2009年 01月 08日
遺志を継いだ人
石井紘基の遺志を継いだのは小泉純一郎だった
「日本を喰いつくす寄生虫」 石井紘基著 (道出版) 日本はもっとも成功した社会主義国家であると言われるのは本当だ。大蔵省、続く財務省の官僚は、資本主義経済の会計および経理を知らなかった。 そのことに気付いた石井紘基代議士は、官製経済体制を指弾し構造改革の必要性を指摘して暗殺された。二〇〇二年一〇月二五日のことだった。そして三年後の二〇〇五年の九月に、小泉内閣の郵政民営化総選挙によって、ようやくわが国の構造改革は大きな一歩を踏み出した。 共に構造改革を目指し、同じく特別会計にメスを入れた二人だが、石井紘基代議士は暗殺され、小泉純一郎は何故成し遂げることが出来たのだろうか。野党議員と与党議員の違いだろうか。それもあるだろうが、手を付ける手順の違いだったのではないかと考える。 経済は「入るを量って出ずるを制する」ものである。石井代議士は出づるを制しようとした。つまり官僚の懐に手を突っ込んだのだ。小泉首相は、経済および会計経理の専門家に作戦を練らせ、官僚に与える資金を絞ったのだ。 「日本が自滅する日」 石井紘基著 (PHP研究所) わが国の構造改革のレールは敷かれた。石井紘基代議士の遺志は正しく引き継がれている。
by antsuan
| 2009-01-08 22:47
| 政治・経済
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Comments(2)
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realutopia at 2009-01-09 10:39
派遣切りが話題ですが、「ADは奴隷」「制作者は使い捨て」という業界を生き抜いてきた私としては複雑な心境です。搾取無き経済発展が実現するといいのですが。
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antsuan at 2009-01-09 11:02
・realutopiaさん、資本主義(自由主義)経済社会では、労働者も独り事業主であって、「雇用」というより「請け負い」という概念を定着させるべきだと思います。そうでないと国際的労働問題が起き、我が国は外国人労働者で溢れてしまうことでしょう。
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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