あんつぁんの風の吹くまま

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<   2014年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧

庭の浜木綿は、祖父の時代から、咲いていました。

 夏は、祖父も父も、普通に浴衣で過ごしていました。そうです、じめじめした日本の夏を過ごすには、洋服は不向きです。

 そこでこの間、カミサンの買い物のお供をした時に、浴衣を買ってきました。

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 庭の浜木綿は祖父が植えたものです。

 祖父はこの庭にビーチパラソルを立てて、門下生と冷えたビールを飲み交わしながら楽しく歓談していたのでした。


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正義と博愛の満ち溢れる社会を目差して

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by antsuan | 2014-07-27 16:18 | 自然・ブルーウォーター・競技 | Comments(8)

車の走行距離計の数字

 フィットハイブリッドRSに乗り始めて一年と三ヶ月が経ちました。

 緑内障で目が悪くなってから、このクルマはもっぱらカミサンの脚代わりになっているのですが、巷では夏休みになった最初の土曜日ということもあって、今日は葉山周辺の道が混んでいるようなので、脇道を知っているわたしが代わりに運転して、買い物に出掛けました。

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 そして、スーパーからの帰りがけに、何気に距離計を見たら、ご覧の数字になっていました。



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by antsuan | 2014-07-26 19:16 | 身の回り・思い出 | Comments(2)

「ホスピタル」の意味をいまいちど考えてみよう

 先週の金曜日に、東京ビックサイトで開催されていた、ホスピタルショウに行ってきました。昔と変わって、今は、ほとんどが、情報を取り扱うソフトウェアが展示されていました。

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 しかし今一度、そのソフトウェアが何のためにあるのか、医療を提供する側の、便利さを追求しているだけではないのか、考えてみる必要があるように思いました。

 「ポスピタル」という言葉に、「病院」という、漢字を当て嵌めるのは、不適切であると以前から思っていましたが、日本の医療は、やはりもう一度、「ポスピタル」という言葉の原点に戻って、考えて見る時に来ていると思います。


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by antsuan | 2014-07-22 07:37 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(0)

歴史から学ぶのは敗者のみであってはならない。

 少年時代は西部劇映画ばかりを観ていましたので、この訃報にあるジェームズ・ガーナーの「墓石と決闘」という西部劇も観ています。

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 しかし、彼のはまり役はなんといっても、テレビドラマの「ロックフォードの事件メモ」の方でしょう。吹き替えの声優は名古屋章で、彼も人生の深みを知っている名優でした。

 ジェームズ・ガーナーは、クリント・イーストウッドと同様に、朝鮮戦争に従軍しています。そのせいでしょうか、日本の武士道に観られる、敗者を労る精神を持っていたように感じられます。

                        合掌




 [ かんしゃくを起こすと、友人を失う  嘘をつくと、自分自身を失う ]
by antsuan | 2014-07-21 23:43 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(0)

だが食糧を輸入して国の損失になると言った人はいない。脅しに国民はだまされない

 あのフクイチ事変以来、国民の権力者に対する不信は頂点に達した感があります。役人も政治家も、そして警察はもちろん、裁判所まで、全く信用出来ません。


小泉元首相「国民はだまされない」 都内の講演で原発推進政策を批判
2014.07.08 03:00:00

 「安全でもないしコストも安くないのに(電力会社が)再稼働を政府に求めている。『多額の税金で原発を動かすのはおかしい』というのは、私が変人だからか、と問いたい」-。小泉純一郎元首相は7日、都内の講演でこう述べ、原発再稼働を目指す政府を批判、あらためて原発ゼロの必要性を訴えた。

 小泉氏は、原発停止の影響について「(再稼働推進派は)エネルギーの輸入で赤字になり、国家の損失になると言い出した。だが食糧を輸入して国の損失になると言った人はいない。脅しに国民はだまされない」と非難。再稼働の判断基準についても「『世界で最も厳しい』というが、(詳細が)国民に知らされていない。再稼働なんてできるはずがない」と指摘した。

 また2月の都知事選で細川護熙元首相を支えたことにも触れ、「都知事選は敗れたが、今後も原発ゼロに向けて国民運動を展開していかなければならない」と強調した。

 日本公認会計士協会東京会が開いた記念特別講演会で話した。

【神奈川新聞】



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by antsuan | 2014-07-16 17:49 | 情報通信・パソコン | Comments(2)

