あんつぁんの風の吹くまま

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カテゴリ:政治・経済( 619 )

「民尊官卑」を声高に!!

 自民党の総裁選挙が面白くなってきたと思ったら、福田さんが立候補を辞退するとの発表があって、安倍さんの独走が濃厚になってきてしまった。小泉劇場最終幕のどんでん返しは無いのだろうか。だが、敵が動くとしたらこれからだと思うのだ。安倍氏は脇が甘いと言われているので油断すると足下をすくわれる可能性は残っている。

 しかし福田さんは立派ですねぇー。天皇を政治的に利用する事の問題を身をもって防いだのですから。

            *   *   *

 「かんそんみんぴ」と打ち込むと「官尊民卑」ときちっと変換してくれるのに「みんそんかんぴ」と打ち込んでも「民尊官卑」とは変換されない。この私のワープロソフトと同じく、政治の世界においても民主主義を声高に叫んでいる割りには全くといって好いほど我が国では官尊民卑を改めようとしないのは何故なのだろう。

 特に残念なのは「民主党」という党の名前に民主という文字を掲げている政党が、官公労などの公務員の顔をちらちらと見て行動している事だ。私は民主的自由主義社会の日本において、商店や農業漁業経営者などの個人事業主よりもサラリーマン労働者の方が優遇される労働基本法に疑問を感じている。民主とはサラリーマン労働者の事を指すのであったら、英国の政党のように労働党と称すれば良いし、現実には共産主義、社会主義そのものであって、仮面を被っているのと同じだと思う。

 その点、自民党は先の総選挙において民尊官卑的指向をはっきりさせた。特に外交面においては官僚主導をきっぱりと拒否し、国民から選ばれた総理大臣の自らの意思を明確に打ち出す行動を取った。これこそが民主主義であり、民主党は完全にお株を奪われたのである。そのことを認めようとしない小沢さんは民主党代表には相応しくないと思っている。

 民主党は「民尊官卑」を声高に叫ぶべきなのだ。
by antsuan | 2006-07-22 12:21 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)

小泉劇場の最終幕


 先頃、靖国神社A級戦犯合祀に昭和天皇が不快感を持っていたのではないかという宮内庁長官のメモが見付かり話題を呼んでいる。この合祀分祀問題は国内問題であって、諸外国から何かを云われて決める事ではないからして、この際、国民の間で大いに議論するべきだ。ただ外交問題に発展してしまった政治の世界にいる小泉首相としては自分の信念を貫いて欲しいと思う。

 面白くなったのは自民党の総裁選挙の行方だろう。今までダントツに先を走っていた安倍官房長官にとっては逆風になる可能性がある、総理としての力量があるかどうかこれで問われる事になると思う。
 
 小泉劇場の幕切れに大どんでん返しが待っているか、面白くなってきた。
by antsuan | 2006-07-21 07:02 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)

イランを甘く見たネオコン

 国連が非難決議を出して北朝鮮問題はひとまず落ち着いたようです。世界の警察的役割を自負している米国にとって、平和はその存在価値を否定してしまう事になるので悪党国家の存在が欠かせないのです。私の見るところ、北朝鮮問題を米国はチャイナに下駄を預けているように思います。日本の限定的経済制裁は最後通告になる訳でも無し、最も効果的な対抗処置であると思います。チャイナにとっては北朝鮮の扱い方を間違えると台湾問題が再燃しますから下駄を預けられる事は返って重荷になっているはずです。

 ところが、中東問題がかなり複雑になってきました。米国政権中枢部のネオコンの読み間違いによるものだと考えます。イランを甘く見過ぎたようです。イランはチャイナと違って曲がりなりにも民主主義国家です。それを米国は武力で持って核開発の阻止に乗り出そうとしています。その動きを察知したイランが中東の過激派に武器を渡してイスラエルを攻撃させているのです。

