あんつぁんの風の吹くまま

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アメリカ経済が破綻するかも知れない


 米国経済は何十年にも渡って財政赤字と貿易赤字を垂れ流し続けてきた結果、ドル紙幣をいっぱい刷り続けていて、まるでゴミクズがあふれるごとくお金が有り余ってきています。このいわゆる余剰資金が機関投資家によって運用されて株価が値上がりしたり、詐欺まがいのいかがわしいファンドが買われて、バブルになっていました。で、今そのアメリカのバブルが弾けつつあります。

 本来ならば、日本の土地バブルが弾けた時に云われたように、大手銀行や大企業といえども市場原理に添って淘汰されるべきなのです。しかしながら、かつて日本の経済政策を非難していた米国政府が、こともあろうに自国の銀行救済に積極的に乗り出して、またもや輪転機をフル回転させてドル紙幣を銀行に供給し続けています。

 すると当然の結果として貨幣価値が下がり、原油や金などの商品がどんどん値上がりする物価高が生じてきます。つまりインフレです。しかし、これだけ紙幣価値がなくなると金利を調整する中央銀行の制御が効かなくなり、ハイパーインフレーションとなって市場経済は崩壊してしまいます。

 今、アメリカ経済はその危機に直面しているといっていいでしょう。もちろんアメリカ経済が破綻すれば、世界に及ぼす影響は計り知れません。しかし、ドルとの変動相場制をとっている日本の円は、経済力が実態に合った本当の実力ですから、政治家が冷徹なかじ取りをすれば、一番被害の少ない国の一つとして生き残る可能性は充分にあります。しかし今のままの米国べったりの政治をしているならば、一蓮托生、円もデノミネーションをせざるを得なくなり、一万円札が一円札に切り替わるのはそんなに先のことではないと思います。
by antsuan | 2007-11-27 18:45 | 政治・経済 | Comments(0)