あんつぁんの風の吹くまま

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2005年 12月 03日 ( 1 )

正義とはまっとうに生きる事。

 政治の話は大いに好きな方です。第何作目だったか忘れましたが、一高寮歌を作った祖父は、お弟子さんを呼んで酒宴を催しても今のようにカラオケで騒ぐなんてとんでもない、真面目に天下国家を論じていました。そんな宴会の中へ酒の摘みが欲しくて顔を出し、頭をなでられながら「立派な大人になれよ」と励まされたものです。

 そろそろ一年を振り返る季節がやってきました。しかし、昭和三十年代のようにだんだん時代が良くなって行く様子は僅かしか見られず、どちらかと云うと社会が腐敗して行く澱んだ時代のままのようです。社会規範の崩壊と云うのでしょうか。これが弱肉強食の世界なのかも知れませんが、まっとうな生き方をすることが馬鹿らしくなってくる世の中です。大人の社会がそうなのですから子供の社会が異常になるのも当然でしょう。

 まず政治の世界が節操をなくしたのは、自分では田中角栄の時代からと思っていますが、岸信介も満州に行った官僚ですから袖の裏をもらう術には長けていたに違いありません。楽天やライブドアが幅を利かせる世の中は、野生動物的生き方で人間社会に適用するべきではないと思いますが、日本以外の国際社会がそのようになっているのも悲しい現実です。

 そうして、弱肉強食主義の国に敗れた日本人が正義と云うものを考えなくなってしまった事が、社会の腐敗の進む大きな原因ではないかと思うのです。政治を考えることは、正義を追求する事であり平和を追求する事でもあると思うのです。

 平和主義者が正義を無視するのは結局のところ欺瞞であると言えます。正義と正義のぶつかり合いが戦争になる事も事実ですが、正義を追求しなければ平和は手に入らない事も事実だと思います。
by antsuan | 2005-12-03 17:20 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback(3) | Comments(0)