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「戦後レジームからの脱却」  副題 [日本は侵略国だったか]

 「戦後レジーム(体制)からの脱却」という言葉は、戦後六十年以上も経たいまでも八月十五日に追悼式典という敗戦記念式典をしている我が国にとっては、耳を塞いだり目をつぶったりしてはならない、実に重要な課題が含まれていることを、安倍総理は認識していなかったかも知れないが、認めないわけにはいかない。

 『パル判決書と昭和の戦争』という題で、渡部昇一上智大学名誉教授は月刊ボイスに連載で東京裁判を検証している。東京裁判を否定してこそ戦後体制から日本は脱却出来ると考えている私にとってこの連載は興味深い。

 第二次世界大戦では、最初に宣戦布告したのはドイツではなく、ドイツのポーランド進入に対して、英仏両国がドイツへ宣戦布告したのである。従って、ニュルンベルグ裁判でジャクソン主任検事が示した「侵略」の定義によれば、「正当な自衛権の行使、言い換えれば侵略行為に対する抵抗もしくは被侵略国を援助する行為は、侵略戦争を構成しない」のである。大東亜戦争ではソ連もオランダも日本に対して自国側から宣戦布告をしてきている。

 このようなニュルンベルク裁判における侵略の定義を引用して、東京裁判においてパル判事は、東南アジアの植民地は欧米の帝国主義の国から侵略されていたのであり、日本の戦争は侵略戦争ではないという見解を示した。事実、フィリピン、ビルマは大戦中に独立、インドネシアにも独立を保証し、インドについては独立運動を支持している。

 支那大陸においても、共産主義とは一つの国の中で異なるイデオロギー政党が争うようなものではなく、全く外国の進入に匹敵するものであると、パル判事は共産主義の本質を看破している。日本が大陸において目にしたのは、まさにこの共産主義の問題だった。アメリカがそれを理解したのは朝鮮戦争のあとであることは言わずもがなである。

 東京裁判を取り仕切ったマッカーサー元帥が、解任後の米国議会の公聴会で、「あの戦争は日本にとって主に自衛のための戦争だった」と述べたことは驚くにはあたらない。朝鮮戦争を戦って、パル判事の言ったことが正しかったと認めただけのことである。

 テロに対する戦い及びイラク戦争は自衛のための戦争であると言っているオオカミ大統領のおかげで、我が国民は、子豚の安倍首相に愛想を尽かし「戦後レジーム(体制)からの脱却」を心底待ち望んでいるのだと思う。
by antsuan | 2007-09-14 21:58 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
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