あんつぁんの風の吹くまま

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絶対的平和主義と確信的平和主義

 アインシュタインは日本の哲学者への手紙に「自分は絶対的平和主義者ではなく、確信的平和主義者なのだ」と書いている。つまり、自分の平和が脅かされた時には戦うことを正当化した平和主義者であると云うことだ。

 その言葉を聞いてハッとした。民主主義とは、平和を勝ち取る意欲を民衆が持つことをいうのではないだろうかと。そして民主主義者は相互に平和を勝ち取る権利を認めたために、戦うことをしなくなったのだと思う。従って平和は民主主義を認めた共同体にしか存在しないのではないだろうか。つまり民主主義社会とは共存を認めた関係を云う。ここには弱肉強食の世界はない。
 
 しかし、主義主張が出来るということは、読み書きが出来る程度の最低限の教養が必要になってくる。ところが、世界では残念ながら其の最低限の教育を受けられない人々が沢山いて部族を形成し、国家らしきものを維持しようとしている。
 
 絶対的平和主義を掲げることは、限定された社会、つまり民主主義社会においては可能であっても、それ以外の社会が存在する現代においては、まだ危険がありすぎるのではないだろうか。
 
 平和を実現するための必要条件は、何と云っても世界中の人々が読み書きできる程度の最低限の教育を受けられる環境を整える必要があると考えるのだが、此れこそ平和な環境がなくては出来ないことであり、其の矛盾に頭を抱えている。誰も戦争を望まない。人類が弱肉強食的動物から脱皮するにはまだまだ遠い未来のようだ。
by antsuan | 2005-06-14 10:50 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
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