あんつぁんの風の吹くまま

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漫画のロマン

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            文藝春秋 新年特別号より

 椎名町といえば、漫画家の聖地と呼ばれるトキワ荘のあった街として有名ですが、その椎名町の診療放射線技術学校に通い始めたのは三十歳になってからでした。銀河鉄道999を描いた漫画家の松本零士がここに居たかどうかは分からないのですが、ただ漫画を描くのではなく、夢の世界を描いて、高校生の頃には原稿料を手にしていたというのですから恐れ入ってしまいます。

 彼は少女雑誌の編集長に呼ばれて上京したということですが、ということは、少女漫画もすでに華やかだったということです。そして、彼と同じように十六歳から漫画を描いていた女流漫画家も居たというのですから、まったくもって恐れ入ってしまいます。

 しかし考えてみますと、紫式部の時代からロマンに溢れた物語を創っていた国ですから、漫画家たちには、戦後の何もない時代でも夢を膨らまることの出来る根拠のない自信があったのでしょう。その自信が、わが国の子供たちの希望と自信になり、今日の平和な時代を築き上げて来たのだといえます。

 わが国は、技術力だけでなく「漫画文化」を通して、世界の人々に希望と夢を与えていることに、誇りを持ちたいと思います。
by antsuan | 2008-12-18 23:05 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-19 08:56
椎名町は学生時代、塾の講師で通った懐かしい街です。
Commented by antsuan at 2008-12-19 14:08
・学生運動華やかりし頃でしょうか。
私も地下鉄が延びる前だったので、普通の住宅街のイメージがありましたが、今はどうなっているのでしょう。
Commented by みみずすまし at 2008-12-19 19:10 x
僕が子どもの頃、椎名町に住んでた理由がおわかりいただけたかと(^o^)
Commented by antsuan at 2008-12-19 21:06
・みみずすましさん、大いに納得です。(^o^)/ やっぱり聖地なんですねぇー、神話になりそう。(笑)
源氏物語には、「物語にこそ真実がある」と、光源氏に言わせている箇所があるそうです。漢字から仮名、そしてひらがなから漫画へと物語の文化が途絶えることなく伝承されて来た日本は、桃源郷ともいえる本物の平和な社会なのだと思います。