あんつぁんの風の吹くまま

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「しらね」なんか知らネ

 停泊中の軍艦「しらね」から火が出て、自衛隊員による自力消火に失敗し、八時間後にようやく消し止めた。という、記事が載っていた。

 なんと云う情け無さ。消火活動と言うのは自衛隊のイロハなはず。もう四十年ぐらい前の事になりますが、私が入隊したときも、教育隊で必ず消火訓練をやらされました。

 しかも、「しらね」という軍艦は艦隊の旗艦、昔の帝国海軍で云えば、戦艦「長門」とか、戦艦「大和」に匹敵する、日本の誇れる主力の軍艦なのであります。そこに八十人もの乗組員がいて、その軍艦の戦闘指揮所、つまり司令室から出火した火を自力で消火出来なかったなんて、あってはならないことです。例えていうならば、消防署の救急司令室が燃えて、消防隊員が消せなかったのと同じような大失態なのです。
 
 私が自衛隊にいた頃に教官からは、「太平洋戦争で、海軍がしっかりと消火訓練を徹底してやっていれば、戦闘でやられた軍艦の半分は沈没することなく、多くの水兵の命を救うことが出来たのに、それを怠ったことも敗因の一つだ。あのミッドウェー海戦で、航行不能になった空母「赤城」をわざわざ沈めることは無かった。」と、いう話を幾度となく聞かされました。

 平時において、しかも泊まっている軍艦の消火すら自力で出来ないのならば、戦闘中に被弾し火災が起きたら一巻の終わりです。きっと乗組員の誰一人として、命懸けで消火しようとしたものはいなかったのでしょう。世も末だ。

海上自衛隊の護衛艦「しらね」から出火 隊員4人を搬送
2007年12月15日10時34分

 神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地に停泊していた護衛艦「しらね」から14日午後10時20分ごろ出火し、戦闘指揮室付近の約100平方メートルが焼けた。消火活動にあたった同基地の海士長の男性(20)ら4人の隊員が一酸化炭素中毒や軽い気道熱傷などでそれぞれ市内の病院に運ばれた。

 防衛省海上幕僚監部と横須賀市消防局によると、艦内は狭く煙が充満しているため消火活動に時間がかかり、8時間後の翌15日午前6時20分ごろにようやく火を消し止めた。市消防局のポンプ車など十数台が出動したほか、海自もタグボート3隻が出て消火活動に当たった。今後、消防局と自衛隊、県警で現場検証を行う予定。

 「しらね」は基準排水量5200トン、長さ159メートル、幅17.5

by antsuan | 2007-12-18 23:57 | 自然・ブルーウォーター・競技 | Comments(4)
Commented by hisako-baaba at 2007-12-19 16:58
なんか背筋が寒くなりますね。大丈夫なんでしょうかそんな有様で。
Commented by gabefunyaa at 2007-12-19 17:20
こんな自衛隊はいりません。

正直なところ、自衛隊に「でも」行くか、というモノが結構いるのが原因のような気もします。入隊するならそれ相応の自覚が必要ですよね。
Commented by antsuan at 2007-12-19 18:11
・hisako-baabaさん、戦闘に想定外の出来事は付きものというか当たり前の事です。そういう危機管理も出来ていないような自衛隊ならば無い方がマシかも知れません。かえって危なくてしようがない。

Commented by antsuan at 2007-12-19 18:11
・gabefunyaaさん、こんな基本的で一般的な防衛も出来ない軍隊が、インド洋で国際貢献して来ましたなんて言われても、ちゃんちゃらおかしくて、それこそ世界の笑いものです。
我が国の漁船がだ捕されても知らんぷりだし、外務省も防衛省も存在価値ゼロですね。こういう情報に無関心でいたら大変な事になります。