あんつぁんの風の吹くまま

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変わるアメリカ

 これは、henry66さんの「青い蝉」From the Battleground Statesへのトラックバックです。


 来月になると、注目のアメリカ大統領選挙がある。流れは明らかにオバマ候補にあるが、楽観は禁物のようだ。

 西部劇を見なくなって何年になるだろう。バート・ランカスターの「OK牧場の決闘」、グレゴリー・ペックの「大いなる西部」、ポール・ニューマンの「明日に向かって撃て」、子供時代の私の男心を騒ぎ立ててくれたのは、日本の時代劇ではなく、殆どがアメリカの西部劇だった。

 ところが、そこに黒人の姿はなかった。そのことに気付いたのはいつ頃のことか分からない。ただ、「駅馬車」を撮ったジョン・フォード監督が、後年、アメリカ原住民を気づかって、西部劇ではインディアン(アメリカ原住民)がやられるシーンを撮らなかったと聞いた。もちろん、そんな解説をしてくれるのは淀川長治しかいない。多分、その頃から、映像に写されないものを見る眼を、持つ事が出来たのだと思う。

 アメリカの恥部、それはケネディ大統領暗殺にも現れている。日米衛星中継の最初の報道がこの事件だったことは未だに忘れられない。なぜ、その真相が解明されないかを探って行けばいくほど、人種差別と偏見がものすごく、南部は殆ど無法地帯だということが、戦慄を覚えるほどに感じてくる。
 
 しかし、アメリカは変わらなくてはならない。そのことに、ようやくアメリカ国民が気がつき始めた。アメリカは異国の人民をどれだけ殺してきただろうか。国内で許されてきただけ、殺しまくってきたのだ。そのことを教えてくれたのがウサーマ・ビン=ラーディンである。テキサスのブッシュが墓穴を掘ったのだ。

 本当は、いままでアメリカを支えてきた人々というのは、堪え難きを堪え、忍び難きを忍んでいた、差別を受けて蔑視されてきた人々なのだ。それが、今度の選挙で報われる事を祈るばかりである。
by antsuan | 2008-10-30 15:04 | 政治・経済 | Comments(6)
Commented by ナルミミズ at 2008-10-30 18:47 x
こういう話を聞くと、あんつぁんとは世代がちょっと違うんだなぁと思います。
僕は西部劇と言えばララミー牧場しか覚えてません。
言われてみれば、黒人は出ていなかったかなぁ?
というか、ララミー牧場の舞台はどこだったんでしょう。
調べればわかるだろうけど、遠い記憶の中のそれと、新たな知識がどういうふうにぶつかりあうかなぁ。

話がちょっとずれますけど、「ちびっこギャング」ってありませんでした?
あの番組には黒人も出ていたような気がします。

同じ時代の、同じ国のテレビ番組でも、いろいろな裏話があるのでしょうね。
そういうのを調べてみるのも、自分の人生の役に立つだろうなとは思います。
差別ってなんだろう?
どう対処すればいいのだろう?
そして、自分は誰を差別してるだろう?
みたいなこと。
Commented by antsuan at 2008-10-30 20:32
・ナルミミズさん、さきの後悔日記には、世代の違いをハッキリさせるために曲のことを書いたのです。だから、二つの歌には余り意味がありません。

「ちびっこギャング」、確かに黒人が出ていましたね。これも立派な差別ですよね。 アメリカ映画ではギャングが乗っているクルマはベンツと決まっていたし。

外国のことは本当はほとんど知らないと云うことでしょうね。そのことをしっかりと意識しなければならないと思うのですよ。

あと、日本の場合は祖先を見る目。歴史を否定された我が国では、祖先に対して物凄い差別があると感じています。これも見直して行きたいなぁと、感じています。
Commented by sweetmitsuki at 2008-10-31 06:28
ペリーが日本に来た時、アメリカは南北戦争の火種を抱えていて、幕府の要人がその事をオランダから聞いて知っていれば不平等条約を結ばされる事もなくその後の日本はかなり違っていたと思います。
日本はもっとアメリカの動きに注目すべきですね。
Commented by antsuan at 2008-10-31 06:31
・mitsukiさん、 でも、ペリーが来ることを知っていただけでも凄いと思いますよ。アヘン戦争のことも情報が入っているし。今と同じで、政権者が決断出来なかっただけだと思います。
Commented by yukiwaa at 2008-10-31 16:12
私と1歳違いのあんつぁん、見ている西部劇も洋画の殆ども同じですね。姉が洋画が好きで9歳の頃より映画観につれていかれ、淀川さん、小森のおばちゃまの大ファンでしたよ。
「洋画」という本もありましたね。

アメリカの恥部を見たのは随分たってからですね、何時も強い、大きなアメリカを誇示していたい。ベトナム戦争で負けて、ヒッピー達が出て、マリファナが横行し、アメリカの恥部が出ました。
今や「資本主義のユキズマリ」が露呈されました。人類は英知をだしてこの危機を乗り越えられるのでしょうか?


差別と偏見と戦う時、真のアメリカが評価されるのではないでしょうか。
アメリカが健全な国になる事を祈っています。
Commented by antsuan at 2008-10-31 18:09
・yukiwaaさん、アメリカは大き過ぎます。南北戦争の時、二つに分かれても良かったような気がします。人のふり見て・・で、日本もしっかりしないと同じ目に遭いそうですね。