あんつぁんの風の吹くまま

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国民(市民)代表訴訟は可能か

 ライブドアの粉飾決算で株主に損害を与えたとして株主代表訴訟がなされ、場合によっては監査法人までその責任が嫁せられるような商法ではなく会社法に、この度法律が改正されている事をご存知だろうか。そこまで厳しくなったのはやはり、取締役などの経営者だけでなく監督責任者までもが馴れ合いになって不祥事を起こす事があるからであろう。

 知らなかったが、この代表訴訟は日本においては昭和二十五年に既に商法に規定されているものらしい。そして商法の規定から会社法の規定に改正されるにあたって、企業統治(コーポレートガバナンス)とか、法令遵守経営(コンプライアンス)などをうるさく論議されるようになってきた訳だ。

 しかし考えてみれば、企業統治とか法令遵守経営とかは官制法人にも当てはまるはずだ。国立であろうと公立であろうと財団であろうと、法人であれば会社法が適用されてしかるべきだ。

 そしてそれらの法人の出資者は明らかに国民(市民)である。ならば国公立法人に天下って随意契約やいい加減な発注をしてその法人に損害を与えた理事長なり役員には、国民(市民)代表訴訟を起こして損害賠償請求を起こす事も可能ではないかと考えるがいかがなものであろう。
by antsuan | 2006-07-31 16:49 | 政治・経済 | Comments(8)

夏の変わらぬ日々がやって来た

 今日も仕事だった。夕方、逗子海岸で遊ぶ人々の賑わいを観ながら帰ってきた。ようやく暑い夏がやって来て浜風に誘われて行楽客が楽しそうに遊んでいる。

 しかし、そこに自分はいない。海はすぐそこにあるけれど、いつの間にか自分は夏の主役ではなくなっている。ただ水着姿の若者のシルエットを観ているだけ。

 陽が沈んだ頃、黙々と庭の草刈りをし後片付けをする。明日の朝になれば、野良猫のうんこがあちこちにある事だろう。あぁ、これも変わらぬ幸せな日々の一日なのだ。

 願わくは、我が妻よ、ビールを冷やしておいてくれーー!
by antsuan | 2006-07-30 23:55 | 身の回り・思い出 | Comments(2)

応援も愛のうち

もうじき、高校野球神奈川県大会の決勝が始まります。ソワソワ。

 東海大相模と息子が通っている横浜高校の対決です。準決勝と決勝には中学も高校も生徒は全員応援に行かねばなりません。「勉強なんてせんで好いからしっかり応援して来いよ」とは顔に出しては云わないけれど、そんな気持ちです。

 家族愛、郷土愛、祖国愛なんて難しい事を教室で教えるよりも、母校の野球部を応援させる方が、「愛」について教える分かりやすい方法だと思います。
by antsuan | 2006-07-29 12:32 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(6)

団子三兄弟をどう育てるか。

 夏休みになって息子どもが家の中でごろごろしているので、鬱陶しさが余計に倍加している我が家です。男子校に入れたのがいけなかったのでしょうか、だんだん粗暴になって親としてはこんなふうに育てた筈じゃなかったのにと落ち込んできてしまいます。が、ここで子供を見捨てたらどうしようもない子になってしまうと思って、隣近所を気にしながら大声で親子喧嘩をしています。そんなところを観ている三男はどのように育つやら。
by antsuan | 2006-07-27 22:44 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(10)

歌も歌えない人間だけど

 音楽はからっきしダメな人間なのですが聞くだけなら大好きです。中学時代にアルバイトをして最初にカメラを買った後は、当時開局したばかりのFM放送を聞くためにソニーのFMラジオを買いました。ラジオでステレオが聴けるというのがFM放送の謳い文句だったのですが、もう片方のスピーカーを買うお金などなく取り合えずモノラルで聞いていました。しかしノイズが入らないFM放送から流れてくる音楽は本当に素敵でした。

 その頃はビートルズやグループサウンズなどのエレキギターの音楽が流行り始めていましたが、もっぱら普通のギター音楽のフォークソングを聴いていました。その当時はベトナム戦争最中の時代で反戦ソングの根強い人気があったのです。最初に買ったドーナッツ版のレコードも反戦歌手のジョーン・バエズの曲でした。

 日本でもフォークソングが流行し、同時に反戦運動とも合体して新宿の地下街などはヒッピーやギターを抱えた若者たちがたむろする場所となりました。フォークソングとしてはブラザーズ・フォアも大好きでしたが、やはりジョーン・バエズの声が最高でした。

