あんつぁんの風の吹くまま

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世界情勢をしっかりみておこう

 今、世界の食糧輸出国で異変が起きている。コメや小麦などの食糧を輸出していた国々が、干ばつや環境汚染により、国内需要を優先させるために輸出禁止処置をとり始めているらしい。こういう情報は我が国のマスコミは取り上げていないが、専門誌にはすでに書かれて問題になっていると、評論家の内橋克人氏は述べている。日本の食糧自給率は四十パーセントを割っているので、当然その影響は計り知れない衝撃となるだろう。
 
 さらに追い討ちをかけるように、アメリカのバブル崩壊によって、お金は株式市場から商品市場へと大挙して移動してきている。当然、日本の食料品はどんどん値上げして行くことになる。燃料が倍になり食料品もどんどん値上がりして行くとなると、市民の生活は苦しくなって当たり前だ。

 しかし、それで日本人は餓死するだろうか。そうはならない筈だ。戦後初のデフレーションを経験しても経済力は落ちなかった。それどころか、贅肉をそぎ落としてますます基盤が強化されたぐらいすごい経済力を持っている。

 では他の国はどうだろうか。国内の農地は干ばつや環境汚染で利用出来なくなり、石油や小麦などを買いあさっているチャイナは壊滅的打撃を受けるだろう。インドは大丈夫かも知れないが、タイや韓国は資本がまた逃げ出して金融危機を招く恐れがある。

 そしてアメリカはどうか。海外で戦争などやっていられなくなり、ベトナム戦争後の廃退した社会情勢に戻るに違いない。自信をなくし保護貿易に走り、それがまた世界経済を混乱に陥れることだろう。それを見越してユーロ圏を創ってきたヨーロッパは、結束して危機を乗り越えることが出来る筈だが、アフリカや南米は見捨てられる恐れがある。

 つまり、再び世界大恐慌のきな臭いにおいが漂ってきているのだ。国内政治でごたごたしている場合ではない。日本はアメリカ支配から脱皮して、世界の経済を安定させる本当の平和大国としてのリーダーシップが望まれている。
by antsuan | 2007-11-06 23:21 | 政治・経済 | Comments(0)