あんつぁんの風の吹くまま

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小泉劇場の幕は上がらない

 笑っちゃいますね、鳩山大臣の辞任劇。やはり、小泉劇場の方が見ごたえがあります。麻生総理ダイジンも、”゛”を読み飛ばされて、麻生総理退陣にならないようにしっかり兜の緒を締めないといけないようです。もう手遅れでしょうが。

 この間紹介した佐藤優の『外務省ハレンチ物語』は、この笑っちゃう政治家や郵政民営化こき下ろしの報道記者の実態を知る上で、必読の書といえるかも知れません。信念のない政治家や気概のない報道記者が、国民の税金を湯水のように使うことの出来る役人どもの罠に嵌まり、飼い犬のようになってしまう様子が、明確にというか赤裸々に書かれているのです。

 御存知のように、我が国では、男だけでしたが戦前から一般市民ならば誰でも参政権を持つ、普通選挙が実施されていました。しかし、その時に帝国陸軍は何をしたかというと、軍の機密費やアヘンの密売によって集めた金を使い、金のない立候補者に選挙資金を潤沢に提供したのです。こうして当選した国会議員は、当然ながら陸軍のいいなりになる従順な飼い犬となったのです。

 敗戦後、軍人官僚は消滅しましたが、その当時から腐っていた外務省や内務省の役人がこの手を忘れていたわけではありません。GHQの統治が終わると、「郵貯」や「年金」などの特別会計を駆使して税金を自分勝手に使えるようにし、陸軍がやったように、国会議員や報道記者を罠にはめ懐柔して行ったのです。

 さあこれで、小泉内閣がどうして郵政民営化を国民の民意に諮って実施したかお分かりでしょう。そして、役人やそれの飼い犬となった国会議員が必死に民営化を潰そうとしているかも理解されたと思います。

 衆愚にして賢民の大衆は、あのハレンチ物語を読んで、自分も甘い汁を吸おうとするのか、それとも怒りの鉄拳を振り落とすのか、残念ながら小泉劇場の幕は落とされてしまっているので伺い知ることは出来ません。

  (注)紹介した本は、女性が読むには不向きの官能小説です。
by antsuan | 2009-06-13 11:15 | 政治・経済 | Comments(0)