あんつぁんの風の吹くまま

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「しおかぜ」よ、有り難う


 中古で購入したヨットに、「しおかぜ」と云うありふれた名前を付けたのは約七年前のことです。フランスのグループフィノが設計したニュージャパンヨット製のこのヨットは、発売されて雑誌「舵」に掲載された時から私の心を捕らえつづけていたのでした。
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 その同型艇が三浦半島の油壷で売りに出されていることを知った時、雨がジャンジャン降る中をテンダーで漕いで見に行き、すぐに購入を決めました。

 前の持ち主が丁寧に乗っていたお蔭で、嵐で流され海岸に打ち上げられても、マストもキールもびくともせず再び海に浮かべることが出来、三人の子供たちとほぼ毎月一回は、湘南の潮風を満喫し、私の憩いの場となっていたのです。

 今年の三月にはいって、レースに出る予定もあったのでメインセールを新調し、その他細かいところも整備していたところ、すぐ近くの鐙摺港内にあるヨットの共同オーナーになれる話が持ち込まれました。葉山に住んで五十年、この鐙摺港にヨットを持つことが私の夢だったのです。しかし、この愛着のある「しおかぜ」をどうするか迷いました。私流に改造してあるので、海を知らない人が乗るには少々危険です。また、この「しおかぜ」が好きだからこそ、誰にも乗せたくない気持ちもあります。
 
 共同オーナーになる話が具体化してきた時、この「しおかぜ」を整備している会社の人の「未だ未だあの船は十分高く売れますよ、良い船ですから」という言葉で、あの船を買って喜んでくれる人に売ろうと決心し、業者に話をしたらとんとん拍子に交渉がまとまり、「しおかぜ」は横浜の方に貰われて行くことになりました。
 
 昨日はその「しおかぜ」にお別れするために、子供たちと記念写真を撮ってきたところです。「しおかぜ」よ、有り難う。

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by antsuan | 2008-06-16 06:34 | 自然・ブルーウォーター・競技 | Trackback | Comments(6)
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Commented by さかぴ at 2008-06-16 07:36 x
あぶずる新港なら台風もあんしん 出入港も楽だしよかったですね 四月についでながら鴫原さんの墓参りしました。葉山の海は最高だね
Commented by antsuan at 2008-06-16 09:17
・さかぴさん、私も一月に行ってきました。
今度の船は新港の方ではなく、旧港の方なので、乗り降りも入出港もちょっとテクニックがいるようです。新港の方では死亡事故が有ったそうですね。
葉山にこだわって好かったと思います。
Commented by syenronbenkei at 2008-06-16 12:38 x
一番上の息子さん?
急に老け込んで髪も真っ白になって、あんつぁんよりも年上みたいに。
なにか心労が重なったですか?

愛着っていうんでしょうか。
「しおかぜ」の「しお」は、きっと手塩の「しお」なんでしょうね。
あんつぁんの手垢にまみれたしおかぜが、次のオーナーさんの所でも塩漬けになりますように。

それにしても、あんつぁんの優しさと才能、フルスロートルでつな。
ツッ!
Commented by antsuan at 2008-06-16 13:41
・ありゃ! いつの間に浦島太郎に・・? (笑)
セイロンベンケイさん、ヨットはのたりのたりと動くところが好いんですよ。今度は風が吹いたら避けられる港が有るから安心です。

ところで、ママさん、またお店に時々顔を出してくれそうですよ。(#^o^#)
Commented by molamola-manbow at 2008-06-16 15:53
海で、港で偶然出逢ったりすると、舷側なでて「元気だった~」などと、それもいいものだそうです。
Kennosuke Cupいい思い出になりそうですね。
新艇の姿、楽しみにしてな~す!
Commented by antsuan at 2008-06-16 21:07
・そうですね。元気でまた出合えると良いですね。
マンボーさん、ケンノスケカップ本当に好い思い出になりました。