あんつぁんの風の吹くまま

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医師作成「妊娠の心得」大反響というニュース


 女性産婦人科医師がブログに書いた 『妊娠の心得』が大反響なのだというニュースがありました。こんなことが大反響になるなんて、やっぱり我が国の教育はおかしくなっていると痛感します。しかし、そうも言っていられません。国がこういうことを教えないのには何か魂胆があるに違いないと、疑って掛かることにして、民間からのこういう発言を大いに評価したいと思います。
 
 しかし、やはりあくまで産婦人科医師としての目で見た『妊娠心得』であることを強調しておきたいところもあります。アメリカでは、看護師が患者の容態を診て治療が必要かどうか判断し、医師に指示をするそうです。同様に、出産に関しても、助産師が普通分娩にするか手術を要する分娩にするか判断するのが、一番良い方法だと思います。
 
 もちろん、それだけの判断や処置が出来るのが、助産師であるという意味でもあります。以前にも書きましたが、看護師や助産師は、医師と同等かそれ以上の、患者さんや妊産婦の立場に立った職務であると考えるからです。


2008年11月24日 19時22分
「出産は死の危険さえあります」 医師作成「妊娠の心得」大反響
                        Jcastニュース
「妊娠の心得11か条」を書いた宋美玄さん
産婦人科医がブログに書いた「妊娠の心得11か条」が、ネット上で大反響を呼んでいる。背景には、「飛び込み出産」の例のように、リスクに無知な人が増えていることがあるらしい。どうしてこんなことになったのか。

安全・安心が当たり前と思っている人が増えている「セックスをしたら妊娠します」
「神様から授かったら、それがどんな赤ちゃんでも、あなたの赤ちゃんです」
こんな当たり前とも思える「妊娠の心得」。それを「11か条」にまとめたのが、岡山県の川崎医科大学附属病院で産婦人科医長をしている宋美玄さん(32)だ。宋さんがこの11か条を、自らのブログ「LUPOの地球ぶらぶら紀行」 に書き、医療介護CBニュースが2008年11月17日付記事で伝えると、たちまちネット上で話題が沸騰した。

「これ読むとセックスが軽々しくなったと感じざるを得ない」
「医師不足は確かに深刻だが、現代医療を過信するなということ」
はてなでは、500件以上ものブックマークが付き、こんなコメントが寄せられる人気のエントリーとなっている。宋さんも、ブログの18日付日記で「思った以上に反響が大きくちょっとビビッています」と明かしている。

宋さんは11か条で、常に妊娠の可能性を考え、出産では死の危険も覚悟しなければならないと強調。生まれる子どもについても、流産したり、脳性まひになったりする可能性を知っておくべきだとする。そして、かかりつけ医を持ち、妊婦検診を受け、タバコ・酒、ダイエットを避けて、医師不足の中で出産する病院を確保する必要性を説いている。

当然知っているべきこうした「心得」が、なぜ知られていないのか。

まず考えられるのが医療の進歩だ。ピルなどの避妊手段が普及し、出産で命を落とすケースもかなり減っている。そして、こうした医療を過信して、妊娠・出産期間を通じて、安全・安心が当たり前と思っている人が増えていることがある。

高齢出産によるリスクも増えている
医療過信の典型的な例が、「飛び込み出産」だ。

奈良県で2007年8月29日、救急車で搬送中の妊婦(38)が16回も病院に受け入れ拒否されて死産したケースは、妊娠7か月にもかかわらず、かかりつけ医がいなかった。

「飛び込み出産ですと、HIVにかかっているのか、赤ちゃんが逆子なのかという情報がなく、病院側も不安になって尻ごみしてしまいます。そうして、妊婦の方も、結果的に不利益を被ります」と宋さん。「マスコミの論調は、どんな妊婦でも命を救って当然というものです。妊婦が無責任なケースでも、救えなければ医療側が責められるというのはどうかと思いますね」

都内では、脳内出血の妊婦(36)がたらい回しにされ死亡した事故が08年10月22日に発覚した。このケースはかかりつけ医がいた。しかし、宋さんは、病院が受け入れても助かったか分からない危険な状態であったのにもかかわらず、ニュースが搬送を断ったことだけを強調していると感じた。そこで、妊娠リスクの存在を知ってほしいと思い、「妊娠の心得11か条」を書いたという。

