あんつぁんの風の吹くまま

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いつものハイボール

 最近またハイボールが流行っているそうです。日本の高度成長期には、あちこちに在ったバーもバブルの崩壊とともにそのネオンが消えていきました。こちらはその頃に結婚したので、通っていた桜木町界隈の飲み屋にはだいぶご無沙汰してしまいましたが、久しぶりに、高校時代の悪友に誘われて暑気払いをしてきました。

 この悪友は、何時もわたしを出汁にして古希を迎えている恩師を呼び出すのです。先生も気軽にお付き合いして下さるので、ついついこちらも我が侭を言ってしまうのですが、先生はなんと昼間に横浜案内のボランティアをした帰りなのでした。それだけではありません。普段は民生委員としてあちこち動き回っています。

 旦那さんは海外出張ばかりの仕事で家庭には余り戻らないのに、三人のお子さんを立派に育て上げ、こうして、少しでも余裕が出来てくれば奉仕活動をさり気なくしている先生は、我々にとっては優しく見守って下さる天使のような存在なのです。
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 まずは、桜木町の「鳥伊勢」で乾杯。何を話したのかさっぱり忘れてしまいましたが、次に、野毛の「山荘」で飲み直しです。ここが私たちの根城です。八十六歳になったマスターも美味しいカクテルを造ってくれるバーテンダーも昔のまんま。店の作りもジュークボックスも変わっていませんから、ここに来るとみんなみんな若返るのです。
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 そして、今回は三十年ぶりにマスターの息子さんと娘さんに会いました。マスターの息子さんは、アラスカで日本人と結婚して滅多にこちらに戻って来ないので会えるとは思っていませんでした。娘さんも、もうアラファイブになっちゃったと云いながら三十年前とちっとも変わっていません。

 あの頃は、このスナック「山荘」の仲間たちとボーリング大会をやったり、横浜商業高校(Y高)のグラウンドで野球をやったりして遊びまくっていたのでした。

 私以外は、先生もみんなハマっ子ですから話も合うし気も合うのでしょう。気持ちも心もいつの間にか二十代に逆戻り。昔から「角」だったよねと、アラファイブの娘さんに誘い水を掛けられてボトルを注文し、昔ながらのハイボールを作ってもらったのでした。
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by antsuan | 2009-08-11 11:57 | 身の回り・思い出 | Trackback | Comments(6)
Commented by saheizi-inokori at 2009-08-11 18:09
トリスでへべれけになった青年時代がなつかしいです。
野毛の焼きトン、なんといったかなうまかったなあ。
Commented by みみずすまし at 2009-08-11 18:27 x
え?え?え?
なんで2枚目の写真に僕が写ってるでつか?
あ、2枚目だからか!
Commented by antsuan at 2009-08-11 21:28
・佐平次さん、山口瞳、開高健、柳原良平、本当に懐かしいですね。
桜木町界隈もだいぶ変わってしまいましたが、スナック「山荘」の扉を開くと、自分も世界も昔のままになります。
Commented by antsuan at 2009-08-11 21:29
・そういわれて見れば、何となく・・。(笑)
みみずすましさん、またどっかで空論茶を飲みたいなぁ。
Commented by みみずすまし at 2009-08-12 01:59 x
>昔から「角」だったよねと
僕も30年前はいきがって飲めない酒を飲んでいましたが、ホワイトでした(笑)

今月末か来月頭にまた上京予定ですが、もしかしたらその時には時間がとれるかもしれません。
でも銀座でワインだとかはパスね。
僕はそういう生活をしてこなかったので、雰囲気に気後れしちゃうんです。
だいたいあんつぁんと初めて会った時だって、名刺も渡さなかったでしょう?
大人社会のつきあいは苦手なんです。
池袋のルノアールでココアでも飲みましょうよ。
Commented by antsuan at 2009-08-12 10:13
・今は湘南新宿ライナーがありますから、逗子からでも池袋はそんなに遠くないです。でも、池袋界隈もだいぶ変わったみたいで、ココア何処だって迷子になっちゃいそうです。

みみずすましさん、三十日の選挙までは忙しいかも知れません。

そうそう、二十七日に逗子海岸の花火大会がありますが、葉山港でバーベキューをやりながら見物することになっていますので、もし時間がありましたら連絡を下さい。