グローバリズムは民族問題を解決しない。

 歴史の「真実」は、虹のように、遠くから大局的に観なければ、分かりません。

 何故、資本主義国と共産主義国が、手を携えて日本を潰そうとしたのか。何故、グローバリズムが民族問題を複雑にするのか。"百年単位"の歴史を見詰めると、その理由がはっきりしてくるのです。


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「反日・自虐史観を排した歴史年表」より抜粋

1950年に勃発した朝鮮戦争で、一時はほとんど朝鮮半島から追い落とされる寸前にまで追い詰められた国連軍は、仁川に逆上陸して攻勢に転じ、満州の国境近くまで進んだ。ダグラス・マッカーサーにとっては一番気分のいいちょどその時期(1950年10月15日)、に、ウェーキー島でハリー・トルーマンとマッカーサーの会談が行われた。
そこでマッカーサーは興味深い発言をした。
会談に同席したハリマンが朝鮮戦争の戦争犯罪人について聞くと、マッカーサーは以下のように述べた。
「戦争犯罪人などに手を出してはいけない。うまくいくものではない。ニュルンベルク裁判や東京裁判は、戦争の抑止力にはならなかった」

つまり、マッカーサーは「東京裁判は誤りだった」との告白を行ったのだ。

マッカーサーは当初、「真珠湾に対する"騙し討ち"だけを裁く裁判を望んでいたのだが、ドイツでニュルンベルグ裁判がはじまってしまったので、日本に対してもやむなく同様の裁判を行わなければならなくなった」と語っていた。

朝鮮戦争を戦ってみると、がぜん、日本側の言い分が基本的に正しかったことが、マッカーサーには痛いほどわかった。東京裁判における日本側の主張の一番重要な部分は、共産主義の脅威である。満州を守らなければ満州が共産化する。それから支那も赤化する。支那事変であろうが、満州事変であろうが、その背後にはコミンテルンが働いていたと東條英機は主張した。
日本の「A級戦犯」を処刑して二年後、まさにそのとおりになった。支那全土は満州も含めて共産主義になってしまったのである。その時はじめて、アメリカは事態の重大さに気づいた。それで東京裁判宣言の舌の根も乾かないうちに、日本との講和条約を結ぶべく動くことになる。

翌年、マッカーサーは日本の戦争が侵略ではなく、自衛戦争であったことを認める。

原文と和訳は以下の通り

"There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm. They lack cotton, they lack wool, they lack petroleum products, they lack tin, they lack rubber, they lack great many other things, all of which was in the Asiatic basin.
They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. Their purpose, therefore in going to war was karagely dictated by security."

和訳:
「日本は絹産業以外には、固有の天然資源はほとんど何もないのです。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い。錫(すず)が無い、ゴムが無い。それら一切のものがアジアの海域には存在していたのです。もし、これらの原料の供給を断ち切られたら、1000万から1200万の失業者が発生するであろうことを日本人は恐れていた。したがって、彼らは戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてだったのことだったのです。

マッカーサーは実際に朝鮮戦争を戦って、ロシア(ソ連)、共産主義の脅威(明治維新以来ずっと日本が恐れていたもの)をやっと悟った。マッカーサーは日本が戦争をせざるを得なかった理由をやっと理解できたのである。

しかし、呆れたことにこれほど重大な証言を報じた日本の大新聞は当時も今も皆無である。NHK、民放などのテレビ局も完璧に無視している。何を恐れているのだろうか。報道するとまずいことになると考えていることだけは事実だろう。アメリカに対する気兼ねか、それとも支那に対する気兼ねか?

東條英機は宣誓供述書で「断じて日本は侵略戦争をしたのではない。自衛戦争をしたのである」「国家自衛のために起つという事がただ一つ残された途であった」と語ったが、それはこのマッカーサーの米議会証言録と重なるもので、最終的に東條とマッカーサーは同じ見解を披露したことになる。


2.「アメリカが過去100年に太平洋で犯した最大の政治的過ちは、
共産主義者が支那において勢力を増大して行くのを黙過してしまったことである」
アメリカは日本の勢力を支那大陸、満州、朝鮮から駆逐したことで自分たちの目標を達成したかに見える。しかしその結果アメリカは過去半世紀にこの地域で日本が直面し、対処してきた問題と責任を日本に代わって引き受けなくてはならなくなっただけだ、と述べたアメリカ外交官ジョージ・ケナンと同じ後悔を述べたわけである。




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by antsuan | 2014-07-13 21:41 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(0)

