あんつぁんの風の吹くまま

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「空海の風景」の疑問が解けた

今、読んでいる本
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 どうも、この頃のPHP研究所の出版物はは過激な題をつけたがるところが気にかかるのだが、見方を変えれば端的で分かり易いと言ったほうがいいのかも知れない。この本『日本と中国は理解しあえない』は、昭和五年生まれの後期高齢者に該当する日下公人と、昭和三十七年生まれのチャイナ人石平との対談集だ。二人とも日本の理性的右翼である。副題に書いてある「付き合わないときが、お互い一番幸せだった!」という言葉は真実だろう。「政治の国」チャイナと「文化の国」日本とでは国家概念が全く違うことを、日本人は理解しないといけない。
 
 昔から凄い理想を持ちながらなかなか実現出来ない国、それがチャイナなのだと、石平は言う。ここの文章を読んで、「空海の風景」を思い出した。何で空海はさっさと日本に帰ってきたのか。あの本を読んで解けない謎がこれで分かった。空海は、仏教の理想を実現出来るのは日本しかないと直ぐに看破したに違いない。

 未だ読みかけなのだが、今のチャイナの現代語は殆どが日本語なのだそうだ。「人民」「共和国」「共産党」「演説」等々、昔チャイナには「演説」は無かった。演説する必要はない「命令」だけだったから。明治時代の日本人が勉強して外国語を漢字に翻訳してくれたお陰で、チャイナでは理論的に共産主義を学ぶことが出来たと云う訳だ。
by antsuan | 2008-06-03 15:53 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(6)
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Commented at 2008-06-03 16:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by antsuan at 2008-06-03 16:36
・鍵コメさん、早速寄ってみました。
しかし、これだとブログで満足してしまって実際に立ち寄ってくれないかも知れません。それでいいのかしら。
Commented at 2008-06-04 10:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sweetmitsuki at 2008-06-05 06:55
西欧社会とは生活習慣も宗教も違い、何より距離的に遠いので、理解し合うのは困難を伴う。という身構えがあると思うのですが、中国は海のすぐ向こうで古くから交流があり宗教も大して違わないという油断から、大した努力をしないで理解しあえるという幻想をもたらしているのかも知れません。
実際中国人の友人と話しているとその事に気付かされます。
「理会しあえない」の前に「簡単には」と入れていればそれほど過激な題でもないのではないでしょうか。
Commented by antsuan at 2008-06-05 10:55
・鍵コメさん、「げんべい」のビーチサンダルは今やセブンイレブンでも売っているブランドになりました。ちょっとしたことに拘りを持つ何かがあれば、地の利は余り関係ないような気もします。
結構そちらの特技を活かせると思いますよ。頑張って下さい。

Commented by antsuan at 2008-06-05 10:57
・チャイナでは権力=権威なのです。mitsukiさん、どうやら政治があって宗教がないと云ったほうが正しいようです。それが分かれば多神教の日本人は理解出来るでしょうが、歴史を抹殺してしまった無神教のチャイナの人々にはまず無理なのではないでしょうか。