あんつぁんの風の吹くまま

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格差社会なんかじゃない

 法律は必要最低限の方が良いと思っているのは私だけなのだろうか。報道によると、日本も来年からは弁護士の大失業時代がやって来るそうだ。それをある新聞は「弁護士の格差時代到来」といういい方をしている。弁護士が仕事にありつけないのは格差の問題じゃないだろうに、そのうち弁護士の格差是正の為に米国のような訴訟社会にしてしまおうと考える不埒ものが出てきそうだ。

 しかし、誰が格差社会なんて言い出したのだろう。世界の長者番付を見れば分かることだが、バブルがはじけて以来、日本の資本家は株にしろ土地にしろ全てにおいて資産を大幅に減らしている。もちろん、二十一世紀になっても日本の民間における格差は物凄く縮まっているのが実状なのだ。

 国際化により、経済面からみれば土地成金や大株主などは抹殺されてしまったと云っていいだろう。だから、国際的にみて日本は絶対に格差社会なんかではない。その反面、経済以外の規制は逆に厳しくなり、国家と民間の格差は広がってしまった。庶民が感じる格差というのは、本当のところ官民格差のことなのだ。それを「格差社会」という言葉で置き換えて、民々格差も広がっているかのように吹聴するマスコミは、はっきり言って国家による謀略宣伝の片棒を担いでいる。
by antsuan | 2007-08-31 17:28 | 政治・経済 | Comments(6)

誤差の範囲=無視出来る範囲

 理科系の大学に入って今までに一番役に立ったことといえば、誤差の範囲という意味を会得したことだ。海水の塩の中に含まれる微量元素の分析を卒業研究としてやらされたのだけれど、誤差の範囲、つまり無視出来る範囲が必ずあることを知ったことは、自分の人生の中で大きな自信につながったと確信している。

 こんな誤差のことは小学生でも分かることで、おそらく同様のことは小中学生の時に習ったのだと思うが、頭の中で理解したのは大学に入ってからだった。1グラムと1000ミリグラムでは誤差の範囲が違う。誤差の範囲を四捨五入で表記すれば、0.6グラムから1.4グラムを1グラムと認識して良いけれども、1000ミリグラムの場合の誤差は999.5ミリグラムから1000.4ミリグラムの範囲しか認められない。清涼飲料水の缶にビタミンC、1000ミリグラム配合と記してあるものがあるがホントカイナと疑ってしまう。

 理科系人間とか文科系人間とかいう区別をすることがある。つまり深く真理を追究する人と広く浅く物事を全体的に見極める人、最近流行の脳科学者の言い方をすれば、左脳力の人と右脳力の人との区別ということになる。自分は機械いじりが好きだったので絶対に理科系人間だと思っていた。しかし、この誤差の範囲=無視出来る範囲を会得してからは、すごくいい加減で適当な人間になってしまった。つまり「自分自身が規定する自分」というものを厳格にする必要はないと悟ったのだ。
 
 だが、何も標準的な日本人の生き方にこだわる必要はないと、大学を出てからも好き勝手なことをして親を心配させたことで、親不孝のそしりは免れないと思っている。
by antsuan | 2007-08-31 12:16 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(4)

日米安保条約を見直そう

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   -米海軍が中国の空母建造を支援?-
5月12日のヴォイスオブアメリカによると米海軍太平洋艦隊のキーティング司令官は中国が望むのであれば中国の航空母艦建造の支援をする用意があると記者会見で発言した。 (http://www.voanews.com/english/archive/2007-05/2007-05-12-voa5.cfm)

キーティング提督は中国海軍のトップと5月11日会談の中で、航空母艦を持つことの技術的な難しさを強調したが、翌日の会見で中国が望むなら建造を支援すると述べた。

我が国のメディアでは報道されていないことであるが、このことは我が国の安全保障上非常に重要な意味合いのある発言である。もちろん、米海軍の意図は空母建造に関与することで中国側の軍拡をコントロールする点にあろうが、常に我が国の戦略目標と米国のそれが合致するとは限らないと考えればこの情報については日本としても要注意の話である。

特に私が問題にしたいのは6月19日の参議院外交防衛委員会でこの件を取り上げた際に防衛大臣も外務大臣ももちろん官房長官もこのニュースを知らなかったという点である。情報収集活動に外務省も防衛省も高額な予算をかけて従事しているが、こうした公開情報の収集分析から我が国としての対策を考えるのが常道であるが、そもそも防衛省も外務省もこのニュースを把握していなかったことは情報収集体制上に問題がある話しだ。今後は、是非米側に真意の確認をし、我が国の安全保障戦略上も問題がないようにすべきである。

                          参議院議員 浅尾慶一郎

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 参議院議員 浅尾慶一郎のメールマガジンによると、上記のようなことが書いてある。政府がこのことを承知していないで、テロ対策特別措置法の延長を国会に求める愚かさを嘆くばかりだ。米軍再編によるグアム島移転費用の要求など、このキーティング指令官発言を知れば突っぱねて当然だ。というか、もう日米安保条約は見直す時期に来ているといっていいだろう。