自衛権の憲法解釈問題は戦前の統帥権干犯問題と全く同じ。体制の暴走を許すことになる。

 報道界は、相変わらず、政治の重要問題について、醜聞ばかり大きく取り上げ、本質をはぐらかしてばかり居ます。

 "自衛権の憲法解釈"問題は、戦前における"統帥権干犯"問題と、何ら変わりません。

 つまり、このような解釈変更を許すことは、体制の暴走を許すことに他なりません。

 戦争に負けたにも関わらず、歴史を全く反省していないことになります。


米、集団的自衛権「強力支持」 国防長官、防衛相説明に
共同通信 2014年7月12日 07時44分 (2014年7月12日 07時52分 更新)

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 共同記者会見を終え、握手するヘーゲル米国防長官(左)と小野寺防衛相=11日、ワシントン郊外の国防総省(ロイター=共同)
[拡大写真]

 【ワシントン共同】訪米中の小野寺五典防衛相は11日(日本時間12日)、ヘーゲル米国防長官とワシントン郊外の国防総省で会談し、集団的自衛権行使を容認した閣議決定を説明した。ヘーゲル氏は「強力に支持する」と表明した。両氏は日米防衛協力指針(ガイドライン)に関し、骨格となる中間報告を作成することで一致。年内に改定作業を終える方針も確認した。日本は、中間報告作成時期は9月を想定している。
 閣議決定の内容を閣僚が直接米側に伝達するのは初めて。北朝鮮の核・ミサイル開発問題は、日米韓3カ国をはじめ、地域の平和と安定にとって脅威だとの認識で一致した。


 憲法解釈を論じるのならば、当然のこと、日米安保条約は違憲なのであります。

 六〇年安保闘争、七〇年安保闘争と同じく、いまこそ報道界は日米安保問題を声高に論じるべきであります。

 属国のままで良いのでしょうか! 報道界は、真剣に「正義」を語るべきではないでしょうか。


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正義と博愛の満ち溢れる社会を目差して

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by antsuan | 2014-07-12 10:06 | 政治・経済 | Comments(2)

『嘘とポエムと内部告発(小野昌弘) - 個人 - Yahoo!ニュース』にみる日本人の健全性

 今迄に何度か、「2チャンネル掲示板」のスキャンダラスな健全性を述べてきましたが、小保方博士のSTAP騒動も、真実の暴露が「2チャンネル掲示板」によって為されたようです。

嘘とポエムと内部告発(小野昌弘) - 個人 - Yahoo!ニュース

嘘とポエムと内部告発

小野昌弘 | イギリス在住の免疫学者・医師
2014年6月8日 10時16分

1.その場しのぎの嘘
どうやら今の日本社会では「その場しのぎ」がかつてないほど流行しているようだ。STAP騒動の顛末は、そもそもの始まりの論文作成から今の理研の対応に至るまで、「その場しのぎ」で塗り固められた不祥事であったことが明らかになってきた。ES細胞やiPS細胞とちがって胎盤にも胎児にもなる能力があるとしてNatureの論文になったSTAP細胞は、(すくなくともその該当実験は)胎児になれるES細胞と、胎盤になる能力のある幹細胞「TS細胞」を混ぜたものであった可能性が高いことが、理研の遠藤高帆・上級研究員による独自のデータ解析により明らかにされたという。

こうした小細工で無意味なデータをつくり論文を出しても、やがてぼろが出るのは明らかだ。どうしてそんなことをしたのだろう。科学の進歩ということについて少しでも理解しているひとならば、まさかそんなことはしないだろうと思う、信じ難い話ではある。

しかし、われわれの生きている社会が、その場しのぎで嘘でも何でも許されて、それどころかむしろ得さえしてしまう社会ならば、こうした信じられないような事態が横行しても、さして不思議ではない。

考えてみれば、これはSTAP騒動に始まった話ではない。つい数年前の未曾有の原発大災害で、東電や政府、官僚、科学者がその場しのぎの嘘や言い訳ばかりすることで、事態に明確な責任を誰もとらないまま今日に至っている。証拠捏造して冤罪をつくりだしてきたことが明らかになった検察組織も、同じように誰も明確な責任をとらないまま、今や何事もなかったかのようにふるまっている。

やはり今のわれわれの社会は上から下まで腐敗して堕落しきっているのかもしれない。

そもそも人間の行動や研究、作品といったものは、いずれ歴史の審判を受けるものだ。こういう、歴史を学ぶ上で一番大事なことが理解されないまま忘れさられている。歴史が評価すると意識していれば、小手先のごまかし、その場逃れの嘘、誇張はできない。 