 もし、イスラエル軍にしろ米軍自身にしろ、ここでイランの核施設を攻撃したらベトナム戦争の北爆と同じ過ちを犯す事になります。何の解決にもなりません。しかし、ケネディ大統領を暗殺したジョンソン大統領と同じテキサス出身のブッシュは、愚かな選択をする可能性が十分にあります。

 その時の日本の政府の対応はどうなるのでしょうか。非常に難しい舵取りを迫られるようです。
by antsuan | 2006-07-16 23:34 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)

第二国連

 国際連合におけるいろいろな決議が常任理事国の拒否権にあって否決されています。こんなことは今に始まった事ではないのですが、やはりこのような茶番劇を見ていると、国際連合も賞味期限が切れてきたのではないでしょうか。

 先の「政治家の愛国心」にも書きましたが、もともと国際連合は先の大戦における戦勝国の集まり、つまり連合国会議(UN)のことであって、それを我が国は国民に「国際連合」といって誤魔化しているだけですので、実態が分かれば期待する方が馬鹿だという事になりますが。

 一部の政治家の間で第二国連を造ろうという構想があるようです。悪くない考えです。国連にこれだけ金をつぎ込んでも、真面目な話し合いどころか各国のただの罵り合いの場になっているだけですから。

 国連改革構想なんていうのを止めて、第二国連を作るぞと日本が言えば、かなり多くの国が賛同するのではないかと予想しているようです。アベちゃんは米国も着いてくるなんて言っているようですが、今の常任理事国はどうなんでしょうかね。返って着いてこない方が良かったりして。ま、国際平和の牽引役になる気構えを持った国会議員が出てきたという事は嬉しい事ではありませんか。

*これは徒然名無子アジアの緊張へのトラックバックになっております。
by antsuan | 2006-07-14 14:24 | 政治・経済 | Trackback | Comments(4)

評価するにはまだ早い

 いろんなところで小泉内閣の総括が始まっています。確かに日本の内閣としては長期政権だったので、もう終わりと考えているのでしょうが、サプライズ総理の任期は後二ヶ月もあります。その中にはサミットや八月十五日も含まれるのです。

 小泉総理は本当に運の強いお方です。辞めるぎりぎりになって北朝鮮に対する経済制裁を何処にも批判されずに決断する事が出来ました。多分、サミットでは日中首脳会談の実現も、チャイナの歩み寄りで、あると予想しています。なぜなら、北朝鮮への経済制裁をされて困るのはチャイナだからです。となれば、わざわざ八月十五日に靖国参拝をする必要はなくなるでしょう。

 これで、自民党総裁の後継者問題も靖国参拝を政治問題にせずに対応出来る事になります。去年の総選挙もサミットが終了してから動き出しました。『風林火山』の如き小泉劇場の幕はまだ下りていないのです。
by antsuan | 2006-07-13 07:18 | 政治・経済 | Trackback | Comments(0)

北朝鮮の意図するところ

 北朝鮮のミサイル問題だが、これは米国や日本への威嚇ではなく、ロシアやチャイナに対しての威嚇ではないかと考えてみてはどうだろうか。

 ロシアはオイルマネーがどんどん入ってきているから米国と歩調を合わせる必要はないけれども、チャイナは別だ。米国を怒らせたら経済はガタガタになり共産政権は一挙に崩壊してしまう。そこでチャイナは北朝鮮を植民地化し、米国に逆らわないような傀儡政権を造ろうとしているのだが、金正日は「そう言う気なら本当に戦争をおっ始めるぞ、北朝鮮が米国のものになって困るのはおまえ達チャイナやロシアじゃないのか」と、脅しているのだと思うのです。

 あのおデブさん、全然馬鹿じゃない。オイルメジャーのために戦争をおっ始めたブッシュとよく張り合っている、なかなかの悪党でっせ。日本はなるべくかかわり合いを持たない方が好い。漁夫の利を取ろうとしていると見られて嫉まれるのが落ちだ。
by antsuan | 2006-07-07 19:21 | 政治・経済 | Trackback | Comments(6)

