あんつぁんの風の吹くまま

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大津裁判に学べ

 法は国家あっての法か。外交上の都合によって解釈運用されてよいのか。ロシアのニコライ皇太子を襲った犯人の大津裁判ではこのことが政府と司法部で激しく争われた。

 ロシアは日本の国内法に文句は言わなかった。これが国際関係というものです。今我が国では、行政が外交を盾に洋上の無料ガソリンスタンドを継続しようとしていますが、危険なやり方といっていいと思います。他国は喜ぶでしょうが信頼関係になんら寄与しません。国際関係の信頼を失うのは、他国の顔色を窺って動いた時に起きるものです。外国に媚を売る政府は世界の笑いものになるだけです。



 福田内閣は法案のごり押しは絶対に出来ません。ひたすら野党の協力を得るしかないのです。これしか道はない。いや、与党は衆議院で三分の二以上の議席があるじゃないかと考える人がいるようですが、それは形だけでしかありません。次期総選挙では全滅すると言われている百余議席の小泉チルドレンを、福田首相(自民党総裁)は掌握していないからです。小泉さんの顔を潰すようなことをやったら、その時点で万事休す、崩壊してしまう運命にあるのです。福田首相にウルトラCがあるとすれば、外交で劇的な事をやらねばならないでしょう。

 確かに、テロ特措法でスッタモンダしているようでは、外交戦略どころではないのですが、崖っぷち内閣の覚悟があれば何でも出来るはずです。さしずめ、北朝鮮問題でコケにされている六ヶ国協議からの離脱などが効果的であると思われます。アメリカとしてはこちらの方が困るので洋上の無料ガソリンスタンドの方は諦めるのではないでしょうか。ただし、福田さんにそのような外交的戦略を企てるような力量があるとは思えませんし、そのようなことを提案する参謀がいるとも思えません。

 結局、小泉さんはいまだに自民党の陰の総裁なのです。アベちゃんはそんなことすら分からなかったようですが、福田さんはそれぐらいのことを変わらないほどのバカではないはずですが、手玉に取られていることに代わりはありません。
by antsuan | 2007-10-18 09:54 | 政治・経済 | Comments(0)