あんつぁんの風の吹くまま

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資本主義は二つある


 ベルリンの壁の崩壊後、西側は自己規律を失い金儲けに対する抑制を捨てて、果てしない自由の拡大を目差し暴走し始めた。アメリカの市場原理主義はその結果生まれたものであり、サブプライムローンは一種の金融詐欺であって、規制のない垂れ流しファンドが資本主義思想をも破壊しようとしている。

 しかし、資本主義には二種類あることを認識しておく必要がありそうだ。一つは、英国や米国のような「金融」を主とする資本主義であり、もう一つは、ドイツ、スイス、オランダ、北欧、そして我が国に顕著に見られる「産業」を主とする資本主義である。

 前者のネオアメリカ型資本主義は、株主優先で企業買収になんの抵抗も持たない。後者のライン型資本主義は、資金の調達は資本市場から直接調達するのではなく、銀行の融資を基本とするので株主優先にはならず、利害に係わる関係者の共同体意識が非常に強い。小泉政権以来、日本人はネオアメリカ型の「金融資本主義」の波をもろに被ってきているけれども、日本が成功してきた資本主義は「産業資本主義」であることを今一度再認識する必要がある。

 世界はいま曲がり角に来ている。米国と日本が経済的にも同盟していたのは、もはや過去のことになりつつある。米国は、資本主義思想そのものを脅かしている、金融資本主義を守るために、こともあろうに新たなる「独裁」資本主義のチャイナと手を結び始めた。しかも驚くことに、日銀が保有している推定八千六百トンの金塊も、財務省保有の推定八千億ドルの米国債の証券も、現物は日本に無いのである。

 米国は外国資産を凍結し没収した前科がある。我が国政府がその資産を引き出す自由は無いと覚悟しておいたほうがいいだろう。以前に、日本は米国の満州国だと述べたが、このことからも明らかに日本は米国の植民地に他ならないのだ。しかし、だからといって産業型資本主義を捨てるべきではないし、米国を捨ててチャイナになびくべきでもない。静かに自主独立の道を歩むべきであろう。
by antsuan | 2008-04-09 18:38 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)
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Commented by Count_Basie_Band at 2008-04-12 14:58
コネズミだかコイズミだかがまたチョロチョロ。

オイ、「猫いらず」もってきな!
Commented by antsuan at 2008-04-13 11:05
・シェーン、椿三十郎みたいな流れ者に、腐った政治家の掃除をしてもらわなければ、世の中変わらないと思うのです。憲法改正が出来るのはいまのところ小泉さんしかいないのではないでしょうか。これをやらないことには自主独立は無理です。
マケインが大統領になっても、オバマ氏がなっても、米国とうまくやれるのは彼だけです。そこで大連立を組んで憲法改正をし首相公選制にすれば、日本は再生出来るでしょう。