政治家の評価

これは「重箱の隅」の時代に対するトラックバックです。

 橋本龍太郎元首相が亡くなった。橋龍の時代をどう過ごしたかによってその人それぞれの評価や思いがあるだろう。政治に大いに関心のある者としては全く評価出来ない男なのだが、それをわざわざ声高に言ってもしょうがないことだとも思う。

 しかし彼も政治家である以上、世間の評価をいかに死してからといえども避けられないことは覚悟していると思う。いや本当の政治家であれば死してからの評価を信じて大難にぶつかって行くべきなのだ。

 彼の死去に対しチャイナが哀悼の意を大きく表明した事がすべてを物語っている。彼はチャイナにそれだけ貢献したという事だ。

 政治家であろうと実業家であろうと身辺の汚いものは評価出来ない。橋龍も角栄も外国からわいろを受け取っていた。それが自分のためでなく党のためであっても国のためではなかった。女関係も政治にからむ後ろめたいものだった。

 プロとは自らを正す者を言うのであれば、二人はとても政治のプロとは言えまい。田中角栄の時代以後だと私は感じているのだが、悪を許すあるいは目をつぶる基準がものすごく低くなってしまった。良い事をしたのだからこれぐらいの悪いことは目をつぶろう見逃してやろう。少年が犯した悪であろうと政治家が犯した悪であろうと、聖職者のちょっとした悪であろうと、悪は悪である。

 後藤田正晴氏は立派な平和主義者であった。しかしそのような彼も角栄の悪に目をつぶってしまった。赤軍派事件、学生運動などの公安、治安の不安に対処する事に頭がいっぱいだったからだろうと思うが残念だ。余談になるが、石原莞爾も後藤田氏と同じような人物ではなかったかと考えている。

 倫理的道徳的以前に法治国家の意味を成さなくした政治家は評価するどころか失格である。凶悪な少年犯罪が増えたのも、教育者や官僚がプロ意識を持たなくなったのも彼らの責任だと思う。
by antsuan | 2006-07-02 20:57 | 政治・経済 | Trackback | Comments(6)

国会議員のタウンミーティングに出席して

 昨日は応援している国会議員の地元での国政報告会があったので行ってきました。野党ではありますが一昨年に年金問題の火をつけた参議院議員といえばおわかりでしょう。若くて次回には衆議院にくら替えすることが決まっているので、熱心に市民の輪の中に顔を出しているのです。

 その国政報告会は後半が質疑応答の時間となっていて、市民が素朴な疑問質問を議員に投げかけることが出来ます。米軍移転費用問題調査のため、グアム・ハワイの米軍基地の視察を打診したらやんわりと断られたとかで、日本の国会議員の中では国際的にもかなり存在感のある人なのですが、外交における靖国問題についての質問のときに、私にとってはちょっと気になる答弁をしていました。

 昭和史については議員の仲間と一緒に再度勉強しているそうです。そう云う姿勢は大いに評価するのですが、靖国神社の資料館に行くと止むを得ない戦争だったようなことの説明があって気になったと言っていました。そして、日本人自身によってもう一度あの戦争責任というものを検証すべきであろうとの考えを表明していました。

 そう云えば読売新聞も近代の歴史の検証をしています。しかし歴史の真実を探り戦争責任を日本人の立場で問い直せば問い直すほど、外交問題は解決しないと思うのです。なぜならば基本的に東京裁判を否定することになるからです。チャイナや韓国のみならず連合国から非難の声が上がることは間違いありません。

 したがってそんなことはせずに、靖国問題を外国から云われたらぴしゃりと言ってやればいいのです。「東京裁判を取り仕切った連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の総司令官だったマッカーサー元帥が米国議会で『あの戦争は日本にとって自衛のためのものだった』と明言しているのですよ」と。

