あんつぁんの風の吹くまま

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チャイナの危機、第二のアヘン戦争

 今の米国とチャイナの関係はアヘン戦争期の大英帝国と清国の関係に似ていると、評論家西尾幹二氏は云う。

 今、黒字を稼ぎまくっている輸出大国のチャイナは、茶の代価として銀がどんどん流入していた時期の清に似ている。大英帝国は銀が足りなくなって代わりにアヘンを用いた。米国はチャイナにアヘンを売っているわけではないが、閉鎖的で貧しかった十三億の民に『近代生活の富の味』を教えた。かくしてチャイナの人々は金持ちになるために無我夢中になっている。

 そうこうしているうちに、アヘンの輸入額が茶の輸出額を越えて茶では払いきれなくなり、国内に貯まっていた銀が、清国から外へどんどん流出して経済危機に陥りアヘン戦争に発展した。今のチャイナに当てはめれば、輸出黒字が無くなり輸入赤字国に転じる日が来ることを意味している。チャイナは既に食糧やエネルギー資源の輸入国に転じている。ここで米国資本の企業が引き上げれば輸出は減り、たちまちにうちに赤字国に転じるだろう。

 この時に、台湾の独立という東洋の「ベルリンの壁」が崩壊し、共産党政権の消滅に発展するのか、解放軍による第二のアヘン戦争に突入するのかは予測がつかない。しかしながら、この第二のアヘン戦争の本当の敵は米国なのだが、地理的な条件から云えば、台湾及び日本が攻撃対象となることは間違いがない。さらに云えば、漁夫の利を得ようと米国がチャイナを唆すことは、我が国民は充分に予想しておかねばならないだろう。
by antsuan | 2007-11-15 19:56 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
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