ましてや今はインターネットの時代だ。情報はかつてないスピードで広がり、昔なら数年かかったであろうSTAP論文の検証が、SNS(11jigen)・科学者ブログ(kahoの日記;Stem Cell Blog)・論文審査内容を公開する雑誌F1000Research上におけるSTAP論文データの検証といった新しいプラットフォームのおかげで、ほんの数ヶ月でSTAP騒動に片がついてしまった。

STAP騒動の根底には、日本の医学生物学研究がもつ深刻な構造的問題がある。随分前から、論文における中核的存在であるデータそのものについての信頼性は、第一著者ら若者の肩だけにかかってきた。つまり、教授らシニアの怠慢のために、若者が職務と真実への忠実さを持って人並みならぬ努力をしなければ、論文の信頼性が保てないのだ。それなのに、大学の上層部のひとたちは、若者らの雇用環境を改悪して彼らの未来を潰しつづけてきた。一方で、旧帝大で始まった上層部の教授たちによるお手盛りの優遇策はとどまる所を知らず、理研もそれを真似しようとしたときにSTAP事件が起きたのだった。

腐敗は、随分前に、上のほうから始まった。そして今や社会を支える根っこのところまで腐敗が広がっている。STAP騒動はその結末の一つの形に過ぎない。

2.公益通報

STAP事件のように、上から下まで利益を共有するひとたちがつるんで、その場しのぎの嘘や言い訳で塗り固められてしまったとき、その問題を知ってしまった個人ができることは、内部告発という方法以外にはなかなかない。

実は、日本には公益通報者保護法という法律があり、大学・企業を含めた全ての事業者に対しては公益通報の窓口を設置することが定められており、「公益のために事業者の法令違反行為を通報した事業者内部の労働者に対する解雇等の不利益な取扱いを禁止する」とされている(厚生労働省リンク)。

私はこれをふまえて、Natureの編集部論説記事「変わるための機関」に対する反論を同雑誌に送付した。Natureの同論説記事は、日本の研究不正には奇妙な例が多いと決めつけて、アメリカ型の研究公正局を作れという指示をする、偏見に満ちた上から目線の論説であった。(もう一言いうならば、STAP論文は理研とハーバードからの論文なのだから、本件でアメリカ型の研究公正局の存在が役に立っていないのは自明なのに、である。これでは日本を狙い撃ちして信用を落とすことでNatureの責任を逃れようとしているとしかいえない)

予想通り、私のレターは紙面への掲載は断られたので、同文章を記事の下にコメントとして貼付した(「変わるべきなのは誰か?」)。ここでは、現状で政府機関を増設しても効果は期待できないということと、むしろ既存のメカニズムを最大限利用すること、特に(公益通報者保護法を念頭に)内部告発者保護の仕組みを生かして、(立場の弱い)若者が、(上層部の)シニアたちに率直に意見を言える環境をつくっていくべきだということを述べた。(ついでに言うと、「変わるべき機関」にはNatureも含まれるのをお忘れなく、というのがこの文のメッセージである)

3.ポエムと内部告発

STAP事件と内部告発と言えば、STAP論文の問題点を指摘したオホホポエムという怪文書の存在があったそうである(私自身は5月の尾崎氏(@TJO_datasci)のツイッターで初めて知った)。この文章の作者も明確な意味も不明だが、どうやら今回のSTAP事件において、問題が明るみに出る状況をつくった一つの因子であったようだ。

この通称オホホポエムは2chへの投稿で、「ポエム」と呼ばれているが、内容は詩というより、隠語に満ちたおとぎ話(fairy tale)である。実は、こうした隠語による会話、おとぎ話化したうわさ話というものは、日本の大学では決して珍しいものではない。私自身、京大にいたころは研究室の先輩にこうしたおとぎ話をよく教えてもらったものだ。もっともこれは決して健全な状態ではない。隠語に頼らなければならない状況は、上部の圧倒的な権力ゆえに息苦しくなった小社会に生きていることを意味しており、下の者たちは理不尽な現実をおとぎ話として解釈しなおすことで日々を耐え忍ばなければならないほどストレスに満ちた環境にいるということなのだから。

今回のオホホポエムは、少なくともそういう状況に慣れた人物が作者のように見える。そして、その分野の科学者でなければ書けないような細部にまで立ち入った内容である以上、ただのいたずらにしては手が込み入り過ぎているように見える。未だに真実は定かではないが、ひょっとすると、理研という組織の中からのかろうじての抵抗であったのかもしれない。