 それ以外は言う必要もないし余計なことを言うからおかしくなるのである。
by antsuan | 2006-06-25 19:57 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)

ベトナム戦争とイラク戦争で得する日本

 イラクに自治政府が何とか樹立されて、あちこちの国の軍隊が引き上げを始めた。戦争を仕掛けた米軍はどうするつもりだろうか。戦争目的がイスラエルとパレスチナ問題を解決するためであるならば、まだ暫くはイラクに留まるだろう。しかし、それでは民族独立の戦いであったベトナム戦争から何も学ばなかった事になる。しかも今度は宗教戦争に火をつけてしまった。

 我が国の小泉政権は米国のブッシュ政権にシッポを振りまくっていると国民は嘆いているが、佐藤栄作政権の時はもっと酷かった。佐藤栄作がノーベル平和賞をもらえたのは徹底的にベトナム戦争に加担していたからだ。沖縄は言うに及ばず、日本国内の米軍基地はすべてベトナム戦争の前線基地化していたのだ。

 イラクから陸上自衛隊が撤退しても航空自衛隊が米軍の軍事物資を運ぶ事になるとしたらまさに戦闘に参加するのも同じ事なのだが、「ベ平連」などの反戦団体が活躍していたことからも分かるように、ベトナム戦争当時は日本の社会全体が戦闘に参加していたようなものだった。

 しかし歴史を振り返ってみると、戦争をするたびに経済が弱体化する米国と裏腹に、日本は米国が戦争をするたびに経済力をつけてきた。どんなに米国政権にシッポを振りまいてもその分の元は十分に取っているのだ。「名」も「実」も両方欲しがる米国だが、その両方を手に入れる事は出来ない事にまだ気が付かない。小泉政権はブッシュが戦争を始めてくれたおかげで経済を持ち直す事が出来た。日本も「名」を取りたいならば「実」を捨てる覚悟が必要だが、国民はそのことに気が付いているだろうか。
by antsuan | 2006-06-23 15:27 | 政治・経済 | Trackback | Comments(0)

砲艦外交の野望

[読めてきた北朝鮮情勢]

 「悲劇週間」(矢作俊彦著)を読んで、主人公である堀口大學と外交官だったその父堀口九萬一のたどった波乱万丈な世界に思いを馳せている。この本を読むと、今も昔も砲艦外交をした米国の野望は変わってはいないことが見えてくる。

 いま北朝鮮は明確なチャイナの植民地化が進んでいる。(1) それは日本と北朝鮮の国交正常化を阻止するためである。小泉総理は北朝鮮との国交正常化を約束した。しかし、それに横槍を入れたのは米国であった。北朝鮮復興に日本が主動的役割を演じれば、その先は満州国の再現であって、北朝鮮だけでなくチャイナの東北部の[市場]を日本に取られてしまう危機感を持ったに違いない。

 日本と北朝鮮の単独外交を阻止するために、米国はチャイナと手を組んで六ヶ国協議というタガを小泉政権に嵌めた。昔の三国干渉となんら変わらない事は日本人ならばもう気が付いていよう。六ヶ国会議はハナから時間稼ぎの手段でしかないのだ。

 米国は米軍再編の費用も日本に肩代わりさせたように、日本から金をむしり取る事に何の罪悪感も感じていない。それどころか金をむしり取るために外交をしているのだ。チャイナによる植民地化が完了した時、つまりそれは金正日を見放して北朝鮮に新たな傀儡政権を作る事を意味するのだが、北朝鮮は拉致被害者を解放し高額な身代金に代る戦後補償を日本に要求する事だろう。だが、その金は北朝鮮の庶民には行き渡らず、チャイナと米国に流れる事になっている。

 どうして小泉さんが政権を維持する気がないのか、これでお分かりの事と思う。
 
  (1)ボイス7月号 「中国は金正日を見放した」青木直人
by antsuan | 2006-06-14 00:02 | 政治・経済 | Trackback | Comments(5)