あんつぁんの風の吹くまま

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空責任の政治家や官僚にこの国を任せて良いのか

 規制緩和、小さな政府、民営化は小泉改革によって日本国内でも成し遂げられたように見えるけれども、実際は財政赤字が解消していないことから分かるように、実現していないばかりか、統制経済体制が強化されつつあることに危惧の念を抱かざるを得ない。

 何故そうなったのか考えてみると、一つはホリエモンや村上ファンドなどのようないびつで部分的な金融自由化による社会的混乱と、政治的にはネオコンと呼ぶ新保守主義が市場原理主義を旗印にして軍拡、覇権主義をあらわにしたせいであろう。

 しかし、それではソビエト連邦の崩壊と、バブル経済崩壊から何も学ばかった事になってしまう。振り返って見てほしい。ソ連の崩壊は社会主義統制経済の破綻によるものである。つまり自由・資本主義の方が正しかったことになるのだが、その資本主義経済も、プラザ合意という統制経済を実行に移してバブルを作り上げ、さらには大蔵省の一課長による総量規制の発表という経済統制によりみごとに破綻した。失われた十年と云う、実際は二十年近いデフレーション状態を引き起こしてしまったのである。

 やはり、統制経済は社会を破滅させるのだ。その事を忘れてはいけない。日本は今なお財政赤字を垂れ流しており輪転機で国債を刷りまくっている。これは新自由主義のせいではない。規制緩和、小さな政府、民営化を怠り、根強い規制により産業構造の変化が立ち後れているからなのだ。

 昭和三十年、四十年代における日本の高度成長は何故もたらされたのか。それは通産省主導であったけれども、新しく石油化学産業や自動車産業が勃興し、引き続き重厚長大の産業から軽薄短小の産業への変革に成功したからなのだ。これはけっして統制経済によるものではなく、外国資本の自由化が進み、国際間の企業の競争という荒波にもまれたからである。

 その事から分かるように、金融自由化によりハゲタカファンドが日本企業を食い荒らすようなことを危惧するよりも、金融自由化の荒波にもまれてこそ日本の産業は成長するはずなのである。しかしながら、ここが重要なポイントなのだが、国民は統制経済の失敗の責任を国家に問うことをせず、もっぱら企業経営者にその責任を押し付けた。これは大きな間違いだ。本来は国家(特に日銀と大蔵省)に責任を負わせるべきだったのだ。それをしなかったがために政治家や官僚の空責任化現象が起き、社会全体、身も心も腐敗してきてしまったのだ。
 
 今一度我々は再認識しなければいけない。統制経済は社会全体人間の身も心も腐敗させてしまうことを。規制緩和、小さな政府、民営化を推し進めなければ、もうじき、空責任の政治家や官僚がこの国を潰してしまうだろう。
by antsuan | 2007-11-08 20:44 | 政治・経済 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 官僚 at 2007-11-18 13:09
タイトル : 官僚 社会 主義
空責任の政治家や官僚にこの国を任せて良いのかソ連の崩壊は社会主義統制経済の破綻によるものである。つまり自由・資本主義の方が正しかったことになるのだが、その資本主義経済も、プラザ合意という統制経済を実行に移してバブルを作り上げ、さらには大蔵省の一課長による..... more