
* * * お断り エキサイトブログ利用規約の禁止行為に抵触するような発言及びトラックバックについては断りなく削除します。 最新のコメント
記事ランキング
検索
フォロー中のブログ
海峡web版 掬ってみれば無数の刹那 (まめ)たぬきの雑記 マイ・ラスト・ソング 草仏教ブログ Hey! Manbow 中野 馨一が創る 外構、... 村人生活@ スペイン mitsukiのお気楽大作戦 九十代万歳! (旧 八... ふらわ~ずroom 夕焼けわんわん♪ 幸せごっこ 旅は靴ずれ世はお酒 私がローマで独りで始めたわけ 飛んでも五分歩いても五分 遺言&形見分け 港座・酒田台町シネマスト... ゆっくり生きる Just The Way... 黙って寝てはいられない!... 俺の心旅 脳梗塞&重症筋無力症闘病ブログ 外部リンク
画像一覧
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... カテゴリ
ライフログ
歴史・伝統文化
政治経済
その他の文庫
タグ
ファン
ブログジャンル
|