とくに、晩婚化が進んでいる中では、高齢出産によるリスクも増えていると宋さんは指摘する。「なおさら、合併症の発症などリスクの高さに気をつけないといけません」

ただ、はてななどの書き込みの一部では、リスク強調は不安を与えるだけ、ますます子どもが生みたくなくなるといった声も出ている。

これに対し、宋さんは、「患者と医者は、立場が違うので溝があるのは当然です。だから、私たちが毎日の医療で安全に力を入れていることも知ってもらい、その溝を埋める架け橋になりたい。11か条は、そのためにまとめました」と話している。
by antsuan | 2008-11-24 21:05 | 文学・教育・科学・医療 | Trackback(1) | Comments(10)
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Tracked from 二条河原落書 at 2008-11-29 12:25
タイトル : 産婦人科の医師が書いた『妊娠の心得11か条』  
自分の記事に自分でTBです >^_^< 「あんつぁん」さんのブログで、この記事↓のことを知りました。 ◇妊娠の心得11か条(200/10/23)  〔blog「LUPOの地球ぶらぶら紀行~地球をこよなく愛する産婦人科女医の多少マニアックな旅行記です」〕1.セックスをしたら妊娠します。 2.「この男の子供を産むためなら死んでもいい!」と思うような男の子供しか妊娠してはいけません。 3.妊娠しただけでは喜ばない。安易に他人に言わない。 4.神様から授かったら、それがどんな赤ちゃんでも、...... more
Commented by Emitan at 2008-11-24 21:49 x
女性の社会進出で男女の地位が逆転し、仕事し飽きてからの、遊び飽きてからの結婚適齢期をとっくに外れてからの、妊娠。ダウン症の危険もはらんでそして直ぐに訴訟。此れでは医者も逃げたくなりそう!
Commented by HOOP at 2008-11-24 22:30
助産婦さんも、今は助産師さんですね。
実態はそれほど男性が進出しているとは思えませんが。
Commented by narumimizu at 2008-11-24 23:03
週刊誌を見るたびに、女ってなんでこんなに簡単に脱ぐんだろ?と思う僕です。
まあ、「脱ぐ」と「する」はイコールではないにしても、なんか抵抗のある僕です。
いや、嬉しいんですけどね、でも、いかんだろ?みたいな。
うちは年頃のお嬢様二人抱えてますんで、、、実は、けっこう心配してるんです。
妊娠の心得、ちゃんとあるかなぁ。。。

下の記事に「いまじゃなくて昔の写真じゃない」ってコメしたかったんですが、あまりにKYなので控えました(笑)
Commented by antsuan at 2008-11-24 23:57
・Emitanさん、この女医さんが書いているように、患者と医者では立場が違うので、患者さんや妊産婦が医者に頼りすぎるのは問題あり過ぎると思います。結婚適齢期って、気にしすぎるのもかえって自信を無くす要因のような気もします。

Commented by antsuan at 2008-11-24 23:58
・HOOPさん、実態はというと、男性の助産師はいないのです。おかしいとは思いませんか。それで、男の産婦人科医には分娩を手伝ってもらうことを期待するなんて。
Commented by antsuan at 2008-11-24 23:58
・ナルミミズさん、
男のほうの、たぶらかし方がうまくなったんじゃないですか? それとも脱ぐしか能のない女が増えたのか。後者のほうだったら、ナルミミズさんはぜんぜん心配いりませんよね。

下の記事、絶対そういう感じがするでしょう。(笑) 古くから変わらないものがあるっていいもんですよ。
Commented by anthonberg at 2008-11-27 03:37
そんな記事が話題になっているとは知りませんでした。いやー、どっちの立場でもわかるような話ですね。
しかし神様は私の味方をしていないのか、うちには子供がやって来ませんね。(T_T)
しかも高齢出産になると自分も気をつけないといけないですし、リスク多過ぎ。でもそういう事って誰かに強く言われないとわからない人達って多いのでしょうか?うーん…。
Commented by antsuan at 2008-11-27 17:54
・anthonbergさん、最近の日本人は健康のことでも医者を当てにし過ぎます。
やっぱり自然食品ですよ。インスタントラーメンは良くない。(笑)

Commented by rabbitfootmh at 2008-11-29 12:36
TBさせていただきました。
麻生首相の「失言」で、「不摂生な人が病気になると誤解を与えた」という新聞記事を読んで「はあ?(苦笑)」と思いましたが、妊娠・出産だけは、自分の意志と注意だけではどうにもならない部分が多いので、産婦人科の先生とは、良い関係を保って、いろんなことを相談できるのが理想ですね。
女性としては、妊娠中はともかく、出産に関しては、やっぱり女性の医師・助産婦さんにお願いしたいです。自分の時は、「仕方ないよね」とあきらめの境地で、わざわざ「女医さん」を探すことも考えつきませんでしたが。
Commented by antsuan at 2008-11-29 12:50
・rabbitfootmhさん、女性ってすくに諦められるから素晴らしい。(笑)
妊婦さんと良い関係の出来る、立派な助産師さんがいる社会になると良いなぁと思います。
トラックバック有り難う御座います。