 ベルリンの壁が崩壊し東西冷戦が終了した時点で、日米安保条約の役目が終了したことは、安保闘争を含む学生紛争の嵐をかいくぐってきた団塊の世代の我々には、自明の理なのだ。この条約に日本がすがりつく必要は何処にもないどころか、この条約があるおかげで日本の外交力は全く機能していない。お分かりのように、これは米国が日本を植民地とする為の条約だったのである。

 テロ対策特別措置法の延長を次の国会で議論されることになるのだが、民主党にはここまで踏み込んで議論してほしいものだ。
by antsuan | 2007-08-29 16:04 | 政治・経済 | Comments(0)

用済政治家の為の閣僚人事

 「閣僚は何か指摘されれば説明しなければならない。十分な説明ができなければ、去る覚悟で閣僚になっていただいている」、内閣改造について安倍総理大臣が記者会見で言った言葉ですが、これがアベちゃんの命取りになるようが気がします。

 安倍総理自身、パチンコ業界関係の暴力団とのかかわりや、統一教会など韓国系団体との癒着、その他、最近では隠し子騒ぎも取りざたされていますから、不倫などの事実が発覚したら完全にアウトでしょう。

 また、外交に関しては全く何の成果も挙げていません。今度のテロ対策特別措置法の説明責任も問われかねません。閣僚の布陣は無難といえばそれまでで、辛辣にいえばすべて用済の政治家ばかりともいえると思います。かえってポスト安倍を狙う政治家にとっては動きやすくなったともいえるかも知れません。アイシャルリターンとか言ったすし屋のマダムは論外ですが。

 ところで、このマダム寿司の言動を見ていますと、小泉さんの復帰はなさそうです。もし小泉さんの再登板の動きがあるのならば、このような捨てぜりふは言わずに黙ってニヤリと笑って去って行ったと思うからです。
by antsuan | 2007-08-28 10:14 | 政治・経済 | Comments(6)

労働者の将来

 ある人のブログに寄り道して、松下幸之助の設立したPHP研究所の出版する本に抵抗を感じる人がいることを知った。私はこのPHPが発行する月刊ボイスを愛読しているから、その人とは対極にあるといえる。

 ところが、この月刊誌の八月号、「常識を打ち破る右脳力 [成功の鍵はアウトソーシング出来ない創造性にあり] 」(ダニエル・ピンク氏と茂木健一郎氏の対談)の図を見て、ようやく労働者の概念をしっかり理解することが出来た。いままでは、ホワイトカラーといわれる知的労働者(ナレッジ・ワーカー)は工場労働者の上位にいて経営者と同じ目線にいる人々だと思っていたが、そうではないことがよく分かった。労働者とはすべてにおいて論理・分析をして直線的正解を出す能力者をいうのだ。彼らは左脳を中心にして考える人間であり、確かに、二十世紀まではこの能力が一番重要とされてきた。
 
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          月刊ボイス八月号、一七〇頁の図


 しかし、経営者は昔も今もどちらかというと左脳だけでは解決出来ない、不確実な感情という右脳をフル回転して未知のものに立ち向かっているのである。よく、学者や役人が社長になって会社を潰してしまうのは、この右脳をつかわず左脳だけで解決しようとすることに起因する。
 
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          月刊ボイス八月号、一七二頁の図

 今まではこの左脳だけを鍛練すれば幸せに生きていけたが、これからの高度な発達した文明を生きていくにはそうは行かないと、この対談で述べている。つまり、これからの労働者は経営者と同じ右脳を発揮して、未知なる「自己発見の旅」から「内面からの動機付け」をしっかりすることが、幸せをつかむ条件になってくるというのだ。

 とうとう、日本の労働者も個人事業主になる時代がやってきたのだ。これも情報通信革命の一つの宿命なのかも知れない。
by antsuan | 2007-08-27 18:45 | 情報通信・パソコン | Comments(2)

わが家の元気者

夏と云えば金魚、適当に次男が面倒を見ていますが、わが家の六番目の家族です。
玄関で一服の涼を感じさせてくれています。
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by antsuan | 2007-08-26 20:33 | 自然・ブルーウォーター・競技 | Comments(10)

砂をかけられましたね

「新しい閣僚に任せたい」小池防衛相、留任しない意向表明
 【ニューデリー=栗林喜高】インド訪問中の小池防衛相は24日午後(日本時間24日夜)、ニューデリー市内のホテルで記者団に対し、内閣改造に関して「イージス艦情報流出事件で防衛省内の誰も責任を取っていない。私が責任を取りたい。人心を一新し、新しい閣僚に任せたい」と述べた。その上で、「私は(改造を機に)『辞める』と言っている」と強調した。

 小池氏はこの後、デリー国際空港で記者団に、「首相に(留任しないという)意向は伝えた。直接の答えはない」と述べた。「次官人事の(混乱の)責任をとったということではない」とも語った。

