あんつぁんの風の吹くまま

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戦争の陰が忍び寄って来ている



 米国経済の落ち込みは少しずつ深刻さを増してきています。もはや自由主義経済といって放置出来ないほど、金融バブルが弾けて信用不安の連鎖が起きつつあります。その酷さは日本の不動産バブルを遥かに越え、アメリカの大銀行がなりふりかわまぬ資金支援をチャイナやアラブの資本家に依頼するところまで来ています。

 残念ながら、アメリカ経済において、戦争は景気回復の材料によく使われます。イラク国内の政情は落ち着いて来ているといいますが、それは戦争があちこちに拡散しているからで、事実、トルコとイラクの国境ではクルド人の独立紛争が起き、パキスタンでもブット元首相が暗殺され、政情はますます不安定になってきています。このことから、戦争の拡大する兆しがますます濃くなっているのが、世界経済から見た社会情勢といえましょう。

 中東だけで戦火が拡大しているうちは日本は漁夫の利にあやかる事が出来ますが、逆に朝鮮半島や台湾で軍事衝突が起きると厄介です。もし、チャイナと米国が密約を交わして、チャイナが台湾に侵攻するのを黙認する代わりに、米国が北朝鮮に侵攻するのを黙認するとしたら、日本はどうすべきなのでしょうか。

 歴史に「もしも」はありませんが、国際関係の将来については「もしも」を想定していないと、日本という国も消滅してしまう事でしょう。もし、台湾と朝鮮半島を軍事大国の好きなようにされてしまったら、次に狙われるのが日本なのは間違いないからです。まさに、時代は百五十年前に戻りつつあります。
by antsuan | 2008-01-12 18:00 | 政治・経済 | Comments(2)
Commented by chiyoko1960 at 2008-01-13 10:15
勉強になりました。戦争よりインフルエンザの方がいい。
Commented by antsuan at 2008-01-15 10:29
・chiyoko1960さん、最近の戦争は貧困のためではなく、内政の失敗を誤魔化す指導者の無能が原因なので困ったものです。