あんつぁんの風の吹くまま

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「無情」の絵

日本画家の平山郁夫さん死去 シルクロード、仏教描く
2009年12月2日 22時57分
 シルクロードや仏教を主題とした雄大な作品で知られ、世界の文化財保護にも尽力した日本画家で文化勲章受章者、前東京芸大学長の平山郁夫さんが2日午後0時38分、脳梗塞のため東京都中央区の聖路加国際病院で死去した。79歳。広島県出身。葬儀は親族のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は未定。
 15歳の時、広島で被爆。九死に一生を得た。1947年、東京美術学校(現東京芸大)に入学、前田青邨らの指導を受けた。青邨の下で教官として大学に残り、53年「家路」で院展初入選。以後、入選を重ねた。
 59年、被爆の後遺症に苦しむ中で完成させた「仏教伝来」が転機に。経典を求める苦難の旅を遂げた三蔵法師に自らの思いを託した作品は称賛を集め、「入涅槃(ねはん)幻想」など仏教をめぐる連作の礎になった。
 66年、東京芸大の遺跡調査団でトルコを訪問。以来、毎年のようにシルクロードを取材し、悠久の歴史を思わせる独自の風景や遺跡を描いた。
 法隆寺や高松塚古墳の壁画など、内外の文化財の保存修復に参加。国連教育科学文化機関(ユネスコ)親善大使として敦煌や高句麗壁画、バーミヤンの遺跡といった文化遺産の保存に尽力した。
(共同)

 「無情」、「自然と人間」を主題にして描き続けた画家でした。絵は音楽と違って心をかき立てるのではなく心を鎮めてくれます。
by antsuan | 2009-12-03 08:01 | 情報通信・パソコン | Trackback | Comments(6)
Commented by nakanokeiichi at 2009-12-03 12:37
お正月 奈良の薬師寺の大唐西域壁画は人大杉になるでしょうね、上手く時間をはずすとゆっくりと見られます。  また 行ってみましょう・
Commented by antsuan at 2009-12-03 15:20
・仏教では黄土色が気高い色とされていますが、平山画伯の絵はそれを見事に実感させてくれます。
Commented by yuuko-11 at 2009-12-03 16:46
そうだ黄土色は気高いワン!
(単にゴールドが薄汚れたとも…)

いや、書きたかったのは
この人の美術館とお隣の(たぶん)お寺昔行きましたよ♪
でつ。
Commented by antsuan at 2009-12-03 19:03
・夕子ママさん、それを書いて欲しかったのよ。(笑)
そうそう、あの島へフェリーで着いた時にタクシーが見つからず電話で呼び出したら、橋を渡って尾道からタクシーがやって来たのにはびっくりしました。
平山画伯の故郷がオラの本籍地なんだといつも自慢していますが、町長をしていた親戚があの美術館の建設のために奔走していましたっけ。
Commented by nakanokeiichi at 2009-12-04 08:38
気高い黄色はターメリックで染めた袈裟の色でしょう 糞掃衣とも言いますが
Commented by antsuan at 2009-12-04 09:13
・そうそう、その袈裟の色です。
nakanokeiichiさん、あの色は日本画にしっくり来ます。
奈良の薬師寺も行ってみたいですね。