あんつぁんの風の吹くまま

ブログトップ | ログイン

八点鐘の意味


 船では、鐘とか号笛で知らせるのが慣わしがあります。それはいまでも変わらないのでは無いかと思いますが、護衛艦に乗っていた時は、炊事当番ばかりやらされていて、甲板当直をほとんどしなかったボンクラ落第水兵でした。ですから、「八点鐘」というと船で鳴らす鐘であることは知っていても、ついつい我が家の向かいに住んで居られた堀口大學先生の翻訳したアルセーヌ・ルパンの小説を思い出してしまうのです。
 
 ところが、ヨット界の大御所として活躍されていた大儀見薫さんと、同じく我が国のヨットの発展に貢献された森繁久彌の訃報を知り、あらためて「八点鐘」に別の意味があることを知りました。
 
 しかし、その意味は定かではないのでどなたかご存知の方が居られましたら教えていただきたいのですが、甲板当直の交代は四時間おきであって、当直時は三十分ごとに鐘を鳴らすので、交代の時は八回点打する。つまりそれが八点鐘であって、それから、亡くなって船から降りる、つまり交代する時という意味で、船乗りの永遠の別れの時にも八点鐘を鳴らすことがあるのではないかと思っています。もっとも、私自身はそのような別れの会に立ち会ったことが無いのであくまで想像でしかありません。

 ところで、わたしが小学校低学年の時は、確か授業開始や終わりの時間を、柄のついた鐘を鳴らして知らせていたように記憶しているのですが、あれがチャイムに変わったのは何時頃のことなのか、さっぱり思い出せません。
by antsuan | 2009-11-11 12:12 | 自然・ブルーウォーター・競技 | Trackback | Comments(8)
Commented by mimizu-1001 at 2009-11-11 13:01
>ところで、わたしが小学校低学年の時は、確か授業開始や終わりの時間を、柄のついた鐘を鳴らして知らせていたように記憶しているのですが
僕とあんつぁんは20歳くらいトシが離れてますか?(笑)
僕が小学校に入学した時はチャイムでしたよ。
都内というのも違いの差かもしれませんが。
でも、入学当初はアルマイトの食器に脱脂粉乳でした。
瓶の牛乳とプラスチックの食器に変わったのは2年生からでした。

八点鐘についてのあんつぁんの想像、泣けます。
Commented by antsuan at 2009-11-12 07:42
・小学校も中学時代も木造校舎で過ごしました。教室に蛍光灯はついていなかったと思いますよ。
パジャマで寝るようになったのも結婚してからだし・・、やっぱりトシが離れているようで。(笑)
Commented by HOOP at 2009-11-12 22:26
たしかに、低学年のときには、柄の付いた鐘(ハンドベル)を
用務員さんが鳴らしていました。
なくなったのがいつかは、やっぱり分かりませんねえ。
ちなみに東京は23区内です。
Commented by antsuan at 2009-11-13 07:46
・紙芝居も鐘を鳴らしてやって来ましたよね。
HOOPさん、船鐘は物悲しすぎます。
Commented by お茶碗アトム at 2014-03-24 15:47 x
船鐘の鳴らし方が、夕方だけ変わると聞いた事があるんですが、本当でしょうか?。海坊主に襲われない為だと言うのですが…。
Commented by おお~ちゃん at 2014-03-24 17:03 x
40年以上昔、私が通った学校は小中高チャイムでした。小学校は、始まりがベル、終わりがチャイム(壊れ途中までしか鳴りませんでした)。
中学は、キンコンカンコン…ではないチャイムでした。
高校は、チャイムでしたが、建物自体が明治時代の煉瓦と石でできた、西洋の城そのものの学校(県立でした)、中央の塔に古い洋鐘が釣られていました。古い先生は、昔は授業の合図に鳴らしていたと言ってました。
一回だけ、停電でチャイムが鳴らず、この鐘が鳴らされた事がありました。
日本の城の中に西洋の城が建ってると言う、シュールな風景でしたが、保存運動もむなしく解体され、今は御殿が建ってるそうです。
Commented by antsuan at 2014-03-25 19:53
・お茶碗アトムさん、海坊主は夜昼関係なく現れると思われます。
Commented by antsuan at 2014-03-25 19:53
・おお〜ちゃんさん、煉瓦造りの校舎で学ばれたのですね。そういうところではやはり電気音よりも鐘の音のほうがぴったりだったのではないでしょうか。