(2007年8月25日3時0分 読売新聞)
        ☆        ☆        ☆


 アベちゃん、見事に砂をかけられちゃいましたね。でも仕事に打ち込もうとする普通の人間ならば男でも女でも同じことをするでしょう。信頼出来ない上司の下で仕事をするほど疲れるものはないですから。さてさて新しい内閣の顔ぶれがどうなるのか楽しみです。きっと民主党の小沢さんも同じ気持ちでしょう。
by antsuan | 2007-08-25 13:41 | 政治・経済 | Comments(6)

学生服は軍服だった

「昔の名前で出ています」学ランのランって?のトラックバックです。

 セーラー服って云うと、女子生徒を思い浮かべるでしょうけれど、ヤッパリあれは水兵さんの服なんです。
 生徒に軍服を着せるのはけしからんと騒いでいる訳知りのおじさんおばさんがいらっしゃるようですね。大賛成。夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくるような袴姿を制服にしましょうよ。
 ちなみに男のセーラー服って云うのもカッコいいと思っているんですが・・。
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   映画「砲艦サンパブロ」のプログラムより
by antsuan | 2007-08-25 06:05 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(9)

霞が関はベルサイユ化している


「ベルサイユ化とは、フランスのルイ十四世がパリを離れてベルサイユ宮殿を建てた。それから一〇〇年くらい経ったルイ十六世の頃になるとベルサイユ宮殿には王様と取り巻きの貴族や官僚が集まり、全国で暮らす庶民のことは全く知らなくなった。自分たちの贅を極めた生活がすべてだと思い込んでしまった。」と、堺屋太一は読売新聞紙上で述べている。

 つづけて、「東京しか知らないから地域格差は自然に生じていると思っている。でも世界の中で一九八〇年以降、首都圏の経済、文化の国全体に占める割合が高まっているのは日本だけなんです。自然に任せていたら地方分散になる。逆に言うと、日本は大変なお金と権力で東京に集中させている。これをやめさせなければいけない。それが東京にいる人たちには分かっていないんですよ。自分たちが地方分散を出来なくしているという意識がないから、役所の権限を強化してお金をばらまいてやろうという発想になる。・・・安倍さんは首相官邸主導といって有識者会議をたくさん作っているが、会議の意見はまとまらず官僚主導の答申になる。有識者会議は官僚主導の為の隠れ蓑になりやすいんです。・・・まず官僚依存をやめないといけない。・・・有能な政治家を育てていかなければなりません。」と、最後に言葉をまとめている。

 民主党は国政調査権をバンバン使うと公言している。この国政調査権というものは国会議員一人一人にあるものだと思っていましたが議会に権限があるんですね。官僚主導にならないためにも、参議院議長を野党第一党から出したことは大きな意義があります。小沢代表に内閣は脳死状態と言われてカチンと来たらしくて、アベちゃんは国会を来月上旬には開催すると言い出しました。国会は決議場ではないのです。大いに議論を白熱させていただきたい。
by antsuan | 2007-08-24 16:34 | 政治・経済 | Comments(2)

無税国家論は社会主義の理想と同じ



 介護保険制度は、破綻するのが分かっていたにもかかわらず、老人医療費の負担を軽減するために考え出した悪しき策略である。少子化を騒ぎ立てることも、根は同じところにつながっている。要は、官僚集団が食い物にしてきた特定財源を確保する狙いが、主たる目的なのだ。

 しかし、松下幸之助の無税国家の構想では、此の特定財源の元になっている社会保険や郵便貯金、簡易保険の積み立てを有効に利用することによって、やがてはその利息だけで国家を運営することが可能になる、本来の社会主義国家の目指すべき資金運用だったのだが、物の見事に官僚集団に食い荒らされ、松下翁が危惧していた大借金王国になってしまった。

 此の無税国家構想は何十年も前から唱えられていたにもかかわらず、似非社会主義者どもによって、その構想すらも政治家は論じようとはしなかった。彼らは特定財源を食い物にしてきた官僚集団と同罪だと思う。特に、松下政経塾を卒業した政治家は恥を知れと言いたいのだが、うれしいことに此の松下翁の夢を実現しようと頑張っている政治家がいた。東京都の杉並区長である。

 松下政経塾二期生の山田宏杉並区長は、いま住民税ゼロの実現に取り組んでいるのだ。就任当初あった区の借金九四二億円を、平成十九年度末には四〇〇億円にまで減らし、最後の任期(現在)を終える四年後には借金をゼロにして申し送りたいと意欲を燃やしている。

 お分かりのように無税国家構想は決して夢物語ではない。実現可能なそれも現在の資本主義国家で実践出来る政策なのである。国民はもっと無税国家論を研究し、それを実現させる政治家を選ぶことにより、平和を声高に叫ばずとも心の豊かな社会が実現出来ることを知るべきである。
by antsuan | 2007-08-23 17:05 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(2)