しかし、匿名でできる方法は逃避や攻撃にはなっても、息苦しい社会の雰囲気を和げることはできないし、問題の根本的な解決につなげることも難しい。

だからこそ、理研の遠藤高帆・上級研究員が顔と名前を出して、データによりSTAP論文の根源的な問題を指摘、明らかにしたこと(上記)は、大きな救いだ。日本の狭い研究者世界で、理研というトップダウンの組織で、上層部への異議をはっきり唱えることがどれだけ困難なことであるか。しかも一連の経過で、理研の上層部はその場しのぎの対応で有耶無耶にしようとしていることが明らかであったのだ。この状況で、決して立場が強いわけではない若い研究者が勇気を出して真実に仕える生き方を世の中に見せてくれたということは、一連の経過の中でおそらく最も重要な出来事であり、大きな賞賛に値する。

しかし残念なことに、遠藤氏の勇気をもった告発に対して、理研(*)は「この結果だけではSTAP細胞の存否を結論付けることはできない」として、理研内の再現実験チームの検証結果が出てから慎重に判断するといって、正面から答えることを避けた。のらりくらりと逃げるつもりかもしれないが、今や組織としての体面を気にしても滑稽なだけだ。むしろ、理研が健全な組織として再生するためには、遠藤氏のような存在をどれだけ大切にできるかにかかっていると言えよう。

注 * 理研の誰の言葉であるかは記事からは不明


小野昌弘
イギリス在住の免疫学者・医師
現職ユニバーシティカレッジロンドン上席主任研究員。専門は、システム免疫学・ゲノム科学・多次元解析。関心領域は、医学研究の政治・社会的側面、ピアノ。京大医学部卒業後、皮膚科研修、京大・阪大助教を経て、2009年より同大学へ移籍。札幌市生まれ。



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by antsuan | 2014-07-11 08:15 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(0)

『アメ横』って、何十年ぶりでしょう 

 金融アナリストによりますと、消費税が三パーセント高くなった影響で、四月からの消費動向指数は、前年同期に比べてマイナス八ポイント以上も下げているそうです。

 価格の高い不動産や、自動車などはもちろんのことですが、お中元などの季節商品も、軒並み売り上げが落ちているのです。

 そんな憂鬱な世相に、この前の日曜日、人に逢う約束があり、上野の駅までのこのこと出かけて行きました。

 福島育ちのわたしにとって、上野駅の中央改札口は、「三丁目の夕日」の世界です。

 残念ながら感傷に浸っている間もなく、予定通りの待ち合わせの人と会って、仕事の話をしてきました。
 
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 また、会合が終わった後は、上野駅に戻らず、アメヤ横丁を覗いてみました。

 今から五十年以上も前、つまり半世紀以上も前に、西部劇にかぶれていたわたしは、ここを何度も訪れて、モデルガンをいくつか値切って買ったのでした。

 しかし今は、吃驚することに、日本人よりも外国人ばかり。

 ここ、アメヤ横丁を見る限りにおいてですが、逞しく活きているのは、日本人ではなく外国人のようです。


 




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by antsuan | 2014-07-09 12:37 | 身の回り・思い出 | Comments(10)

世界は日本化しないと生き残れない

 目が悪くなってきましたので、なかなか本が読みづらいのですが、時代の流れを知りたいために、斜め読み出来る本を買ってきました。

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 しかし、残念ながら、この二つの本のどちらも、原子力エネルギーという時代遅れの産物を、まだまだ新しいエネルギーと錯覚しているようです。

 ところが、あの三.一一以降、日本の科学者は、真剣に次世代エネルギーのことを考えて、『マグネシウム燃料電池』を開発し、既に実用化も始まっています。

 まさに、小泉元総理の云う「エネルギー革命」が始まっているのです。

 しかも、無尽蔵の太陽光を利用したレーザーで、酸化マグネシウムを還元させる目処がつき、まさに再生可能な次世代エネルギーとして注目を浴びています。

 つまり、化石燃料も原子力も、エネルギーとして全く必要としない時代が、もう既に、目の前にやって来ているのです。

 従って、エネルギーを武器にした経済戦争や、エネルギーを確保するための侵略戦争を、戦う必要は全くないのです。

 ですから、世界は日本の真似をしなければ、エネルギー革命に追いつかず、滅亡が待っているだけといえます。



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by antsuan | 2014-07-06 00:15 | 政治・経済 | Comments(2)