 昔と違って徴兵による若者が戦場に行く事の無くなった米国は、イラク戦争においては厭戦気分というものが封じ込まれているように思います。しかし、戦場とは遠い平和な日本ですが、今、声を高くして歌うべき歌は恋歌でも賛美歌でもなく、ジョーン・バエズの歌った反戦ソングではないかと思うのです。ベトナム戦争の時もそうでしたが、国がいかに戦争を支持しようと、庶民は歌声にのせて静かに反戦を叫ぶべきだと思うのです。歌も歌えない私が言うのも変ですが。
by antsuan | 2006-07-26 23:12 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(8)

資格の更新制度を考える

 最近、いろいろな国家資格に更新制度を導入する事ついて論議を呼んでいます。医師免許、一級建築士免許などです。けっこうな事だと思いますが、まずは最初に公務員資格の更新制度を設けてからにしてもらいましょうか。現在の許認可権を振りかざすやり方は法治国家には相応しくありませんから。

 一つは何をするにも免許が必要な今の制度に疑問を感じるのですが、それも以前にも述べた官尊民卑の現れだと思うのです。堺屋太一氏なども提唱していますが、それを改めるためには公務員の任期を定めて更新制度を導入するのがけっこう効果的だと思うのです。今はどうだか分かりませんが、自衛隊員の兵士は任期がありました。下士官にも任期があったと思います。裁判官にも任期の更新制度があります。ならば当然公務員にも任期があってしかるべきです。それによって文民統制の効力を高める事が出来るのではないでしょうか。
by antsuan | 2006-07-25 10:16 | 政治・経済 | Comments(5)

ピンポイント天気予報を信じない

 朝からざんざん降りの雨なのに、逗子市の防災無線で花火大会は今夜予定通りやりますと放送していました。とても信じられませんでしたが、夜七時を過ぎると霧雨になり、肌寒かったのですが無事綺麗な花火が打ち上がりました。

 この頃はピンポイント天気予報と云うものが商売になっていますので、きっと市当局はそれを利用して決行を判断したのでしょう。しかしながらこの防災無線と云うものが私は大嫌いなのです。防災時に防災無線が機能するなんて八十パーセント嘘だと思っているのですが、そのことは去年の五月にとっくに話をしているのでやめにしておきます。

 今年の梅雨明けは蝉の鳴き声からして遅いような感じです。そして中東紛争はイスラエル軍のレバノン侵攻によっていよいよ泥沼化し、ますますベトナム戦争に似てきました。梅雨明けどころの問題ではなく、世界中に暗雲が立ちこめ始めています。米国は、石油市場を手中に収める事とイスラエル問題の解決を一遍にやろうとしているのです。そこで、米国はイラクを押さえればイランにも何処にでも睨みを利かせる事が出来ると考えたのでしょうが、まるで満州事変や日支事変を再現しているようなものです。

 「嵐は治まります」と防災無線のようにいくら宣伝しても、ハリケーン・カトリーナを目の辺りにした国民や諸外国はもやは米国の勝利を信じるものはいないでしょう。肥えるのはオイルメジャーばかり、その他の産業は米国と英国では消滅してしまうに違いありません。これを後世の人々はなんと見るでしょうか。産業革命の終焉とでも称するのでしょうか。
by antsuan | 2006-07-24 08:22 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(7)

夜行列車での出会い

 帰省帰りの列車が不通になるのは今回が始めてではない。そのことは去年の「川の形態」に書いたので省略するが、東北では台風の大雨よりも梅雨の集中豪雨の方が怖いものだと認識している。

 今回の帰省は田舎から呼ばれる最後の機会かも知れなかったので、是非、家族全員で行きたかった。とはいえ、子供たちの夏休み前と云う事も有り、殆ど日帰りとも云える夜行列車の旅を計画したのだが、海と山とが迫っているところを走る羽越本線経由では無理があったようだ。

 しかし、もう七〜八年以上も前になるがその夜行列車「あけぼの」での人との出会いは忘れる事が出来ない。それは雪がまだ残っている三月下旬のことで、鉄道マニアになっていた長男に寝台列車と上野駅の雰囲気を味合わせてやろうとして企画した帰省の旅だった。

