あんつぁんの風の吹くまま

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これぞ、モラルハザード!

 日銀は本当に必要性があるのだろうか。石油にとどまらず資源価格の高騰が顕著になってきたこの頃なのだが、金融バブルの焼け跡を観ていると、金融の本質を、もう一度原点に戻って考えてみてみることも必要ではないかと思うのだ。イラク戦争の失敗にみられるように、ネオコンが推進していた市場原理主義が誤りだったことは明らかだ。しかしだからと云って、統制経済が必要かと云えば、それも時代遅れでしかないと言い切っていいと思う。

 現在、金融の舵取り役を日本では日本銀行に任せている。しかし、あくまで舵取り役であって、日本と云う船の船長ではないのだ。ところが、その軌跡を見てみるとなんら舵を取っていないことが分かる。ここでその大罪を挙げてみたい。

 まず、バブル発生の責任
  プラザ合意に基づき前川リポートをつくり、内需拡大のためと称して、各民間銀行に半強制的な融資枠を設定し、それを消化するよう強要したことによってバブルを発生させた罪。

 つぎに、ペイオフ、不良債権処理の責任
  バブルを発生させたのは明らかに日銀であり、それによる不良債権の大量発生は民間銀行の怠慢ではない。したがって不良債権処理の為に民間銀行を倒産させるは誤りであり、日銀が民間銀行の不良債権を買い取れば済むことであった。

 最後に、自己資本管理の責任
  民間銀行に企業倫理の徹底や自己資本比率を高めるように強要しているにも係わらず、その範を垂れるべき総裁ともあろう者が株や債券の運用をやり、また、絶対に自分の銀行の金庫に保管しておかねばならない、「金塊」や「米国債券」などを保持していない、本来の意味のモラルハザード(経営や資産運用等における自己規律の喪失)の発生。

 私は、最後の一項目だけをもってしても日銀の存在する必要性は無いと考える。誰か、昔の渋沢栄一のような立派な経済人が現われて、新たな金融市場を創ってくれないかと夢を見るこの頃である。





[定義] 金融においてモラルハザードとは、特融や預金保険といったセーフティネットの存在により、金融機関の経営者、株主や預金者等が、経営や資産運用等における自己規律を失うことをいいます。例えば、金融機関経営上のモラルハザードとしては、公的資金による救済をあてにして、経営陣や株主が「最終的には金融当局が救済してくれるだろう」と考え、信用供与や資産の運用方法に慎重さを欠いた経営を行うといったことが考えられます。
はてなダイアリーより
by antsuan | 2008-06-14 12:55 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)
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Commented by saheizi-inokori at 2008-06-14 18:43
リストラされた個人が食って行けなくなったら自己責任。
銀行だと税金で救ってやる。
なんとなく割り切れないですね。
Commented by antsuan at 2008-06-14 19:16
・日銀が率先してモラルハザードを起こしてしまってはどうしようもありません。率先して腹を切らねば経済は腐って分けの分からないファンドの餌食になるだけでしょう。