 小学四年になる長男と二年になる次男の三人でB寝台に乗り込んだのだが、出発時刻ぎりぎりになって空いている向かいの寝台に年配の男の人が乗り込んできた。我々はもう寝る支度をして殆ど毛布をかぶっていたのだけれども、その男の人のポリポリと煎餅をだべる音が気になって三人とも寝つかれずにガサゴソやっていた。それに気が付いたのだろう。男の人が子供に向かって、「お弁当を買う時間がなかったんだよ、すぐ食べ終わるからね」と、すまなそうに話しかけてきた。

 これが旅の楽しさなのだが、身なりのキチッとした紳士が狭い寝台でポリポリ煎餅をかじっている姿に何となく親近感を感じて、こちらもカーテンを越しに、何処から来て何処へ行くのか尋ねたところ、空路で福岡から羽田経由の秋田に帰る予定が、福岡からの便が遅れてしまい秋田行きの便に乗れず、羽田から急いでこの夜行列車に飛び乗ったのだと云う。その話しぶりから、どうやら出張と云うよりも学会帰りのようだった。

 私の勘は当たって、秋田にある大病院の外科の先生だった。親戚に秋田大学医学部の助教授をしていた人がいたのでそのことを話したところ、なんとその親戚の消息を私より詳しく知っているのでびっくりしてしまった。そこであらためて寝台の上と下で寝そべりながらの名刺の交換となったのである。

 その先生が煎餅ではなく饅頭をこっそり食べていたら、言葉を交わす出合いにはならなかっただろうと思うと、夜行列車の旅がことさら楽しい思い出となって私たちのこころに残っているのである。


 今回は慌ただしい日帰りの旅であったけれども、ちょっとだけ北上線のほっとゆだ駅舎にある温泉に入ってきた。旅はこれだから楽しい。
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by antsuan | 2006-07-23 00:01 | 身の回り・思い出 | Comments(4)

「民尊官卑」を声高に!!

 自民党の総裁選挙が面白くなってきたと思ったら、福田さんが立候補を辞退するとの発表があって、安倍さんの独走が濃厚になってきてしまった。小泉劇場最終幕のどんでん返しは無いのだろうか。だが、敵が動くとしたらこれからだと思うのだ。安倍氏は脇が甘いと言われているので油断すると足下をすくわれる可能性は残っている。

 しかし福田さんは立派ですねぇー。天皇を政治的に利用する事の問題を身をもって防いだのですから。

            *   *   *

 「かんそんみんぴ」と打ち込むと「官尊民卑」ときちっと変換してくれるのに「みんそんかんぴ」と打ち込んでも「民尊官卑」とは変換されない。この私のワープロソフトと同じく、政治の世界においても民主主義を声高に叫んでいる割りには全くといって好いほど我が国では官尊民卑を改めようとしないのは何故なのだろう。

 特に残念なのは「民主党」という党の名前に民主という文字を掲げている政党が、官公労などの公務員の顔をちらちらと見て行動している事だ。私は民主的自由主義社会の日本において、商店や農業漁業経営者などの個人事業主よりもサラリーマン労働者の方が優遇される労働基本法に疑問を感じている。民主とはサラリーマン労働者の事を指すのであったら、英国の政党のように労働党と称すれば良いし、現実には共産主義、社会主義そのものであって、仮面を被っているのと同じだと思う。

 その点、自民党は先の総選挙において民尊官卑的指向をはっきりさせた。特に外交面においては官僚主導をきっぱりと拒否し、国民から選ばれた総理大臣の自らの意思を明確に打ち出す行動を取った。これこそが民主主義であり、民主党は完全にお株を奪われたのである。そのことを認めようとしない小沢さんは民主党代表には相応しくないと思っている。

 民主党は「民尊官卑」を声高に叫ぶべきなのだ。
by antsuan | 2006-07-22 12:21 | 政治・経済 | Comments(2)

小泉劇場の最終幕


 先頃、靖国神社A級戦犯合祀に昭和天皇が不快感を持っていたのではないかという宮内庁長官のメモが見付かり話題を呼んでいる。この合祀分祀問題は国内問題であって、諸外国から何かを云われて決める事ではないからして、この際、国民の間で大いに議論するべきだ。ただ外交問題に発展してしまった政治の世界にいる小泉首相としては自分の信念を貫いて欲しいと思う。

 面白くなったのは自民党の総裁選挙の行方だろう。今までダントツに先を走っていた安倍官房長官にとっては逆風になる可能性がある、総理としての力量があるかどうかこれで問われる事になると思う。
 
 小泉劇場の幕切れに大どんでん返しが待っているか、面白くなってきた。
by antsuan | 2006-07-21 07:02 | 政治・経済 | Comments(2)